例えば時候の挨拶には「寒中お見舞い申し上げます」「○○ですがいかが、お過ごしでしょうか。」「○○の候」などがあります。
7月の時候の挨拶には何があるのでしょうか。ということで今回は、7月に使える時候の挨拶を上旬・中旬・下旬、そして漢語調・口語調に分けて見ていきましょう。
目次 [非表示]
- 時候の挨拶は必ず必要?
- メールやLINEでは省略できる?
- 時候の挨拶の書き方例
- 時候の挨拶の書き方例
特に取引先や顧客へのビジネス文章では、時候の挨拶を加えることでより円滑なコミュニケーションを行えるようになるでしょう。
そのため時候の挨拶の代わりに「いつもお世話になっております。」などの文の方が適切です。いくら迅速さを求められるからといって、すぐに本題に入るのは印象が良くないため控えましょう。
拝啓
②時候の挨拶
金風の候、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
③本文
このたびは、・・・・・・
④時候の挨拶(結び)
秋も深まり肌寒くなる季節、ご自愛専一にてお願い申し上げます。
⑤結語:頭語と対になる締めの言葉のこと
敬具
⑥後付:必要に応じて付ける日付や差出人名、宛名のこと
令和〇年〇月
住所 ○○○
代表 赤裸々 花子
漢語調は、主にビジネスの場で使われる格式高いかしこまった言い回しのことをいいます。ある程度、定型文など型がある表現が多く、礼節をしっかり守りたい相手に使うと良いでしょう。
口語調(もしくは和語調)は、主にプライベートで付き合いのある人に使われる親しみ深い柔らかい言い回しのことをいいます。決まった型などはなく、季節を自由に表現できるという特徴があります。

- 7月中ずっと使える時候の挨拶
- 7月上旬【漢語調】
- 7月中旬【漢語調】
- 7月下旬【漢語調】
盛夏の候 | 7月上旬(梅雨明け)~8月6日頃(立秋) |
猛暑の候 | 7月上旬(梅雨明け)~8月6日頃(立秋) |
小夏の候 | 6月下旬~7月上旬 |
七夕の候 | 7月1日~7月7日(七夕) |
星祭の候 | 7月1日~7月7日(七夕) |
小暑の候 | 7月7日頃~7月22日頃(小暑の期間) |
梅雨明けの候 | 梅雨明け後~8月上旬 |
酷暑の候 | 7月22日頃~8月6日頃(大暑の期間) |
大暑の候 | 7月22日頃~8月6日頃(大暑の期間) |
炎暑の候 | 7月22日頃~8月6日頃(大暑の期間) |
極暑の候 | 7月22日頃~8月6日頃(大暑の期間) |
甚暑の候 | 7月22日頃~8月6日頃(大暑の期間) |
猛暑の候 | 7月22日頃~8月6日頃(大暑の期間) |
烈暑の候 | 7月22日頃~8月6日頃(大暑の期間) |
厳暑の候 | 7月22日頃~8月6日頃(大暑の期間) |
炎熱の候 | 7月22日頃~8月6日頃(大暑の期間) |
炎夏の候 | 7月22日頃~8月6日頃(大暑の期間) |
灼熱の候 | 7月22日頃~8月6日頃(大暑の期間) |
- 7月上旬【口語調】
- 7月中旬【口語調】
- 7月下旬【口語調】
●星降る七夕の時期となりました
●七夕飾りが彩り豊かに揺れる頃となりました
●7月に入りましたがまだ梅雨が続いております
●梅雨明けももう間近となりました
●梅雨も明け、暑さが激しくなる頃となりました
●いよいよ夏の盛りとなりました
●ひまわりの輝く季節になりました
●大暑を迎え、暑さも益々激しくなってまいりました
●夏本番、涼を求めて予定を立てている今日この頃です
●激しい暑さが続いておりますが
●暑さは続きますが、暦の上では夏も終わりの頃となりました
●燃えるような暑さが続く毎日ですが、お元気でしょうか
- 7月上旬の結びの挨拶
- 7月下旬の結びの挨拶
●梅雨明けのみぎり、どうぞご自愛ください
●長い梅雨もそろそろ終わりを迎え暑さが激しくなります。どうぞお体に気を付けてお過ごしください。
●酷暑のみぎり、夏風邪など召されませぬようご自愛ください
●寝苦しい夜がもうしばらく続きますが、お体を冷やしすぎないようお気を付けてお過ごしください
7月の時候の挨拶は、梅雨明けからガラッと暑さにまつわる内容に変わります。気温や湿度など体を壊しやすく気が滅入りやすい時期なので、相手への配慮や夏の暑さを和らげるような気心を感じさせる文章にすると喜ばれるでしょう。
それでは皆様、長雨の中も梅雨を過ぎてからも、お元気でお過ごし下さることをお祈り申し上げております。
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