桃はどんな花?
春先にピンクや白の花を咲かせる花桃(はなもも)。花桃はバラ科なので見た目は、同じバラ科の桜や梅の花に少し似ています。そんな桃の花の主な花言葉は、「気立ての良さ」「私はあなたの虜」「チャーミング」などです。また桃には花桃と実桃があり、実桃の花言葉は「天下無敵」です。

今回は、桃の花の花言葉の由来や怖い花言葉はあるのかについて詳しく紹介します。

桃の花言葉

  1. 桃の主な花言葉
  2. 桃の主な花言葉は、「気立ての良さ」「チャーミング」「私はあなたの虜」です。

    桃の花は、古くから健やかな成長や長寿を願う縁起物とされていたことと、美しい装いからこのような花言葉がついたといわれています。
  3. 桃の実の花言葉
  4. 桃の実の花言葉は、「天下無敵」です。

    これは、イザナギノミコトが鬼退治のときに桃の実を投げつけたという記録が由来だといわれています。ちなみにこの話は、桃太郎の元になっているといわれています。
  5. 桃の怖い花言葉
  6. 桃の花に怖い花言葉はありません。

    ただ、桃の花は兼ねてから女性の象徴とされてきた花のため、女性に桃の花をプレゼントするのは、少し古風な印象に映るかもしれません。贈り物にする場合は、縁起物であることや邪気払いの花であることを伝えて贈る方が誤解を生まずに済むでしょう。
桃の特徴
  1. 桃の詳細
  2. 植物名 モモ(花桃)
    学名 Prunus persica
    科名 バラ科
    属名 サクラ属/スモモ属
    原産地 中国
    開花時期 3~4月
    桃は、食べる用の「実桃」と花を楽しむ用の「花桃」に分けることができます。花桃も実をつけますが、食べるには適していません。花としての違いはこの2つにはあまりなく、どちらも素敵な花をつけます。
  3. 名前の由来
  4. 桃という名前の由来は、実が多くつくことから「たくさん」という意味として「百(もも)」という漢字が使われた説や、実が燃えるような赤色になることから「燃え実(もえみ)」とつき、転じて「もも」になったという説などがあります。
  5. ひなまつりを「桃の節句」という理由
  6. ひなまつりとは、3月3日に女の子の健康や成長を祈ってするお祝いのことです。桃の節句とも言います。なぜ桃の節句というのかといと、桃の咲く季節に行うお祝であったからだと広くいわれています。

    また桃は昔から、「木」に「兆」と書くことから吉兆の証しとされたり、「百(もも)」という音とかけて長寿の願掛けに用いられたり、邪気を払う縁起物として扱われていました。この縁起の良さも、桃の節句と呼ぶようになった理由だといわれています。
桃はいつの誕生花?
桃の花の誕生花である日は「3月3日」「3月5日」「4月12日」です。この日に誕生日を迎える方に、縁起物として桃の花を贈ると喜ばれるかもしれませんね。

誕生日以外にプレゼントするなら、「長寿」や「天下無敵」という花言葉から、快気祝いの贈り物にしてみても良いかもしれません。
桃の種類と花言葉
  1. 菊桃(キクモモ)
  2. 菊桃は、菊のように細長い花びらをつける桃の花です。貴族が乗る御所車の車輪に似ていることから、別名を「源氏車」と呼ばれています。

    花言葉は「あなたに夢中」「恋のとりこ」「気立てが良い」です。
  3. 矢口桃(ヤグチモモ)
  4. 矢口桃は、波打ったフリルのような花びらが特徴の花桃です。枝が矢のように、上に向かって伸びることから「矢」と名付けられたといわれています。

    花言葉は、花桃の主な花言葉とおなじ「気立ての良さ」「チャーミング」「私はあなたの虜」です。
  5. 源平桃(ゲンペイモモ)
  6. 源平桃は、1本の木に白と赤の花を咲かせる花桃です。白色の花を源氏、赤色の花を平氏の旗に見立てたことから「源平」と名付けられたといわれています。源平桃は、気候によって花の色が変わるため、毎年違った表情を楽しめるというのが特徴です。

    花桃の主と同じく花言葉は、「気立ての良さ」「チャーミング」「私はあなたの虜」です。
  7. 照手桃(テルテモモ)
  8. 照手桃は、枝が細長く広がっていく品種で、大振りの花びらが特徴の花桃です。神奈川県の研究所で改良された品種で、神奈川県の伝説「照手姫」にちなんで「照手桃」と名づけられたそうです。

    花言葉は「気立ての良さ」「恋のとりこ」「恋の奴隷」「あなたに夢中」です。
まとめ
花桃は、春先に可愛らしいピンクの花を咲かせるお花です。花言葉は「チャーミング」や「あなたの虜」など。怖い花言葉はなく、縁起物でもあるため、幅広い年齢層の方へのプレゼントに適しています。誕生日や長寿祝い、快気祝いなどの贈り物にもできるので、ぜひ春の贈り物として選んでみてくださいね。

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