スミレはどんな花?
紫の小さな花を咲かせるスミレ。背が低く、ひっそりと咲く慎ましやかな印象があるお花です。そんあスミレの主な花言葉は、「小さな幸せ」、「誠実」、「謙虚」です。この他にもスミレには、色別の花言葉があります。

では、スミレの花言葉と由来について詳しく見ていきましょう。

スミレの花言葉と由来

  1. スミレの主な花言葉
  2. スミレの主な花言葉は「小さな幸せ」「謙虚」「誠実」です。

    これらの花言葉は、道端や草むらなどでひっそりと咲く控えめな姿に由来しています。派手さはないものの、見る人の心をそっと癒すような奥ゆかしさが感じられますね。
  3. スミレの色別の花言葉
  4. スミレは色によって異なる花言葉を持っています。それぞれの色が持つ意味に注目して、贈る相手やシーンに合ったスミレを選んでみてはいかがでしょうか。
    紫色 「愛」「貞節」
    ピンク色 「愛」「希望」
    白色 「純潔」「無邪気な恋」「あどけない恋」
    青色 「愛情」「用心深さ」
    黄色 「つつましい喜び」「田園の幸福」
  5. スミレの怖い花言葉
  6. 紫のスミレに直接的な怖い花言葉はありません。ただ、スミレは文学や神話の中で「死」や「儚さ」「嫉妬」の象徴として描かれることがあります。

    たとえば、シェイクスピアの『ハムレット』では、死者を悼む場面でスミレが登場します。西洋の物語の影響で、不穏なイメージがつくこともありますが、一般的には前向きな花として愛されています。
スミレの特徴
  1. スミレの詳細
  2. 植物名 スミレ
    学名 Viola mandshurica
    科名 スミレ科
    属名 スミレ科
    原産地 北半球の温帯地域
    開花時期 3~5月
    スミレは、日当たりの良い場所を好む、背の低い紫のお花です。紫色のスミレが有名ですが、白色や黄色のスミレもあり、その種類は500以上あるといわれています。
  3. スミレという名前の由来は?
  4. スミレという名前は、木材に線を引くための道具である墨つぼ(墨入れ)のお尻部分に、形が似ていることからついたといわれています。

    また、スミレは英語で「ヴァイオレット」といいます。これは、ギリシャ神話に出てくるイオという美しい女性の名前が由来だといわれています。イオが訛りヴァイオレットになったそうです。そのイオの物語とは、このようなお話です。

    最高神ゼウスは、妻に隠れてイオと浮気をしました。けれど浮気が妻に見つかり、イオを隠すために、ゼウスはイオを牛に変えました。イオの食事として花を生み出し、与えました。

    このときの花がスミレなのですが、ここからは諸説あり、イオには恋人がいてそれに憤慨したゼウスがイオを殺したと言われていたり、ヘラに見つかり殺され花になった、なんとか生き残り繁栄したなどさまざまです。
スミレはいつの誕生花?
スミレは、色ごとに誕生花としての日が異なります。主に1月から3月に集中しているため、冬から春にかけての誕生日プレゼントに最適です。色の意味を意識して選ぶと、より気持ちのこもった贈り物になるでしょう。
紫色 「1月8日」「1月9日」「2月21日」「2月27日」「3月1日」
ピンク色 「1月6日」
白色 「1月10日」「1月15日」「3月24日」「3月28日」
青色 「3月11日」
黄色 「1月18日」「2月6日」「3月3日」
シロツメクサを贈るなら?
  1. 結婚記念日
  2. 「小さな幸せ」という花言葉は、日々を共に過ごすパートナーにぴったりです。

    紫色やピンク色のスミレは「愛」や「希望」の意味もあるため、これからも一緒に歩みたいという気持ちを込めて贈ってみましょう。
  3. 告白
  4. スミレは「愛」や「純潔」といったピュアな感情を表す花です。

    そのため、告白やプロポーズ、または恋人との記念日に気持ちを改めて伝える贈り物としても適しています。シンプルで控えめな美しさが、誠意と気持ちを自然に伝えてくれるでしょう。
まとめ
スミレは控えめながらも深い意味を持つ花です。色や花言葉を意識して贈れば、相手に特別な想いが届くはずです。日常の小さな幸せを大切にしながら、記念日や告白のシーンなどにスミレを贈り、そっと気持ちを伝えてみてください。

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