すずらんはどんな花?
白く小さくひっそりと咲く花・すずらん。丸みがありフリルのような形をしていて、とても可愛らしいですよね。そんなすずらんの主な花言葉は、「謙虚」「純粋」「再び幸せが訪れる」です。この他にもすずらんには、色別の花言葉がついています。

では、すずらんの花言葉とその由来について詳しく見ていきましょう。

すずらんの花言葉と由来

  1. すずらんの主な花言葉
  2. すずらんの主な花言葉は「謙虚」「純粋」「再び幸せが訪れる」です。

    「謙虚」は、大きな葉に隠れるように咲く奥ゆかしい姿が由来で、「純粋」はイエス・キリストが十字架にかけられたとき、聖母マリアの涙からすずらんが咲いたという神話などが由来になっています。

    「再び幸せが訪れる」は、ヨーロッパで春を告げる花とされ、寒い冬のあとに訪れる春が幸せの象徴と考えられていたことが背景にあります。
  3. すずらんの色別の花言葉
  4. すずらんは色によって異なる花言葉を持ちます。どれも繊細で優しい意味合いを持つ言葉ばかりなので、大切な人に贈るときは、ぜひ花の色と花言葉を照らし合わせて選んでみてくださいね。
    白色 「純粋な愛」「高潔な美徳」「幸福」
    ピンク色 「愛らしい」「可愛らしい」
    青色 「純粋」「意識しない美しさ」
  5. すずらんの怖い花言葉
  6. すずらんには怖い花言葉は存在しません。むしろ「幸福」や「純粋」といった前向きな意味をもつ、優しさにあふれた花です。

    ただし、見た目の可憐さに反して、茎や花、葉に強い毒性があるため、取り扱いには注意が必要です。贈り物として渡す場合には、その点を一言添えると安心です。
すずらんの特徴
  1. すずらんの詳細
  2. 植物名 すずらん
    学名 Convallaria majalis
    科名 キジカクシ科
    属名 スズラン属
    原産地 アジア、ヨーロッパ
    開花時期 5~6月
    すずらんは、春から夏にかけて花を咲かせる多年草です。ただ、流通時期は1月からであるため、冬の間も見ることができます。原産地は、ヨーロッパ、アジアととても広く、日本だと、本州中部以北や北海道に在来種が自生しています。
  3. すずらんという名前の由来は?
  4. すずらんという名前は、鈴のような見た目と、葉がランに似ていることからつけられたといわれています。ランという名前がついていますが、ラン科ではありません。

    すずらんは別名「君影草(キミカゲソウ)」といいます。これは、ひっそりと咲くすずらんの様子が、男性に寄り添う古風な女性像と重なるところからつけられたといわれています。
  5. すずらんの日とは?
  6. すずらんの日とは、毎年5月1日、日頃お世話になっている人にすずらんを贈る、フランス発祥の記念日です。すずらんをもらった人には幸運が訪れると言われていて、恋人に限らず、親しい人や大切な人へ感謝を伝える日とされています。
  7. すすずらんには毒がある?
  8. すずらんには、有毒物質が含まれていて、ときに致死量となるほどの猛毒です。そのため、すずらんを直接触ったあとの手で鼻や口元に触れたり、すずらんを挿していた水を口にしてしまうと、身の危険があるのでで注意が必要です。

    また、すずらんを切った後のハサミで、果物など食べ物を切るのも危険ですので、洗い流すかハサミを使い分けるように気を付けましょう。
すずらんはいつの誕生花?
すずらんは「5月1日」「5月2日」「5月24日」「5月28日」の誕生花とされています。とくに5月に集中しているため、5月生まれの方への誕生日プレゼントにぴったりですね。

ただし、毒性がある花なので、飾る場所や扱い方について一言添えて贈るようにしましょう。
すずらんを贈るなら?
  1. 記念日
  2. すずらんの日である5月1日には、愛する人へすずらんを贈るというフランスの素敵な風習があります。この風習にならい、記念日には日頃の感謝と幸せを願う気持ちを込めて、大切な人へ贈ってみてはいかがでしょうか。
  3. 告白
  4. すずらんには「愛らしい」「幸福」「純粋な愛」といった優しい花言葉があり、恋の始まりを彩る花にぴったりです。直接的な愛の言葉が苦手な人でも、すずらんの花を添えることで、想いが自然に伝わるかもしれません。
まとめ
すずらんは可憐な姿とやさしい花言葉を持つ、美しさと意味を兼ね備えた花です。相手を思いやる気持ちを込めて贈れば、きっと特別な記憶として残ることでしょう。大切な人へ、心を込めたギフトにぜひ活用してみてください。

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