夏は何月から何月まで?
気象庁の定義では6月~8月が「夏の期間」と定められています。今は9月は暑さがが続くことも多いですが、気象庁の定義では、9月は秋に分類されています。
今回は「夏といえば?」と開かれて浮かぶものをたくさんピックアップしてみました。夏の期間に分類される、6月~8月のイベントやおすすめの食べ物などを一緒に見ていきましょう!
夏のイベントといえば? 8選
- 夏祭り
人々が集まり、にぎわいを見せる夏祭り。浴衣や甚平に袖を通して、りんご飴や綿あめ、金魚すくいなどお祭りならではの雰囲気に心躍らせる方も多いのではないでしょうか。夏祭りに関連する言葉としては、夜店、金魚売などといったものがあります。
- 盆踊り
盆踊りは、お盆の時期にやってくるご先祖様や精霊をお迎えするためのものとして伝わってきました。広場の真ん中に太鼓を起き、その周りを大人数で踊りながら練り歩くのが一般的な形です。関連する言葉としては、盆踊りを表す「踊(おどり)」があります。
- 縁日
縁日は、夏祭りとは異なります。「神様と縁を結び日」という意味を持ち、縁日を開くことで神様を迎え入れやすくなり、人々との縁が深まるといわれている行事です。関連する言葉には、ラムネ、浴衣、夜店などがあります。
- 納涼祭
夏の暑さを和らげ、涼しく過ごすために行われる納涼祭。納涼祭と言われる催し物は、縁日や盆踊り、ビアガーデン、バーベキューを楽しむケースなどさまざまです。関連する言葉には、星涼し、ビール、暑気払など暑さを和らげる印象のある言葉があげられます。
- 花火大会
夏の夜空をカラフルに彩る花火大会。夏の風物詩の1つですが、夏祭りや縁日と同日に行われることも多く、元はお盆で返ってくるご先祖様をお迎えするものとして開催されていました。関連する言葉には、花火、線香花火などがあります。
- 甲子園
球児たちが日本一の座を目指し、奮闘している甲子園。夏に行われるスポーツの代名詞でもあります。試合のあと、球児がグラウンドの土を持って帰るシーンは、胸にこみ上げるものがあります。関連するものとしては、汗、日焼など、夏の日差しを浴びて活躍する球児を思い浮かべる言葉があげられます。
- 夏フェス
夏フェスは、野外で行われる音楽の祭典のことです。さまざまアーティストが登場し、たくさんの人と一緒に音楽を楽しむ催しで、最近では夏のイベントとして定着してきました。関連する言葉としては、夏休み、夏の夜、夏シャツなど、夏を使う言葉が当てはまります。
- ラジオ体操
夏の朝早く、涼しい時間帯を見計らって行われるラジオ体操。夏休み中の課題として、参加した方も多いのではないでしょうか。ラジオ体操に関連する言葉としては、夏の日、半ズボンなどがあります。
夏の遊びといえば? 6選
- 海水浴・プール
夏の暑さを吹き飛ばすような冷たい水の張る、涼しさを感じさせる海やプール。夏の代表的な遊びの1つとして、思い浮かべる方も多いでしょう。夏の暑さを和らげ、ビーチバレーやスイカ割りなど夏特有の遊びを楽しめます。関連する言葉には、プール、ダイビング、海開きといったものがあります。
- キャンプ
水遊びやバーベキューなど、楽しみ方もさまざまなキャンプ。特にキャンプ地は自然が多く避暑地でもあるため、夏の暑さをしのぎながら、夏特有の遊びを楽しめるところも醍醐味の1つですね。関連する言葉には、キャンプ、外寝、山開きといったものがあります。
- 花火
ぱちぱちと音を鳴らしながら、夏の夜を彩る花火。ダイナミックな打ち上げ花火は迫力があり、手持ち花火は美しい火花を間近に観察できるでしょう。大勢でビールやスイカを食べながら花火を楽しむのも良いですね。関連する言葉には、花火、浴衣、甚平などがあります。
- 肝試し
誰もいない場所に人影を見つけ、背筋にヒヤリとした汗が流れる肝試し。夏の暑さを吹き飛ばすべく、昔から親しまれてきた遊びの1つです。参加する人にも脅かす人にとっても、スリルのある楽しい行事になるでしょう。関連する言葉には、夏の夜、暑気払などがあります。
- 怪談
