年賀状とは?
年賀状は、新年のあいさつをするためのはがきのことです。松の内の1月7日までに届くように出せば、年賀状扱いになります

年賀状は新年のあいさつ代わりであるため、明けてすぐに直接会える人には送らなくて良かったり、現代ではLINEやメールで済ませても大丈夫という考えがあります。ただ、年賀状が元旦に届いていたときの嬉しさってありますよね。大事な人にはしっかりと元旦につくように年賀状を送りたいものです。

では、年賀状が元旦に着くためにはいつまでに出せばいいのか、期限を過ぎてしまったときの対応法について詳しく見ていきましょう!

年賀状が元旦に届く投函期限

  1. 投函期限
  2. 確実に元旦に届けられる投函期限は、12月25日の最終集荷時間までです。

    年賀はがきは大量に発行されているため、仕分けるためにはとても時間がかかります。最終集荷時間を確かめて確実に投函するようにしましょう。
  3. 期限を過ぎても届く?
  4. 25日の最終集荷時間を過ぎて12月26日に集荷された場合、宛先が近隣であれば元旦に届く可能性はあります。ただし、保証されるものではありませんし、遠方へのはがきは元旦を過ぎてしまう可能性のほうが高いでしょう。
  5. 期限を過ぎたときの対応法
  6. 25日の最終集荷時間を過ぎたがどうしても元旦に出したいという人は、直接郵便局に持ち込んでみましょう。ポストに入れるよりは早くに仕分けてもらえるでしょう。
  7. 投函が早すぎてもダメ
  8. 年賀状の受付は12月15日からです。それよりも前に出すと年賀と書いてあっても普通郵便扱いになります。そのため、新年を待たずして相手のもとに届いてしまうので、15日を過ぎてから送るようにしましょう。
年賀状を買える場所
  1. 郵便局
  2. 郵便局では、大抵10月末~11月初め頃に年賀状を窓口で販売し始めます。郵便局は土日祝日に営業していないところの方が多いのですが、大きな郵便局であれば365日営業しているところもあります。年末年始まで開いていることもあるので、急なはがきの調達にも対応することが可能です。

    また、時間に余裕があれば郵便局のネットショップでも購入可能です。
  3. スーパーマーケット
  4. 100均ショップや雑誌コーナーが入っているスーパーマーケットであれば、年賀状を売っている可能性があります。近所のスーパーが年賀状を販売しているか確認してみてください。
  5. 文具店・雑貨店
  6. 12月25日頃までであれば、文具店などには多くの年賀状が置いてあります。オシャレなデザインの年賀状がたくさんあるので、デザインにこだわりたい人は文具店を訪れると良いでしょう。 ただし、私製はがきを年賀状として送るときは63円切手を張る必要があるので要注意です。
  7. コンビニエンスストア
  8. コンビニでもオシャレな年賀状を手に入れることができます。24時間営業であることも心強い点ですね。置いてあるのはほとんどが官製はがきなので、別に切手を購入する必要もありません。店頭で年賀状印刷サービスをしているところもあるので、コンビニ内に行けば年賀状の購入から投函まですぐに終わらせることができます。
年賀状を投函する前の確認事項
  1. 投函受付時間の確認
  2. 投函するのが12月15日~12月25日最終集荷時間であるかの確認をしましょう。過ぎていれば直接郵便局に持っていくほうが早く処理されます。
  3. 誤字脱字の確認
  4. 宛名、住所に間違いがないかもう一度確認しましょう。宛名を間違えるのは失礼に当たります。漢字の違いなどにも気を付けましょう。
  5. 投函口の確認
  6. 年賀状を出す時期になると、年賀状専用の投函口を設けるところがあります。普通郵便の投函口に入れても、年賀状が紛れていないか確認されるためお正月に届く可能性は高いです。ただ、正確に送ってもらうためには投函のときに気を付けておいた方が良いでしょう。
書き損じはがきの有効利用法
  1. 新しい年賀はがきと交換する
  2. 郵便局では、書き損じたはがきを新しい年賀はがきに交換することができます。期間は年賀はがきを販売している間、大体11月~1月上旬です。ただし、昨年度以前に発行された古い年賀状は今年度のはがきに交換できません。
  3. 郵便関連のものと交換する
  4. 郵便局で書き損じた年賀はがきと交換してくれるのは、同じ年賀はがきだけではありません。普通切手、レターパック封筒、郵便書簡などと交換することができます。

