猜疑心の意味とは?
猜疑心とは、人の言葉や行動を素直に受け取らず疑いの気持ちを持つことです。
猜疑心の「猜」は妬み、「疑」は疑うことを意味しており、親切にしてもらったことも「裏があるのでは?」と疑ってしまったり、自分より恵まれた人に嫉妬したりする気持ちが猜疑心に当てはまります。
では、ネガティブな感情に分類される「猜疑心」の使い方と猜疑心が強い人の特徴について解説していきます。
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猜疑心の使い方・類語
- 例文
- 類語
「親切にされるたびに猜疑心に苛まれる」
「あの人は猜疑心が強くて話していると疲れる」
「あの人は猜疑心が強くて話していると疲れる」
以下のふたつは類語ではありますが、猜疑心とは少し意味が異なります。
◆懐疑心
懐疑心とは、どんなことに対しても疑いの気持ちを持つことです。猜疑心よりも根拠のない疑いを持つ範囲が広いときに使います。
◆疑心暗鬼
相手に対する不安感からちょっとしたことに対しても疑いの気持ちを持ってしまうことをいいます。猜疑心は不特定多数の人の言動を疑ってしまう気持ちのことですが、疑心暗鬼は特定の何かによって植え付けられたトラウマが原因で、それに関連するものに対して信頼が持てなくなっている状態のことをいいます。
◆懐疑心
懐疑心とは、どんなことに対しても疑いの気持ちを持つことです。猜疑心よりも根拠のない疑いを持つ範囲が広いときに使います。
◆疑心暗鬼
相手に対する不安感からちょっとしたことに対しても疑いの気持ちを持ってしまうことをいいます。猜疑心は不特定多数の人の言動を疑ってしまう気持ちのことですが、疑心暗鬼は特定の何かによって植え付けられたトラウマが原因で、それに関連するものに対して信頼が持てなくなっている状態のことをいいます。
猜疑心が強い人の特徴
- 思い込みが激しい
- しつこくて面倒くさい
- 好意を受け取れない
- 悪口が多い
猜疑心を持つ人には、思い込みが激しいという特徴があります。何に対しても疑り深く、こちらが否定しても自分の意見や経験を優先して決めつける傾向にあります。
猜疑心の強い人は、何気なく言った言葉や行動に対して1つ1つ理由を求める傾向にあります。質問や確認をしたり念押したり、納得できるまで繰り返します。また、ターゲットを見つけて質問攻めにしてしまうこともあります。
猜疑心が強いと相手の親切心を素直に受け止められなかったり、相手が好意でしてくれたことに対して自分なりの解釈をして悪く捉えてしまったりします。相手の好意を信じられず、「ありがとう」を言える人が少ない傾向にあります。
猜疑心が強いと相手の好意を「裏がある」と解釈し、「あれは悪意から来る言動だ」と周囲に話してしまいます。こうやって裏がありそうな人を標的にして当たる対象を見つけているのです。
猜疑心が強くなる原因
- 自己肯定感が低い
- トラウマがある
自己肯定感が低いと懐疑心が強くなる傾向があります。自分に自信が持てないと、褒められても素直に受け取ることができずバカにされているような気持ちになってしまうのです。
過去の経験からトラウマを持ち、人を信用できなくなると猜疑心の強い人になってしまう可能性があります。褒められてもそれが嘘だったときに傷つくのが怖いと考えて素直に受け取ることができないのです。
猜疑心が強い人との付き合い方
- 距離を取る
- 反論しない
- 気にしない
- 丁寧な対応をする
関係性が薄いのであれば、自分自身を守るためにも適度な距離を取りましょう。深く付き合わず、話さず、なるべく関わりを持たないようにすることがベストです。
猜疑心が強い人は他者から反論されると自分が考えていることについて正当化しようとしてくるので、とても厄介な争いに発展することがあります。言い返さずに聞き流しておくと、余計なトラブルにを回避することができるでしょう。
相手への好意を否定されることは悲しいですが、嫌なことを言われても気にしないことが一番です。猜疑心が強い人は、過去の経験から疑い深くなっている可能性もあります。否定や反論はせず、受け流すことが大切です。
相手との関係を続ける必要がある場合は、なるべく丁寧な対応を心がけましょう。猜疑心や嫉妬心に火をつけるような言動は避けて、当たり障りのない言葉でその場を乗り切ることがポイントです。
まとめ
人には相性というものがあり、猜疑心が強い人にも気が合って楽しくできる人はいます。ただ、ターゲットにされると信じてもらうのにはかなり根気がいるので友人になることは諦めた方が良いかもしれません。猜疑心は一朝一夕で身につくものではなきので、生半可な気持ちでは相手の心をほぐすことはできないでしょう。
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