部屋を暗くして、話だけでゾクリとした感覚を味わえる怪談。 夏の行事の1つとして、これまでも親しまれてきました。本当にあったことを話す雰囲気たっぷりの怪談話は、夏の暑さをサッと吹き飛ばしてくれるでしょう。関連する言葉には、避暑、夏の夜などがあります。
- ビアガーデン
シュワっとしたのど越し抜群のキンキンに冷えたビールを楽しめるビアガーデン。夏の風物詩として、楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。大人数で外で飲むビールは格別です。関連する言葉には、ビール、祭り、暑気払などがあります。
夏の食べ物といえば? 11選
- スイカ
シャクシャクとした軽い歯ざわりに、爽やかなみずみずしさが口いっぱいに広がるスイカ。主に4月ごろから出荷され初めていき、8月ごろに生産のピークを迎えます。水分補給だけではなく、リコピンが豊富なので夏バテにも効果的でしょう。関連する言葉には、西瓜割り(スイカ割り)があります。
- かき氷
細かく砕いてふんわりとさせた氷に、甘いシロップをかけていただくかき氷。夏の暑さを吹き飛ばす定番の食べ物です。暑さが本格的になる7~8月ごろに多く食べられており、フルーツやアイスが乗ったものなど、たくさんの種類があります。関連する言葉には、氷水、氷菓、ミルクセーキなどがあります。
- そうめん
ひんやりとしたのど越しの良い麺が、暑い日でも食欲をそそるそうめん。そうめんは年中食べられるものですが、その食べやすさから夏の暑さが厳しくなる7~8月が一番、食卓に並べる機会が増えますよね。そうめんと一緒にいただくみょうがやしょうがには、体温を下げる効果があります。関連する言葉には、冷麦、冷汁などがあります。
- 冷やし中華
シャキシャキの夏野菜をたっぷり乗せていただく冷やし中華。夏によく見かける食べ物の1つです。コンビニやスーパーでは2月下旬から10月ごろまで販売されており、タンパク質やビタミンなど夏に必要な栄養素がしっかり摂れます。関連する言葉には、冷麦、夏菜などがあります。
- 桃
ジューシーな甘さと柔らかい食感で、冷やして食べるとおいしい桃。5~8月にかけて収穫される果物で、ビタミンCや食物繊維が豊富です。関連する言葉には、桜桃の実、早桃などがあります。
- 鮎の塩焼き
串に刺した鮎に塩を振って囲炉裏で焼いて食べる、鮎の塩焼き。クセのない淡泊な味わいが食欲をそそる一品です。主に6~8月が旬で、タンパク質やビタミン、亜鉛、DHAといった必要な栄養素がギュッと詰まっています。関連する言葉には、川開き、鮎、鵜飼などがあります。
- きゅうり
シャキシャキとした歯ざわりと、みずみずしさが特徴のきゅうり。夏は冷やして食べることも多いでしょう。6~8月ごろに収穫期を迎えます。水分やカリウムを豊富に含んでいるため、夏バテの予防・解消に効果的です。関連する言葉は、冷し瓜、瓜漬、瓜揉などがあります。
- とうもろこし
甘みが強く、鮮やかな黄色が特徴のとうもろこし。一般的には6~9月が旬の時期となり、茹でたり焼いたり、バーベキューのお供としても最適です。食物繊維やビタミン・ミネラルが豊富なので、成人病予防に効果的といわれています。関連する言葉には、夏畑があげられます。
- 夏野菜カレー
ピリッとしたスパイスが、夏の暑さでだるい体をシャキッと目覚めさせてくれる夏野菜のカレー。夏野菜が多く出始める6~8月にかけてよく食べられます。夏野菜には疲労回復効果が高いビタミン類が多く含まれていて、色とりどりの野菜をたくさん添えることでより栄養価が高くなります。関連する言葉には、夏葱、夏大根、夏菜などがあります。
- ラムネ
ポンッという軽快な音とともに、ビー玉がガラスにぶつかる音が爽やかな夏をイメージさせるラムネ。夏の暑い時期に飲まれる飲み物として、お祭りでもよく見かけますね。ラムネに含まれるブドウ糖はエネルギーを素早く供給し、集中力を高めてくれるそうですよ。関連する言葉には、サイダー、ソーダ水、ラムネなどがあります。
- 麦茶
香ばしい麦の香りが夏の暑さを和らげる麦茶。冷やしていただくと、暑さも吹き飛びますよね。ビタミンやミネラルが豊富なため、ー年を通して水分補給に取り入れられています。夏に飲むと、夏バテ防止に役立ちます。関連する言葉には、麦茶、清涼飲料水などがあります。
