ハイビスカスはどんな花?

南国の快活なイメージをそのまま持った花・ハイビスカス。鮮やかな赤やオレンジ色は、見ているだけで元気なれます。そんなハイビスカスの主な花言葉は、「新しい恋」「繊細な美しさ」です。この他にも、色別の花言葉があり、どれも明るく勇気づけてくれるような花言葉ばかりです。

では、ハイビスカスの花言葉とその由来について詳しく見ていきましょう!


ハイビスカスの花言葉と由来

  1. ハイビスカスの主な花言葉
  2. ハイビスカスには「新しい恋」「繊細な美しさ」「勇気ある行動」「あなたを信じる」「信頼」などの花言葉があります。

    これらの花言葉は、南国の強い日差しの中で咲く明るく華やかな花姿からつけられたものだといわれています。とくに「勇気ある行動」や「信頼」は、ハイビスカスが日々花を咲かせる強さや、生命力の高さからついたとされています。
  3. ハイビスカスの色別の花言葉
  4. ハイビスカスは色ごとに異なる花言葉がついています。贈りたい気持ちや場面に合わせて選んでみると良いでしょう。

    それぞれの由来は、赤色が毎日力強く花を咲かせることから、ピンク色はその可愛らしい見た目から、白色は純白の花弁が持つ美しさから、黄色は太陽光を浴びて輝く姿から、オレンジ色は夜には花を閉じる繊細さから、青・紫は爽やかな印象からだといわれています。

    ※なお、寒色のハイビスカスはアリオギネ科に分類される別種の花です。

    赤色 「勇敢」
    ピンク色 「華やか」
    白色 「艶美(えんび)」
    黄色 「輝き」
    オレンジ色 「繊細な美しさ」
    青・紫色 「清楚」
  5. ハイビスカスの怖い花言葉
  6. ハイビスカスに怖い花言葉はありません。

    ただ沖縄でハイビスカスは「後生花(ぐそうばな)」と呼ばれ、墓地に植える風習があるため、死と結びつけてイメージされることがあります。しかしこの風習は、故人の幸福を願う意味を込めて行うものなので、悪い意味はありません。

    ハイビスカスは基本的に、明るく前向きな花言葉が多いため、安心して贈り物に選んでみてくださいね。
ハイビスカスの特徴
  1. ハイビスカスの詳細
  2. 植物名 ハイビスカス
    学名 Hibiscus
    科名 アオイ科
    属名 フヨウ属
    原産地 ハワイ諸島など
    開花時期 5~10月
    ハイビスカスは、フリルのような花びらと長い花柱が特徴の常緑低木です。亜熱帯~熱帯地域が原産の花で、日本でも温かい場所であれば育てることができます。

    また、ハイビスカスは1日花という、朝咲いて夜には閉じる咲き方をします。花は閉じていても、枯れているわけではなく、また翌朝には花を開かせます。
  3. ハイビスカスという名前の由来は?
  4. ハイビスカスという名前の由来は、諸説あります。

    まず1つ目の由来は、エジプトの美の女神「ヒビス(hibis)」と、ギリシャ語で「似ている」という意味の「isko」が合わさりできたという説です。

    また、古代ギリシャ語で「タチアオイ」という意味の「ibiscos」が、ラテン語に翻訳される過程で「hibiscos」になったという説もあります。
  5. ハイビスカスの和名は?
  6. ハイビスカスは、和名で「扶桑花(ブッソウゲ)」と呼ばれます。これは、中国ではハイビスカスのことを「扶桑(ブッソウ)」と呼んでいたことが由来だといわれています。扶桑とは、中国で東の日が出るところにある神木という意味で、温かい場所を好む花であることからこう呼ばれたのではないかと考えられています。
ハイビスカスはいつの誕生花?

ハイビスカスの誕生花は「7月11日」「8月10日」「8月31日」です。

まさに南国のイメージにふさわしく、夏生まれの方への誕生日プレゼントにおすすめです。

ハイビスカスを贈るなら?
  1. 誕生日
  2. ハイビスカスの花言葉「あなたを信じる」になぞらえて、信頼している友人や家族に贈ってみるのも良いかもしれません。また「繊細な美しさ」は、恋人への誉め言葉にもなるので贈ると喜ばれるでしょう。
  3. 試合・試験前、門出
  4. ハイビスカスの花言葉「勇気のある行動」「信頼」は、岐路に立つ人への応援になります。見た目も華やかなので、素敵なメッセージになってくれるでしょう。
ハイビスカスの種類

ハイビスカスは世界中に200種以上あるといわれており、大きく分けると3つの系統に分類されます。ではその3種類について、一緒に見ていきましょう。

  1. オールド系
  2. オールド系には、中程度の大きさの花をつけ葉がギザギザしたハイビスカスが分類されます。耐暑性・耐寒性に優れており、丈夫で花のつきも良く、初心者にも育てやすいため、古くから園芸品種として親しまれています。
  3. ハワイアン系
  4. ハワイアン系は、最も多くの品種数が分類されていて、色や花形のバリエーションが豊富な系統です。花と葉がともに大きく丸みがあり、観賞用として人気があります。しかし、寒さには弱く、挿し木による繁殖が難しいため、管理は難しめとされています。
  5. コーラル系
  6. コーラル系は成長が早く、最も丈夫な系統とされています。ギザギザした葉が特徴で、一株でもたくさんの花を咲かせることができます。品種数は少ないものの、育てやすさや開花率の高さから、ガーデニング初心者にも人気の種類です。
まとめ

ハイビスカスは明るく前向きな花言葉を持っていて、見た目にも華やかなので贈り物に最適です。誉め言葉のような花言葉ばかりなので、相手へ気持ちを伝える手段としてもピッタリです。色や品種によって意味が変わるので、贈る相手や場面に合わせて選んでみてくださいね。

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