時候の挨拶には何を書けばいい？
時候の挨拶とは、はがきや手紙で「拝啓」などの頭語の次に書く、季節の言葉を用いた文章のことです。
例えば時候の挨拶には「寒中お見舞い申し上げます」「○○ですがいかが、お過ごしでしょうか。」「○○の候」などがあります。
6月の時候の挨拶には何があるのでしょうか。ということで今回は、6月に使える時候の挨拶を上旬・中旬・下旬、そして漢語調・口語調に分けて見ていきましょう。
例えば時候の挨拶には「寒中お見舞い申し上げます」「○○ですがいかが、お過ごしでしょうか。」「○○の候」などがあります。
6月の時候の挨拶には何があるのでしょうか。ということで今回は、6月に使える時候の挨拶を上旬・中旬・下旬、そして漢語調・口語調に分けて見ていきましょう。
目次 [非表示]
時候の挨拶の書き方・マナーをおさらい
- 時候の挨拶は必ず必要？
- メールやLINEでは省略できる？
- 時候の挨拶の書き方例
- 時候の挨拶の書き方例
時候の挨拶は、必ずしも必要という訳ではありません。しかし、時候の挨拶を入れることで、相手への敬意や気遣いを示すことができ、本題もスムーズに提示することができるようになるでしょう。
特に取引先や顧客へのビジネス文章では、時候の挨拶を加えることでより円滑なコミュニケーションを行えるようになるでしょう。
特に取引先や顧客へのビジネス文章では、時候の挨拶を加えることでより円滑なコミュニケーションを行えるようになるでしょう。
メールやLINEでは、時候の挨拶は不要という場合がほとんどです。なぜなら、メールやLINEは迅速なやり取りを求められるツールであるため、簡易的な挨拶の方が好まれるからです。
そのため時候の挨拶の代わりに「いつもお世話になっております。」などの文の方が適切です。いくら迅速さを求められるからといって、すぐに本題に入るのは印象が良くないため控えましょう。
そのため時候の挨拶の代わりに「いつもお世話になっております。」などの文の方が適切です。いくら迅速さを求められるからといって、すぐに本題に入るのは印象が良くないため控えましょう。
時候の挨拶を入れる部分には、ある程度決まりがあります。では、挨拶状の書き方の例を見ていきましょう。
①語頭：文頭に記載する言葉のこと
拝啓
②時候の挨拶
金風の候、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
③本文
このたびは、・・・・・・
④時候の挨拶（結び）
秋も深まり肌寒くなる季節、ご自愛専一にてお願い申し上げます。
⑤結語：頭語と対になる締めの言葉のこと
敬具
⑥後付：必要に応じて付ける日付や差出人名、宛名のこと
令和〇年〇月
住所 ○○○
代表 赤裸々 花子
拝啓
②時候の挨拶
金風の候、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
③本文
このたびは、・・・・・・
④時候の挨拶（結び）
秋も深まり肌寒くなる季節、ご自愛専一にてお願い申し上げます。
⑤結語：頭語と対になる締めの言葉のこと
敬具
⑥後付：必要に応じて付ける日付や差出人名、宛名のこと
令和〇年〇月
住所 ○○○
代表 赤裸々 花子
時候の挨拶には、漢語調と口語調（もしくは和語調）があります。
漢語調は、主にビジネスの場で使われる格式高いかしこまった言い回しのことをいいます。ある程度、定型文など型がある表現が多く、礼節をしっかり守りたい相手に使うと良いでしょう。
口語調（もしくは和語調）は、主にプライベートで付き合いのある人に使われる親しみ深い柔らかい言い回しのことをいいます。決まった型などはなく、季節を自由に表現できるという特徴があります。
漢語調は、主にビジネスの場で使われる格式高いかしこまった言い回しのことをいいます。ある程度、定型文など型がある表現が多く、礼節をしっかり守りたい相手に使うと良いでしょう。