夏の花といえば? 5選
- ひまわり
夏の日差しに照らされて、鮮やかなイエローの花びらが輝くひまわり。夏の花の代名詞ですね。ひまわりの開花時期は7~9月といわれており、「あなたは素晴らしい」「あなただけを見つめる」といった花言葉があります。関連する言葉には、夏の庭、夏の日などがあります。
- 朝顔
夏の朝に、ピンクや青の爽やかな色味を楽しませてくれる朝顔。夏休みの宿題で自宅へ持ち帰るお子様も多いでしょう。開花時期は7~10月で「冷静」「儚い恋」など色によって花言葉が変わります。関連する言葉には、昼顔、夜顔があります。
- 紫陽花
梅雨の時期、曇り空の中でブルーやピンクの鮮やかなカラーが特徴的な紫陽花。5~7月が開花時期で、「謙虚な美しさ」「一筋の思い」などがあります。関連する言葉には、夏の雨、紫陽花、梅雨などがあります。
- ハイビスカス
真夏の青い空と赤いコントラストが夏を思わせるハイビスカス。南国を象徴する花の1つで、開花時期は5~10月です。「新しい恋」「勇敢」といった花言葉を持ち、関連する言葉には、夏、夏の海などがあります。
- マリーゴールド
鮮やかな黄色の花びらが夏の日差しに映えるマリーゴールド。開花時期は5~11月で、花言葉は「変わらぬ愛」「悲嘆」「嫉妬」などがあり、「太陽の花」といわれることもあるようです。関連する言葉としては、晩夏などがあります。
夏の風習といえば?
- 海の日
海の恩恵をお祝いする日で、国民の休日として定められている海の日。夏の日差しに輝くスカイブルーの海を思い浮かべる方も多いでしょう。海に関するイベントに出掛けるのも楽しいですね。関連する言葉としては、夏の海、海の記念日、海開きなどがあります。
- 山の日
毎年8月11日に設定されている山の日。山の恩恵に感謝をし、山と触れ合うことを目的として制定されています。歴史は浅く、2016年からスタートした祝日です。関連する言葉には、夏の山、登山、山開きなどがあります。
- 振替休日
2024年では、山の日である8月11日が日曜日のため、8月12日が振替休日とされています。祝日に当たる日が土日の場合に対し、休日が減らないための制度です。関連する言葉には、夏休、雨休みなどがあるでしょう。
夏の風習といえば?
- 父の日
祝日ではありませんが、毎年6月の第三日曜日に制定されている父の日。日頃の感謝をお父さんに伝える日です。初夏のイベントとして思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。関連する言葉には、父の日があります。
- 夏至
1年でもっとも昼間の時間が長くなる夏至の日。夏を代表する日の1つで、太陽の力が強くなる日とされています。大体毎年6月21日か22日が夏至の日に当たります。関連する言葉には、夏至、梅雨などがあります。
- 七夕
毎年7月7日に行われる七夕は、夜空の織姫と彦星が出会える日、短冊に願いを込めて祈りを捧げる日です。昔の七夕にはそうめんを食べる風習があり、子供たちが七夕のお祝いで各家を周り、お菓子をもらう風習もありました。関連する言葉としては、天の川(ミルキーウェイ)があります。
- お盆
お盆は故人が家に帰ってくる日とされており、2024年は8月13日から8月16日までがお盆期間です。あの世から帰ってくるご先祖様が迷わないよう、迎え火・送り火をする風習がありました。関連する言葉としては、納涼、夏休などがあります。
夏の生き物といえば? 4選
- セミ
「ミーンミーン」と鳴く声が特徴的なセミ。夏ならではのセミの声は風流を感じさせることもありますが、夏の暑さも相まってうるさく感じることも多いでしょう。セミには複数の種類があり、代表的なミンミンゼミと、夏の終わりにかけて鳴くツクツクボウシが有名です。関連する言葉には、蝉、空蝉、蝉時雨があります。
- 蚊
蚊は夏の虫のイメージがありますが、蚊の活動期間は意外に長く、4~10月をメインに活動します。刺されるとアレルギー反応によって赤みと強い痒みを感じるため、対策を講じる方も多いでしょう。関連する言葉には、蚊取り線香、蚊帳があります。
- カブトムシ
