今回は、二十四節気の一つ芒種について、由来や行事などを詳しく解説していきます。

今年の芒種は、ひとつ前の二十四節気・小満から数えて約15日目の6月5日から始まり、次の二十四節気・夏至の始まる6月21日まで続きます。
では、芒種の七十二候を見てみましょう。
6/6~10頃 | 蟷螂生(とうろうしょうず) |
6/11~15頃 | 腐草為螢(ふそうほたるとなる) |
6/16~20頃 | 梅子黄(うめのみきなり) |
- 初候
- 二候
- 三候

蟷螂生
とうろうしょうず
6/6~10頃
蟷螂生は、カマキリが生まれる頃という意味です。この時期のカマキリは、農家にとって心強い存在。主に田んぼや草地に生息していて、害虫を食べてくれます。

腐草為螢
ふそうほたるとなる
6/11~15頃
腐草為螢は、腐った草から蛍が現れるという意味です。昔は、地に落ちた草朽ちて蛍になると信じられていたので、このような名前になったといわれています。

梅子黄
うめのみきなり
6/16~20頃
梅子黄は、梅が黄色くなる頃という意味です。黄色くなった梅は、完熟した合図。完熟梅は、梅干を作るのに最適です。
- 田植え
- 蛍狩り
- 稽古始め
- 父の日
これは、能を大成した世阿弥の著『風姿花伝』の冒頭にある「この芸において、おほかた、七歳(数え年6歳)を以て初めとす」という一文から、「6歳の6月6日」に稽古を始めるといいと言われ出したとされています。
- 花
- 野菜
- 魚

紫陽花

桔梗

トマト

鱚(きす)