    これには交換期限が設けられていないので、いつでも交換することが可能です。そのため、年賀はがきの当選番号を確認してから交換することもできます。ちなみに、当選はがきの引き換え期間は7月頃までです。
  5. 寄付する
  6. 書き損じはがきや切手を集めている支援団体に寄付するという方法もあります。書き損じはがきの交換手数料を支援団体が負担し、新しい切手に変えたり換金したりすることでユニセフなどの団体に募金される仕組みです。交換金がどれくらいになるのか明記しているところもあるので、調べてみるのも良いかもしれません。
  7. 金券ショップに売る
  8. 金券ショップに行くと、はがきや切手を買い取ってくれます。価格はショップごとに異なるので確認してから交換すると良いでしょう。書き損じの具合によっては交換ができないものもあります。また、個人情報の取り扱いに気を付けて、宛名や住所を黒で塗りつぶしておくようにしましょう。
書き損じはがきを交換するときの注意点
  1. 手数料がかかる
  2. 郵便局で書き損じ年賀はがきを新しいものに交換するときは、1枚あたり5円の手数料がかかります。このときの支払いは切手でもやり取りが可能です。

    ただ、服喪のため利用できなくなったお年玉付き年賀はがきは、無料で喪中用のはがきや通常切手などに交換することができます。交換期限は、お年玉付き年賀はがきの販売期間終了までです。
  3. 現金との交換はできない
  4. 郵便局で書き損じはがきを交換するときは、現金に交換することはできません。現金に換えたいときは、金券ショップを利用してみてください。相場は額面の6割程度だといわれています。
  5. 交換できないはがきがある
  6. 料額印面(りょうがくいんめん)という郵便料金を示す部分が汚れていると交換の対象外になります。また、はがきが破れていても交換対象外とされることがあるので注意が必要です。郵便局に持って行って確認してもらいましょう。
年賀状のQ&A
  1. 輪ゴムで束ねて投函しても良い?
  2. 一度にたくさんの年賀状を投函するとき、輪ゴムで束ねて投函しても問題はありません。ただし、注意点があります。

    ・年賀状の面と縦の向きを揃えること
    ・年賀状以外のものが紛れていない確認すること
  3. 私製はがきは年賀状になる?
  4. 私製はがきやポストカードも年賀状として出すことはできます。これらを年賀状として送るときの注意点はこちらです。

    ・官製はがきのサイズに合わせる
    ・63円切手を貼る
    ・切手の下に「年賀」と朱書きする
    ・宛名上部に「郵便はがき」もしくは「POST CARD」と記載する
  5. 喪中はがきをくれた相手に年賀状を出せる?
  6. 喪中はがきは、「新年のあいさつを控えさせていただきます」ということを伝えるものです。そのため、年賀状を断るものではないので、喪中の相手に年賀状をだしてもマナー違反にはなりません。しかし、年賀状を受け取ったときの気持ちを考えると送らない方が無難です。
年賀状の返事はいつまでに出すもの?
  1. 返信の期日
  2. 年賀状を送っていない人から年賀状が届いたとき、1月7日までに返事を書くときは年賀状として、1月8日以降に出すのであれば寒中見舞いとして出しましょう。
  3. 返事の内容
  4. 年賀状の返信をするときは、もらった年賀状に書かれていた内容に応えるようなコメントと、年賀状が遅れたお詫びを一言添えると良いでしょう。

    そして、「元旦」「元日」という言葉は1月1日を指す言葉なので使うことはできません。もしお正月の日にちを指す言葉を使いたいときは、「1月吉日」を使いましょう。ちなみに、1月吉日は1月1日にも使うことができます。
まとめ
相手に気持ち良く新年を迎えてもらうために、年賀状を送るときはしっかりと内容と期日を確認しておきましょう。みなさま、よいお年をお迎えください。
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