7~8月の夏の時期に活動期を迎えるカブトムシ。夕方から夜間にかけて活動し、そのピークは深夜0~2時だとされています。山間部にある住宅では、網戸にカブトムシが飛んでくることもあるそうです。漢字では兜虫と書きます。
- クワガタ
2本の大きな角が特徴的なクワガタ。寿命はカブトムシよりも長く、日本には37種が生息しています。サイズは小さいものの、アゴの力が強いといった特徴を持っています。漢字では、鍬形虫と書きます。
その他、夏に関連するもの・言葉 12選
- 夏の大三角
星のベガ・アルタイル・デネブを結んでできる大きな三角形を「夏の大三角形」と呼びます。夏にできる星座として思い浮かべる方も多いでしょう。夏場、夜空の目印としても活用されてきました。関連する言葉には、夏の星、星涼しなどがあります。
- 6月の満月 ストロベリームーン
6月の初夏にかけて、夜空に赤く輝く満月を「ストロベリームーン」と呼びます。幻想的な赤い色に、見惚れてしまう方も多いでしょう。「恋を叶えてくれる月」とも言われています。
- 7月の満月 バックムーン
夏の夜空に浮かぶ満月「バックムーン」。アメリカ先住民によって名付けられた7月の月は、鹿の角の映え変わりが由来とされており、日本では「牡鹿月」といわれています。関連する言葉としては、鹿の袋角があります。
- 8月の満月 スタージェンムーン
8月に見られる満月を「スタージェンムーン」と呼び、日本語では「チョウザメ月」といいます。かつてアメリカで行われていたチョウザメ漁が最盛期を迎えることが由来だとされています。
- 梅雨
6月から7月上旬にかけて、雨に日が続く梅雨。暑さを和らげてくれるものの、ジメジメとした日が続くため、苦手な人も多いでしょう。雨季とも呼ばれており、紫陽花など季節の花を楽しむ時期でもあります。関連する言葉としては、梅雨、梅雨の月などがあります。
- 風鈴
夏の風に乗って、「チリン」と鳴る音が涼しさを感じさせる風鈴。涼しさを演出する夏のアイテムとして、窓辺や軒下に飾る方も多いでしょう。関連する言葉としては、風鈴、涼風、納涼などがあります。
- 扇風機
夏の暑い日に活躍する扇風機。最近はレトロタイプの扇風機が人気を集めているようです。最近ではミニファンを持ち歩く方も増えてきました。状況やお好みに合わせて選んでみてください。関連する言葉としては、扇風機があります。
- 蚊取り線香
蚊取り線香とは、煙で蚊を対峙する虫よけアイテムです。らせん状の線香の先に火をつけ、軒下などに置いておく家庭も多く、昔は蚊取り線香の香りで夏の訪れを感じていたようです。関連する言葉には、蚊帳、蚊などがあります。
- 祭囃子
祭囃子とは、夏祭りなどで演奏される音楽です。太鼓や笛などで演奏された音楽に乗り、神楽や舞を楽しむのです。遠くから聞こえる祭囃子に、夏の訪れを感じる方も多いでしょう。関連する言葉には、祭り、山車があります。
- 山車
山車とは、”だし”や”さんしゃ”と呼ばれる、お祭りのときに使われる出し物のことをいいます。花や人形で飾られている台を指します。屋台なども山車の1つとして分類されており、お祭りの出し物全般に当てはまるようです。関連する言葉としては、祭り、祭りばやし、屋台があります。
- 猛暑
猛暑とは、気温が35度以上の日を指します。また、30度を超える日は真夏日、25度以上の日を夏日と定められています。最近では気温が35度以上を超える猛暑日が増えてきましたね。身体を壊さないようお気を付けください。関連する言葉としては、暑き日、大暑、油照などがあります。
- ライオンズゲート
ライオンズゲートとは、毎年8月8日に開く、宇宙のエネルギーが流れ込む扉のことを指しています。7月26日ごろから開き始め、8月8日をピークに徐々に閉じていき、私たちにも大きな影響を与えるとされています。関連する言葉としては、盛夏、暑気払、大暑などがあります。
まとめ
夏といえば海や川、花火やお祭りなど、さまざまなイベントや食べ物を思い浮かべるでしょう。夏に関連したものを取り入れて、ぜひこれからやってくる夏を楽しんでくださいね。
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