意識高い系の意味とは?
意識高い系とは、自分の思考や視座を高く持っているものの、中身や行動が伴っていない人のことをいいます。承認欲求が強く、SNSにおいて自分の経歴や人脈を派手にアピールする人々が当てはまります。
「意識高い系」はインターネットから生まれたネットスラングの1つであり、言動と行動が伴っていない人のことを揶揄(やゆ)する言葉として生まれました。逆に、言動と中身が伴っている人のことは「意識が高い人」といいます。
SNS状で自分を過剰に演出しアピールする人に対して、「意識高い系の発言ばかりで嫌になる」などと言っている人を見かけたことがありませんか?具体的にはどういった人たちのことを指すのか気になりますよね。
では、意識高い系と言われる人の特徴と意識が高い人との違いを見ていきましょう!
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意識高い系の人の特徴
- 努力したアピールが多い
- ビジネス用語を多用する
- 他者を見下しがち
- セミナーや啓発本に影響されやすい
- 知人の自慢話をよくする
意識高い系の人は、努力をすることが自己アピールに繋がると考える傾向にあります。もちろん努力することは素晴らしいですが、「1時間しか寝てないんだよね」など、少し違った方向の努力アピールをする場合が多いようです。
よくある横文字のビジネス用語を多用するのも、意識高い系の人の特徴のようです。ビジネス用語は全員が知っているわけではありません。プライベートの会話で頻発してしまうと、周りから厄介な人に見られてしまうことがあるようです。
意識高い系の人たちは、悩んでいる人や部下・友人などに対して、少し上から目線でのアドバイスをしてしまうこともあるようです。人との付き合いは、なるべくなら対等で助け合う関係が理想です。人の役に立てるアドバイスは素敵ですが、相手にとってはうんざりされてしまうかもしれません。
意識高い系の人は流行に弱い傾向にあります。セミナーや啓発本から学んだ知識も多いため、その時の流行りによって、これまでの考えや行動がガラっと変わることもあるでしょう。特に成功者の「成功体験」に影響されやすく、周りからは自分の考えが定まっていないように見えているようです。
周囲に素敵な知人・友人がいることは、とても素敵なことです。しかし、意識高い系の人はまるで自分のことのように自慢話をしてくるので、裏ではうんざりされてしまう傾向にあるようです。人脈が多いことをアピールしたいからと知人の自慢話ばかりになってしまうと、自分自身の良い評価を得ることはできないでしょう。
意識が高い人の特徴
- 努力のアピールはしない
- 有言実行
- 知識や他者の成果をひけらかさない
- 結果を残す
意識が高い人は、自分がしている努力を「当たり前のこと」だと考えているため努力のアピールをしません。
意識が高い人は、自分が言ったことや決めたことなど「約束」をしっかり守ります。その場のノリや感情で話すことは少なく、よく情報を精査したうえで準備に取り掛かります。意識が高い人は、結果までの過程をしっかり思い浮かべて、目標やゴールを伝えるときはもうすでに行動しているのです。
意識が高い人は、これまで得てきた知識を周囲にアピールすることがほとんどありません。また、知人の成果や成功体験についても周りへひけらかしません。アピールや自慢をすることで、人に対してどのような印象を与えるのかを理解しているのです。
自分を客観的に見ることができるので、無理な目標設定はしないのが意識が高い人の特徴です。意外ですが、自分の力量を見極めて「今できること」をコツコツと積み重ねていくのです。その結果大きなことを成し遂げたという人はたくさんいます。結果をしっかりと残し続けることで評価されのです。
意識高い系と言われないための方法
- 自分を飾る必要はないと理解する
- 褒めてほしいと言う
- 言ったことは行動に移す
- 他者の価値観を尊重する
自分を高めるための努力は素晴らしいことですが、人よりも優れていると無理に示そうとすると不要な争いを生んでしまいます。勝ち負けにこだわらず、無理に自分を飾らないことが大切です。自分自身を大事にすることで、少しづつ自信に繋がっていくでしょう。
根底にある「褒めて欲しい」という気持ちから、周囲へアピールすることも多いでしょう。しかし、過度なアピールや嫌味に聞こえる自慢に人々は良い印象を感じません。「褒めて欲しい」「認めて欲しい」といった気持ちは、素直に表現することで受け入れられやすくなります。
自分を高めるためにしてしまった言動に振り回されていないでしょうか。周囲に自分をアピールするために言ったは良いけれど、実際に行動に移すことがなければ信頼を得ることはできません。まずは簡単なことでも構わないので、言ったことは行動に移すようにしていきましょう。
意識高い系の人は悪気はないのですが、どうしても自分の価値観に寄りがちになってしまうため、他者の意見や価値観を無意識に受け入れない場合も多いようです。「こうでなければならない」という気持ちは抑えて、他者の考えに耳を傾けるようにすると、違った考え方が出来るようになるかもしれませんね。
まとめ
意識高い系と言われないために、「良く見せなければならない」といった固定概念は一度置いておいて、ありのままの自分を表現してみましょう。他人の価値観に耳を傾けることで、新たな気付きがあるかもしれません。
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