『ホロスコープ』って何?どんなことがわかる?
ホロスコープは、専用アプリに『あなたの生年月日』『生まれた時間と場所(都道府県市町村)』を入力して表示します。今は、インターネット上にホロスコープを作成できるHPも多く、誰でも気軽にホロスコープを作ることができますよね。
ホロスコープ上の12分割されたハウス(個性、収入、教育、家庭環境、恋愛、結婚、社会的地位など)に散りばめばれた10天体(太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星)が、どの星座の特徴を持つのかに注目することで占います。
12星座×10天体×12ハウスの組み合わせは最低でも1440通り。様々な解釈が存在するので、あなたが本心で求めることや、克服できずにいる問題が解決!なんてことも…。時には生い立ちやトラウマと向き合うことで、あなた自身の生き方を見直せるきっかけとなるかもしれませんよ。
ホロスコープを読み解いて、あなたの人生に深みを与えてみませんか?ホロスコープによって、将来が更にハッピーになるよう、より良い選択をするために必要な気づきを得られるといいですね。
ホロスコープの見方①サイン
サインとは星座を示し、現在正式に認められている星座は2021年時点で天文の世界では88個。うち12星座は黄道12星座とされ、太陽の見かけの通り道に位置する星座たちをピックアップしたものです。大昔、占星術と天文学が重なって、扱われていたと言われますが、今では別物となっています。
例えば、へびつかい座の一部が黄道にかかる時期があるようですが、現代の12星座占いには入っていません。このように、各12星座の特徴も一つの考え方に過ぎません。だからこそ、自身の反省や気づきに活かすのがオススメなのです。
おもに、「牡羊座(迅速・早とちり)」「牡牛座(優雅・貪欲)」「双子座(頭脳明晰・計算高さ)」「蟹座(家族愛・贔屓)」「獅子座(威厳・プライドの高さ)」「乙女座(奉仕・お節介)」「天秤座(社交的・八方美人)」「蠍座(探求・疑い深さ)」「射手座(寛大・ルーズ)」「山羊座(計画的・打算的)」「水瓶座(改革的・変則的)」「魚座(想像的・妄想的)」が基本とされています。ホロスコープ上で星座を見る時、天体やハウスの特徴だと考えると読みやすくなるでしょう。
ホロスコープの見方②ハウス
12分割されたハウスの基本の分け方は、「1ハウス(個性)」「2ハウス(収入・自己価値)」「3ハウス(初等教育・趣味・近場の旅)」「4ハウス(家庭環境・テリトリー・墓)」「5ハウス(恋愛・投資・遊び)」「6ハウス(労働・健康・社会貢献)」「7ハウス(パートナー結婚・他人・ライバル)」「8ハウス(SEX・遺産・受け継ぐもの・子孫繁栄)」「9ハウス(大学・宗教・遠方)」「10ハウス(社会的立場・地位・役割)」「11ハウス(サークル・友人・仲間)」「12ハウス(潜在意識・見えない敵・睡眠・想像)」です。
ですので、天体が位置するハウスに注目する人は多いといえるでしょう。しかし、実は天体が入っていないハウスに、『重要なテーマ』が隠されている事もあります。ハウスの起点の星座のルーラーが、どの位置にあるのかに目を向けて下さい。
※『ルーラーとは?』…星座の主。(牡羊座=火星♂・牡牛座/天秤座=金星♀・双子座/乙女座=水星☿・蠍座=冥王星♇・射手座=木星♃・山羊座=土星♄・水瓶座=天王星♅・魚座=海王星♆)
ホロスコープの見方③アスペクト
『アスペクト』とは天体同士の角度です。主なものは、メジャーアスペクトと言われ、「0度(コンジャンクション)」「60度(セクステル)」「90度(スクエア)」「120度(トライン)」「180度(オポジション)」の5種類があります。
加えて、「150度(インコンジャクト/クインカンクス)」等と呼ばれるものもありますが、そこに含まれていた時代と外されていた時期があります。昔は「0度・90度・180度」は比較的ネガティブに表現されていましたが、現代では「乗り越えることで大きく発展できる」との意味を加えて解釈されるものが増えてきました。
また、「60度や120度」は葛藤や戦いの無い平和な状態でありますが、逆に「刺激がない」とも言えます。角度には『オーブ』と呼ばれる許容範囲があり、範囲内ならピッタリと上記の角度をとらなくても良いとされます。但し、オーブの範囲が狭ければ狭いほど重要視し、離反(セパレート)して離れていく場合のアスペクトより、接近(アプライ)しながら角度をとる方が優先される等、様々な説があります。
ホロスコープの見方④惑星
天文学では、『太陽☉』は恒星、『月☽』は(衛星)です。太陽は太陽系ではダントツで大きく、およそ地球109個分の大きさだと言われていますね。占星術的にも、太陽星座を重要とするのが一般的です。地球を含め、太陽の周りをまわる惑星は「水星☿」「金星♀」「火星♂」「木星♃」「土星♄」「天王星♅」「海王星♆」「冥王星♇」の8つです。
天体の意味は、「太陽(本性・燃料・夫)」「月(感情・無意識・母妻)」「水星(知性・コミュニケーション)」「金星(愛情表現・人とのつながり方・喜びポイント・小金)」「火星(情熱・性的衝動)」「木星(発展・拡大)」「土星(努力・忍耐・制限・人生の基盤)」「天王星(革命・分離)」「海王星(夢幻・霊的)」「冥王星(爆弾・底力・トラウマ)」とされています。
2006年、冥王星が準惑星に変更されたのは記憶に新しいですが、占星術では冥王星は、「感情の深い面」を示すためかなり印象の強い惑星です。春分点はうお座に移動しているにも関わらず、占星術が以前の理論のままで扱われているように、冥王星もその名残で以前と同様に語り継がれています。
まとめ
「なぜホロスコープが当たるのか?」とよく質問されることがありますが、私は「当たるといった断定はできない」と考えています。数年前に受講した、アメリカの占星家ノエルティル論でも、「星は何もしない」説を推奨されていて、強く共感しました。当たる面があるのは、「誰の人生にも起こり得るキーワードが、占星術に散りばめられているからでは?」とも思っています。
人間が作った理論である以上、人生と照合すれば「当たる」面があるのも納得ですよね。但し、幼少期の出来事が的中する事実には、どうしても不思議に感じてしまう部分があります。しかしそれでも、自身の意志が実際の出来事の大部分を形作っていくのだと信じています。
また、私としては占いに来られるお客様は短所を受け入れ過ぎているところがあるため、「もっと長所や才能を発揮するための解釈をしてほしいな」と日々感じることが多いです。リーディングで奇跡を信じられる人が、現実面でも願いを目標にシフトできるのだと私は考えます。