ティントとは?
ティント(リップティント)とは、色付きのいいリップ用メイクアイテムのことです。ティント(tint)とは、英語で「染める」という意味があり、唇に浸透するように色が密着するのが特徴です。

韓国発のリップアイテムが日本での人気に火をつけ、当初は韓国製品が主流でしたが、現在では日本製品のティントもあります。

今回は、そんなティントの特徴やメリット、選ぶコツ、使い方について詳しく紹介していきます。

ティントの特性とは?

  1. 色落ちしにくい
  2. ティントの一番の特徴は、色落ちのしにくさです。つけたあとすぐは落ちやすい状態ではありますが、しっかり乾かすと唇に密着してキレイな色が持続します。食事や歯磨きをしてもすこし色が残るので、リップを塗り直す手間が減ります。
  3. 発色は人それぞれ
  4. ティントは、その時の体温や唇の水分量によって色が変化します。大きな色の変化はありませんが、その時々の色を楽しむことができます。
ティントと口紅・グロスとの違い
  1. 口紅
  2. 口紅とは、こってりとした質感のリップアイテムのことです。リップアイテムとしては一番オーソドックスなタイプで、販売されている色も豊富です。ティントと比べると、すぐに色落ちしたり、落ち方がきれいではなかったりします。
  3. グロス
  4. グロスとは、色をつけるよりも光沢・ツヤ感を出すことを目的としたリップアイテムのことです。ティントと比較すると、色味はあまりないタイプが多く、色味がついていても落ちやすいという特徴があります。
ティントを使うメリット・デメリット
  1. メリット
  2. ティントのメリットは、色持ちの良さです。1度つければとても長い時間色味が持続するため、頻繁に塗り直せないようなパーティーや会食、長時間の外出などに向いています。
  3. デメリット
  4. ティントは色持ちが良い分、付けたての発色はやや濃いめです。また、色素沈着して1回のメイク落としでは落とせないということもあります。また、時間がたってから色がはっきりと出るので、乾くまでは本当の色味を確かめられません。さらに高密着な分、唇が乾燥しやすいという点もデメリットです。
ティントを選ぶときに見るところ

  1. 色味
  2. ティントを選ぶときは、実際に唇にのせた感じを見てから選んでみましょう。つけてから少し時間が経ったくらいの色を見た方が、正確に色を判断できます。
  3. テクスチャー
  4. ティントは約8種類のテクスチャーがあります。それぞれの特徴を見てみましょう。
    ウォータータイプ 水っぽいテクスチャーで、乾くとしっかり密着します。
    パックタイム 塗って乾かすと剥がせるようになるタイプで、剥がすとほどよく色がついてくれます。
    バームタイプ 口紅のようにこってりしたテクスチャーで、塗り心地がしっかりしています。
    オイルタイプ 保湿力とツヤに優れており、乾燥しにくいタイプです。
    マットタイプ ツヤ感がなく、ふわふわ感したテクスチャーをしています。
    ツヤタイプ グロスのようなツヤ感があり、ぷっくりした唇を作ることができます。
    シアータイプ 色味があまりなく、透明感のあるタイプです。
    メタリックタイプ ラメ入りで光沢感が強いタイプで、華やかさを出したいときに適しています。
ティントを上手く塗るコツ
  1. 何も塗っていない唇に塗る
  2. ティントは、何も塗っていない状態の唇に塗りましょう。グロスや保湿リップを塗ったうえからだと、油分が残っていてしっかりと密着してくれません。もし油分が残っているときは、ティッシュオフしてから唇にのせると密着度が上がります。
  3. 上下に塗って乾くまで待つ
  4. ティントは、上唇と下唇のどちらにもしっかりと塗って、こすり合わせずに乾燥させます。唇をこすり合わせて色を広げると密着しにくいため、塗ったら乾くまで待ちましょう。
まとめ
ティントは、色持ちが良く発色も鮮やかなものが多いリップアイテムです。やや乾燥しやすい面はありますが、長時間のお出かけや食事会のときには、塗り直しが少なくて済むので助かります。カラーやテクスチャーもさまざまなタイプが販売されているので、ぜひ自分に合ったティントを見つけてみてください。
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