寝香水とは?
寝香水(ねこうすい)とは、寝る前につける香水のことをいいます。一日を終えるそのときに香水をつけるなんてとてもおしゃれですよね。寝香水は、ただおしゃれなだけではなく、就寝前のリラックス効果や起きたときの気分を高めてくれる効果があります。

今回はそんな寝香水の魅力やメリット、つけ方について詳しく紹介していきます。

寝香水とピローミストとの違い

寝香水とは、寝る前に体や寝具につける香水のことをいいます。そして、ピローミストも寝る前に使うフレグランスです。

寝香水とピローミストの違いは、吹きかける場所です。寝香水は、自分の体につけるのが主な使い方で、ピローミストは枕やシーツ、カーテンなどに吹きかけて使います。

寝香水とはいえ、使う香水は通常の香水と同じなので、寝具などに吹きかけると香水の中のアルコールによって繊維を傷めたり、繊維に香りが染みついて取れなくなったりします。一方ピローミストは、布に吹きかけることを前提に作られたものなので繊維が傷みにくかったり、香りが残りづらいという特徴があります。
寝香水のメリット
  1. リラックス効果
  2. 寝る時に好きな香りをまとうことで、リラックス効果を得られます。気持ちを落ち着かせる香水などを選べば、リラックス効果によって質の高い睡眠を得ることも期待できるといわれています。
  3. 翌朝の気分を高める
  4. 香りが持続するタイプの香水を選べば、起床時も好きな香りを感じることができます。自分の好きな香りで目覚めると、寝起きの気分も高まりますよね。憂うつに感じる朝も、好きになれるかもしれません。
  5. 好きな香りを楽しめる
  6. 香水が苦手な人の前や飲食店などの場所によっては、香水がNGの所もあります。しかし寝香水なら、つける量も周囲の人の好みも考える必要がありません。好きな香水をつけるタイミングが見つからないときは、寝香水を試してみても良いかもしれません。
香水の種類をおさらい
  1. パルファン
  2. パルファンは、濃度が高く香りの強い香水です。持続時間は5~7時間ほどと長めなので、つけすぎや使いどころには注意が必要です。パーティーなどここぞというときに使うと良いかもしれません。
  3. オードパルファン
  4. オールドパルファンは、パルファンよりも濃度が薄く控えめな香りのする香水です。持続時間は4~5時間ほどです。普段使いにするには濃いめの香りなので、不向きかもしれません。もし普段使いするなら、下半身に1滴だけつけるとほのかな香りになります。
  5. オードトワレ
  6. オードトワレは、やや濃度が薄めの香水です。軽めの香りがするので普段使いに向いています。持続時間は3~4時間程度なので、午後も同じ強さで香りを楽しみたいのであれば付け直しが必要になることがあります。
  7. オーデコロン
  8. オーデコロンは、オードトワレよりさらに軽めの香りの香水です。持続時間は1~2時間程度で、夏場や普段使いに向いています。軽めの香りなので、香水初心者にはおすすめですが、香水に慣れている人には物足りない濃さかもしれません。
  9. オーデサントゥール
  10. オーデサントゥールは、とても軽く薄い香りの香水です。持続時間は1時間ほどでさらっとしたタイプなので、優しい香りが好きな人におすすめです。肌が弱い人も使えるアルコールの含まれていないタイプもあります。眠りを邪魔しない軽さなので、寝香水にも向いています。
寝香水の選び方
寝香水は、リラックス効果があるものだと快眠を期待できますが、基本的には好きな香りを身にまとうのが一番です。おすすめの香りを紹介するので参考にしてみてください。

  1. ハーブ系
  2. ラベンダーやジャスミン、カモミール、ミントなどのハーブ系の香りをハーバルノートといいます。ハーバルノートは爽やかな香りで、リラックス効果があるといわれています。そのため寝香水に向いていますが、ツンとした香りが強いものもあるので、スパイシー感が苦手な人は甘さ多めのものを選んでみましょう。
  3. ムスク系
  4. ムスクとは、ジャコウジカの後嚢から取れる分泌物を使った香りのことです。甘さのある香りが特徴で、官能的なイメージを抱く香水でもあります。現在は、合成香料であるホワイトムスクが主流です。甘さがあるので寝香水として使うと、柔らかい穏やかな気分で眠りにつくことができます。
  5. ウッド系
  6. ウッド系の香水とは、樹木から抽出した香料を使っているものを指します。森林にいるような爽やかな香りが特徴です。お香に使われることが多いので、お香の香りが好きな人に向いています。リラックス効果も高いため、寝香水にもおすすめです。
  7. サボン系
  8. サボン系とは、石鹸やシャボンのような香りのことを指します。サボン系のベースはフローラル系なので、やや甘さを感じる香りです。洗いたての洋服やお風呂上りの香りに近いので、すっきりとした気持ちになれます。
寝香水のつけ方
  1. 首元や手首
  2. 寝香水は、普段香水をつける時と同じように、手首や首元につけて香りを楽しみましょう。首元や手首は、香りを最も感じやすい部分です。香りにつつまれながら、リラックスして眠ることができます。
  3. 下半身
  4. パルファンやオードトワレなど、比較的香りが強い香水を寝香水にするときは、下半身につけるのがおすすめです。ひざの裏やウエストあたりにつけると、ほのかな香りになってリラックス効果が高まります。
  5. 枕やシーツ
  6. 寝香水は、枕やシーツなどの寝具に香水をつけて香りを楽しむという方法もあります。ただし、シミや繊維が劣化する原因になるため、見えにくい所で一度試してから使うようにしましょう。

    つけるときは、離れた位置から全体にかけるようにするとふんわりと香るのでおすすめです。ただ寝具は汗を吸いやすいので、匂いが混ざって臭くならないように清潔に保つことが大切です。
まとめ
寝香水は、好き香りを好きな濃さで楽しむことができる1人時間の強い味方です。リラックス効果があるので、質の良い睡眠も期待できます。お気に入りだけど、香りが強くて普段使いに出来ていない香水があれば、寝香水に使ってみても良いかもしれません。
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