独占欲の証…。男性が発する「マーキング行動」6つと対処法
「マーキング行動」というと、散歩中の犬を思い出します。広辞苑第7版によると「動物が尿などで自分のなわばりを示すこと」です。独占欲が強い男性もまた、「マーキング行動」をします。実態を知っておくと、対処法もわかってきます。
2人にしか分からない話題を言う
男性の「マーキング行動」のひとつに、2人にしかわからない話題を言うことがあります。身内にしかわからない話題で、周囲にはなんのことだか伝わりません。男性にとっては、女性とはこれほど親密な関係があるんだそというアピールをしているのです。

また、男性しか知らない女性のちょっとした秘密を、友達グループの中で口にすることもあります。「こう見えて夜中にアニメを見まくっているんだ」「最終回は夜中に号泣してたな」と言ったことを得意げに話します。

女性だけが女子会の集まりに出かけると、わざわざみんなが話している途中に電話してきます。参加しているほかの女子たちに「誰?」と聞かれたり「彼氏なんだね」と思われることが目的です。

お揃いのモノを持つ
女性とお揃いのものをつけたがるのも男性の「マーキング行動」です。Tシャツとジーンズを、男女どちらも着ることができるお店にいって、色までそろえてきます。同じスタイルで、街中を堂々と歩いて、周囲の人にアピールしたいのです。

ペアスタイルの2人を、同じタイミングでSNSに載せるように強制します。また、バッグにつけるキーホルダーや色違いのペンなど、とにかく全て同じにしなければ気が済まないのです。

男性は女性のことを「オレの女」「オレのもの」とアピールしたいだけなのです。アピールすることで、女性に対しても浮気をしないように、プレッシャーをかけています。そこまで「マーキング行動」をして「オレのもの」アピールをしたところで、一体どんな役に立つのか、疑問は残りますね。
キスマークを付ける
男性が女性の肌にキスマークをつける「マーキング行動」は、ちょっと厄介です。男性としては「この女には、キス以上の行為をする相手がいる」アピールとして、わざとキスマークを付けるのです。しかも、首筋やデコルテなど服装によってはすぐにわかってしまう部分です。

女性がもしも人前に出る仕事をしているなら、多少でも影響が出てしまうかもしれません。独占欲が強いだけの男性が行う「マーキング行動」は、ひとりよがりな行動だといえます。それでも、男性は、女性に男の影を匂わせたいのです。

女性が浮気をしないように、自分以外の別の男の元へ行かないように、対策を練っているのです。なんだか、可愛そうなくらいの必死さが見え隠れしています。
人前でスキンシップをする
「マーキング行動」として、男性は人前でも女性とスキンシップをしたがります。女性とラブラブな関係で、仲が一番良いのは自分なのだと、周囲にアピールしたいのです。常に「この女はオレだけのもの」だと言いたいのですね。

具体的には、数人で歩いていても、男性はいつも女性の隣にいます。ふいに、手をつないでいます。

普通に握るのではなくいわゆる「恋人つなぎ」で指と指を絡ませてきます。「オレの女」アピールがエスカレートすると、肩を抱いたり腰を抱き寄せます。

ほろ酔いだと、女性の名前を連呼したり、抱きついたりしています。男性からべたべたする姿を、周りは見せられているのです。ついでに見せられたスマホの待ち受け画面は、ペアスタイルの2人の画像かもしれませんね。
送り迎えをする
男性の「マーキング行動」は、女性が出かける際の送り迎えにも表れています。女性が、男性の知らないグループの飲み会に参加しようものなら、店まで送り届けます。飲み会に参加はしないものの、「オレが彼氏です」としっかりアピールをします。

グループは、二次会に行こうとしても、男性が店まで迎えに来て、女性と一緒に帰ります。男性は、女性が別の男と仲良くすることが許せないのです。別の男のところへ行ってしまうのではないかと、いつも不安がつきまとっているのです。

忙しくてデートができない日が続けば、会社の最寄り駅で待っています。女性の家まで一緒に変えるだけでもデートのつもりです。ただ、女性がずっと自分と付き合ってくれるように、ずっと自分の女でいてくれるように「マーキング行動」は繰り返されます。
女性の友人に会おうとしてくる
女性の友人に会おうとするのも、男性の「マーキング行動」です。女性の友人関係は、全て把握しておきたい男性は、女性の友人に会いたいと思っています。女子会の場所まで女性を送って、「彼氏です」と挨拶しておきたいのでしょうね。

女性にはこういう彼氏がいるのだと、認識して欲しいのですね。女性の友人のグループの中に、男友達がいたら対処が大変です。オレが彼氏ですアピールが止まりません。

その頃には、女性の友人の間では「彼氏がいる」「飲み会に送り迎えする彼氏がいる」「彼氏アピールがすごい彼氏持ちの女」と評判になっているでしょう。男性は、女性の周辺にいるイケメンの男、モテる男にけん制しておきたいのです。
「マーキング行動」をする男性心理
男性が「マーキング行動」をする心理として、女性の周りにいる自分以外の男全てを警戒しています。何としてでも女性を他の男に渡したくはないのです。

女性には、男性と一緒に過ごしていない日でもどんな時でも、自分のことを一番に思っていて欲しいのです。

基本的に、「マーキング行動」をする男性は、優越感に浸っています。こんなに素敵な理想の彼女と付き合えている自分に酔って、すごいんだぞとアピールしたいのですね。

優越感の裏には、いつ浮気されるか、いつ別れを切り出されるか、いつ裏切られるかという不安でいっぱいです。そのため、女性のことを束縛しなければ気が済まないのです。客観的に見ると、かなり独りよがりで勝手な解釈ですね。
男性の「マーキング行動」への対処法
男性の「マーキング行動」に気がついたら、女性は意思表示をはっきりしておきましょう。男性が行動をエスカレートしないように防止策です。まず「ここまでの好意はOK それ以上はダメ」と、境界線をはっきりさせます。

仕事が忙しい時に駅で待ち伏せ早めて欲しい、けれどLINEは二日以上空けないようにする、と具体的にします。男性の不安や誤解を取り除くよう、話をする時間を作ります。大切なのは、女性は男性のことが好きなので付き合っているのです。

「好きだから信じるだから私のことももっと信じて欲しい」と、きちんと伝えましょう。それでも、男性の行動がエスカレートして束縛がひどくなったり、女性を傷つけることがあるなら、第三者を交えて対処すべきです。
まとめ
男性に「マーキング行動」をさせてしまうほど独占欲をそそる女性には、タイプがあります。基本は人気者で誰からも好かれ、恋愛よりも自分のやりたいことを優先させている人です。

穏やかな女性でありながら、どこか放っては置けない雰囲気があります。男性からすると、いつも逃げられているような感覚なので、もう追いかけるしかないのですね。「マーキング行動」は、男性が女性の本音を知り、自分を信じられた時、自然と収まります。

好きという気持ち強すぎるのも、困ってしまいます。