口語調（もしくは和語調）は、主にプライベートで付き合いのある人に使われる親しみ深い柔らかい言い回しのことをいいます。決まった型などはなく、季節を自由に表現できるという特徴があります。
6月の時候の挨拶【漢語調】
時候の挨拶は、それぞれ使える時期が決まっています。では、表で時候の挨拶と使える時期を確認していきましょう。
- 6月中ずっと使える時候の挨拶
- 5月上旬【漢語調】
- 6月中旬【漢語調】
- 6月下旬【漢語調】
| 深緑の候 | 5月下旬～6月中 |
| 桜桃の候 | 6月5日頃～7月4日頃（仲夏） |
| 向暑の候 | 5月上旬～6月下旬 |
| 向夏の候 | 5月上旬～6月下旬 |
| 麦秋の候 | 5月下旬～6月上旬 |
| 薄暑の候 | 5月中旬～6月上旬 |
| 芒種の候 | 6月5日頃～6月20日頃（芒種） |
| 入梅の候 | 6月上旬～中旬 |
| 青葉の候 | 5月中旬～6月中旬 |
| 若葉の候 | 5月上旬～6月中旬 |
| 長雨の候 | 梅雨の時期 |
| 梅雨の候 | 6月中旬～下旬 |
| 梅雨寒の候 | 6月中旬～下旬 |
| 霖雨の候 | 6月中旬～下旬 |
| 短夜の候 | 6月中旬～下旬 |
| 黄梅の候 | 6月16日頃～6月21日頃（梅子黄） |
| 夏至の候 | 6月21日頃～7月6日頃（夏至） |
| 小夏の候 | 6月下旬～7月上旬 |
6月の時候の挨拶【口語調】
口語調の時候の挨拶は、比較的親しみのある相手に使うものです。季節を自由に表現できるため、次の文も、好みの表現に変えて使ってみてください。
- 6月上旬【口語調】
- 6月中旬【口語調】
- 6月下旬【口語調】
●梅雨入りの時季となりました
●緑が色濃く映える頃となりました
●あじさいが鮮やかな時期となりました
●日々暑さが増し、夏に向かっております
●緑が色濃く映える頃となりました
●あじさいが鮮やかな時期となりました
●日々暑さが増し、夏に向かっております
●田植えも終わり青々と輝いております
●梅雨の晴れ間に見える青空が清々しい今日この頃
●山間の緑も雨と共に深くなっている今日この頃
●梅雨の晴れ間に見える青空が清々しい今日この頃
●山間の緑も雨と共に深くなっている今日この頃
●蛍の光が舞う時期となりました
●梅雨明けが待ち遠しいですね
●梅雨明けが待ち遠しいですね
6月の結びの挨拶
結びの挨拶は、相手の健康や繁盛を願うのが一般的です。季節ならではのものを知っていると、より情緒深い文を作ることができます。
- 6月上旬の結びの挨拶
- 6月下旬の結びの挨拶
●梅雨に入り気が滅入る頃かとは思いますが、どうかお元気でお過ごしください。
●じめじめとした雰囲気に負けず、皆様が益々のご活躍をされることをお祈りしております。
●雨も風情ですが、梅雨寒にふるえるような日もございます。くれぐれもお身体にはお気を付けください。
●じめじめとした雰囲気に負けず、皆様が益々のご活躍をされることをお祈りしております。
●雨も風情ですが、梅雨寒にふるえるような日もございます。くれぐれもお身体にはお気を付けください。
●梅雨冷えにお身体を崩しませんようお気を付けください。
●そちらは一足先に梅雨が明けるようですね。夏の鋭い暑さに、体調を崩されませんようどうぞご自愛ください。
●海開きを待ち遠しく思います。素敵な夏をどうぞお過ごしください。
●そちらは一足先に梅雨が明けるようですね。夏の鋭い暑さに、体調を崩されませんようどうぞご自愛ください。
●海開きを待ち遠しく思います。素敵な夏をどうぞお過ごしください。
まとめ
6月は梅雨入りということもあって、じめじめした空気感や、夏本番への期待感が話題となることが多いようです。お互い暗い気持ちにならぬよう、できるだけ爽快な言葉を選ぶと喜ばれることでしょう。それでは、梅雨入りにお心を崩されませんよう、くれぐれもご自愛くださいね。
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