小暑とは?
小暑(しょうしょ)とは、二十四節気の一つで、7月7日頃から7月21日頃までの時期を指します。二十四節気では11番目にあたり、この時期は梅雨が明け始める時期に重なり、本格的に暑さが増していきます。また、暑中見舞いを出し始めるのも小暑からです。

今回は、二十四節気の一つ小暑について、由来や行事などを詳しく解説していきます。

2025年の小暑はいつ?

7月7日(月)~7月21日(月)
2025年の小暑は・・・
二十四節気は毎年、太陽暦に合わせて日付が1日前後します。

今年の小暑は、ひとつ前の二十四節気・夏至から数えて約15日目の7月7日から始まり、次の二十四節気・大暑の始まる前日7月21日まで続きます。
小暑・七十二候
七十二候とは、二十四節気(約15日)を約5日ごとに「初候」「二候」「三候」の3つに区切った暦のことをいいます。「初候」「二候」「三候」にはそれぞれの時期に合った動物や自然にちなんだ名前がついています。

では、小暑の七十二候を見てみましょう。

7/7~11頃 温風至(あつかぜいたる)
7/12~16頃 蓮始開(はすはじめてひらく)
7/17~22頃 鷹乃学習(たかすなわちわざをなす)
  1. 初候
  2. 温風至
    あつかぜいたる
    7/7~11頃



    温風至は、温かい風が吹き始める時期を指します。梅雨が開け始めることからこう言われていたそうですが、現代では、梅雨の時期もじめじめと暑かったり、晴れた日は鋭い暑さを感じたりする日が多く、親しみづらいかもしれませんね。
  3. 二候
  4. 蓮始開
    はすはじめてひらく
    7/12~16頃



    蓮始開は、蓮の花が咲き始める時期を指します。池の中に生息する蓮は、春頃からゆっくり成長して水温が上がる夏始め頃に水面に顔を出し、その約20日後に花を咲かせます。
  5. 三候
  6. 鷹乃学習
    たかすなわちわざをなす
    7/17~22頃



    鷹乃学習は、初夏に生まれた鷹が巣立ちの準備をする時期を指します。獲物の取り方や飛び方を覚えて、一人前になっていくことから名前がついたといわれています。
小暑に行われる行事
  1. 七夕
  2. 七夕は、年に一度、天の川を渡って織姫と彦星が再会できる日。ちょうど小暑が始まる頃にある風習ではありますが、旧暦の七夕は、今の立秋(8月上旬)頃の風習です。そのため、歳時記では秋の季語として扱われます。
  3. 祇園祭
  4. 祇園祭は、京都・八坂神社を中心に行われる日本三大祭りのひとつです。無病退散を願うお祭りとして始まったお祭りと言われており、1カ月に及ぶ祇園祭の最中は、山鉾が町の中を練り歩きます。

    京都の祇園祭が有名ですが、総本山である八坂神社に祀られているスサノオノミコトは、全国の神社で祀られているため祇園祭は、全国各地でとり行われています。
  5. 海の日
  6. 7月の第三月曜日にある祝日・海の日。海の日は、海の恵に感謝をして海洋国日本の繁栄を願う日です。全国各地で海の日にちなんだイベントが開催され、海水浴を楽しむ人で賑わいます。
小暑の植物・食べ物
  1. 朝顔



    ラベンダー

  2. 野菜
  3. とうもろこし



    ニンニク

  4. 鰻(うなぎ)

小暑の次は?
小暑の次の二十四節気は、大暑(たいしょ)です。大暑は、夏の暑さ全開の期間であり、暦上では夏の最後を飾る二十四節気です。小暑と大暑を合わせて暑中といい、暑中見舞いを出すのはこの2つの時期にあたります。
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