そこで今回は、「不幸体質」になりやすい人の原因と対策についてお教えします。
目次
プチ不幸に見舞われやすい
幸せを感じられない「不幸体質」の人の特徴のひとつに、ちょっとしたプチ不幸が日々重なっていることが上げられます。例えば、「歩いていたらヒールの踵がとれてしまった」「電車が頻繁に遅延する」「いつも家の鍵が見つからない」など。プチ不幸は、ひとつだけではなくちょこちょこ連発してしまうので、イライラして悲しくなってしまうのです。
さらに、「なんでこのタイミングで?」と思う時に限ってツイてなかったりすることも…。もちろん、当初の予定や目標があってもなかなか思い通りに進まなかったりするため、積もり積もったプチ不幸にいつも不満を溜め、それがまたネガティブの循環になってしまうのです。
たまになら誰にでもありますが、何度も続いたりするのであれば、根本的な見直しが必要かもしれません。
心身共にいつも不調気味
「不幸体質」になってしまっている人は、いつでも体調がどんより不調気味…。睡眠不足や頭痛が続いたり、だるさから抜け出せず体調不良になるなど悪循環になっています。また女性なら、生理痛または生理不順にずっと悩まされているなんてケースもあります。
身体的に不調な時と言うのは、精神的にも不安定になりがちに。頭も充分に働かないので、仕事でもミスはするし効率が悪いこともしばしば…。最近では、リモートワークで少し楽になりましたが、こういった人はオンライン会議がない日は着替えることもできません。
つまり、生活にメリハリがなく、オンとオフとの切り替えができないのですね。学校でも職場でも、いつも「しんどい」「疲れた」といった言葉が口癖になっている方は要注意です。
コミュニケーションが苦手
人とのコミュニケーションが苦手な人はそうでない人に比べて、やはり日常生活で幸福を感じにくい傾向にあります。例えば、ちょっとでも高圧的に言われるのが苦手で自分はダメだと思ってしまったり、気軽に人を頼ったりできないため何でも自分で抱え込んでしまう事も…。
こういったタイプは、誰と会話をしても弾まないと勘違いしているので、相手が会話しようと話しかけてきても沈黙の時間になってしまいがち。反対に、会話上手でコミュニケーション能力の高い人は、人間同士の付き合いから幸せを感じることができるのです。
生きていく上で人とのコミュニケーションは大切です。自己開示ができないと、対人関係の対立が起きたり誤解されやすいといったリスクがあるため、ちょっとした話題からでも始めてみましょう。
SNSに依存している
SNSを眺めまくって、他人様の画像やツイートにいちいち妬ましく思っていると、「不幸体質」になってしまいます。SNSは、必要以上に他人と自分を比べてしまう原因に。
特に、仕事関係でアカウントをフォローしている人が多いと、「仕事が決まった」「結婚した」「出世した」という内容を見ると妬ましく思ってしまいます。SNSをみて応援したくなったり、奮起するきっかけになるのはいいことです。ただ、何でも他人と比べてしまってダメな自分やアンラッキーな自分を探してしまっては、不幸の連鎖に陥ってしまいます。
また、SNSを含むネットの情報の中には、間違った情報も多く溢れています。承認欲求を満たすために、振り回されていると感じる方は、少し控えるようにしてみて下さい。
なんでも不幸だと捉えてしまう
「不幸体質」の最たるものは、ズバリ何でも不幸だと捉えている事。ちょっとでも自分にとって不都合なことが起きれば「もうダメだ…」となりますし、まだ起きてもいないことに対しても「上手くいかないのでは?」とすぐにネガティブに…。
そうでない人からすると、「それ、不幸ですか?」と聞き返したくなるほどです。たしかに、心配や不安は誰にでもある感情ですし、リスクへの対策ができるといういい部分もあります。
またこういった感じ方・考え方に陥る方というのは、本人だけの責任ではなく、これまでの経験や生い立ち、育ってきた環境がそうさせた場合も考えられます。何か大きな決断をする際や慎重になるべき時なら良いですが、普段からなるべくショッキングな情報を得ないようにするのも大事です。
自己主張が苦手
人から「どう思う?」と聞かれるまで、自分の意見をいいだせない人っていますよね。つまり、自己主張が苦手なタイプ。
一見、控えめな性格で好印象にも捉えられることもありますが、思ったことが言えない方も実は「不幸体質」になりやすいと言えます。良かれと思っていたとしても、他人からは誤解をされてしまったり、何よりも自分自身にストレスを溜めることになります。
さらに、自己主張をしないことや優しすぎる性格というのは、軽く見られる可能性も!ですので、あとからこう言っておけばよかったと後悔するくらいなら、その場で意見を言っておくべきです。たまのワガママや本音、怒りはどんどん出していきましょう。言えたことが「不幸体質」から脱却するための第一歩になりますからね。
不幸自慢・言い訳ばかり
「不幸体質」の人は不幸自慢が大好き。自分がどれだけ恵まれていないか、可哀そうなヒロインなのかをいろんな人にアピールします。よくすぐに自虐的になる人もいますが、他人から見ると「めんどくさい」と思われますよ。
また、「不幸体質」の人はすぐに言い訳に走ります。「でも」「だって」「どうせ」の3拍子で、励ます言葉を言おうとしてくれている人も撃沈させます。「でも」で人のアドバイスを否定し、「だって」と言ってできないことを言い訳します。そして「どうせ」で自分を否定します。救いのない言葉で自分自身をどんどん追いつめてしまうのです。
さらに、自分のことだけではなく環境や他人のせいにしたり、誰かの悪口や陰口をずっと言いあったりしています。周りにもそんな人が集まるため、周りからも不幸な運気が流れてくるのです。
「不幸体質」から脱却するには…
最後に、「不幸体質」から脱却する方法を2つ紹介します。ひとつは、楽しいことが特になかったとしてもとにかく笑うこと。口角を上げて笑い、大きな口をあけて笑ってみて下さい。理由がなくても本当はつらくても悲しくても、とにかく10秒だけでも笑っちゃうのです。そうすることで、心につっかえていたもやもやが、ちょっとだけ軽くなるかもしれません。
また、「不幸体質」脱却法のふたつめは、これが今の自分なんだと受け入れること。「なんだか今日はダメダメだなあ」「ダメダメな自分」だと気がついても、「そんな時もあるか」と開き直ってみるのです。そして自分が何かを達成したり、成功したりすればこれでもかと自分で自分をほめてあげて下さい。
どちらも最初は真似事のようなものでも、自然と気が付けば「不幸体質」から脱しているはずです!
まとめ
「不幸体質」について特徴をお伝えしてきました。基本的に「わたしは不幸だ」と思えば不幸になっていきます。しかし、「ツイていないかもしれない。けれどこんないいこともあった」と思うと幸せになります。
物事に対する受け止め方ひとつで不幸にも幸せにもなります。まずは自分にできることから始めて、是非「不幸体質」から抜け出してみて下さいね!
画像出典:istock