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仮面夫婦の特徴①人前と家庭内で大きな差がある
仮面と言うだけあってこういった夫婦は、周囲からは「仲睦まじい夫婦」と見られることが多いです。子供の学校行事や近所づき合いもそつなくこなします。絶対に不仲であるという素振りを微塵も感じさせることがありません。しかし、ひとたび家に帰るとコミュニケーションは最低限であったり、極力お互いにスキンシップをとらないようにします。
一般的な愛情表現であるこれらの行動が億劫、もしくは浮気などが原因で嫌悪感を抱いてしまっているパターンがほとんどだとされています。特徴としては、一つ一つの言動が業務的、無駄を徹底的に除いた機械的な会話であることが挙げられるでしょう。
仮面夫婦の特徴②お互いに興味が全くない
仮面夫婦はすでに夫婦としての愛情は消失しているため、相手への興味や関心も当然ながら存在していません。普通の夫婦だと、どちらかの帰りが遅くなれば、「仕事?」「何かあったの?」と一言聞くかもしれませんが、仮面夫婦には全くそういった会話はないのです。なぜなら、配偶者が何時までどんなことをしていようが、たとえ不倫をしていたとしても気にならないからです。
お互いが自立しているようにも見えますが、こういった夫婦には心配というものがまるでないので、「ただ同じ家にいる人」といった存在として認識していることが多いですよ。
仮面夫婦になったきっかけ~価値観の違い~
いくら付き合ってから結婚したとしても、実際に生活をしていくとそれぞれの価値観や性格の違いが明白になります。長続きする夫婦であればここで、話し合ったりしながらお互いに歩み寄るのですが、なかなかすべての夫婦が同じように上手く解消できるわけではありません。夫婦間のコミュニケーション不足、どちらか一方が高圧的などによる場合、結果的に仮面夫婦となってしまうのです。
また、夫婦のどちらかがこういったことを理由に離婚したいと望んでいても、法律的には両者の合意がなければ成立しないという点もまた、離婚せずして形式としての夫婦を演じることに繋がることがありますよ。
仮面夫婦になったきっかけ~どちらかの浮気・不倫~
夫婦のうちどちらかが、結婚してから不倫や浮気をしたことがきっかけとなり、仮面夫婦になるケースもあります。一度でもやはりそういった出来事が起きてしまうと、2人の信頼関係は簡単に崩れ、すぐには修復することができません。「二度としない」と言っても、された側の愛情は一気に冷めてしまいます。
ただし、いくら離婚したいからといっても世間体や子供の有無、経済的な問題があると、話し合ったうえで離婚という選択はとらずに、仮面夫婦となってしまうパターンもあります。中には、「もう結婚してしまった以上、死ぬまで仮面夫婦を貫く」といった人もいますよ。
仮面夫婦になったきっかけ~結婚後のギャップ~
価値観の違いとはまた別に、結婚後のギャップが原因となって仮面夫婦となることも少なくありません。加齢とともに大きく変化してしまった見た目、子供ができて変わってしまった性格などに嫌気がさして受け入れらなくなる人も中にはいます。生理的に受け入れられないといったところまでいけば、もう夫婦としての愛情を示すことができません。
さらに、いざそういった行為に及ぶ際、相手から拒まれたといった経験から、自然と夫婦関係が冷え切ってしまうパターンもあります。一度断られれば特に男性は自信を喪失しますし、「もうダメだな…」と以降、軽いスキンシップなども取らなくなる可能性も…。これに関しても、離婚する以上に何かしらのリスクがある場合、仮面夫婦になるきっかけとなります。
離婚しない理由って?
では、なぜ仮面夫婦は離婚という選択を取らないのでしょうか。第一に「子供のため」というものがあります。まだ子供が生まれたばかりで育児が必要、経済的にも不安定といった状態だとすぐには離婚することができません。こういった夫婦は離婚するとしても、子供が成人してから熟年離婚しようと考えていたり、父親側が子供と会えなくなるのが寂しいといった理由で、敢えて仮面夫婦を演じることもあるのです。
加えて、「世間体が気になる」というパターンもありますよ。特に、芸能人などはその人のイメージを崩す可能性があるので、たとえ相手に対する愛情がなかったとしても仲の良い夫婦であるかのように振る舞うことも…。たとえ一般家庭であっても、近所づきあいや交友関係が気まずくなることは避けられない<ので、別れない人も中にはいるでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。仮面夫婦は決して珍しいものではありません。あなたが知らないだけで、おしどり夫婦に見える人が実は仮面夫婦だった…ということも充分あるのです。もし、あなた自身が現在仮面夫婦を演じているのであれば、弁護士など第三者に相談してみることをオススメします。
もし、現段階ですでに精神的苦痛を感じているのであれば、思い切って離婚するというのも一つの手です。あなたが前向きに生きられる選択をして下さいね。
画像出典:istock