乳液とは?
乳液(にゅうえき)とは、化粧水や美容液で補った水分を、肌から逃がさないようにするための保湿アイテムです。乳液には水分と油分がバランスよく配合されていて、保湿をしながら潤いも与えてくれるという効果があります。

今回は奥の深い乳液の使い方や種類について詳しく解説していきます。

乳液の役割とは?

乳液には、「水分保持」と「水分と油分を肌に与える」という2つの役割があります。

乳液に含まれている水分は、化粧水に加えてさらに水分量を上げ、油分は水分保持や肌の保護をしてくれます。健康な肌には水分と油分のバランスが取れていることが必要です。そのため乳液に含まれる油分は、私たちの肌を守るために欠かせないものなのです。
乳液と化粧水/クリームの違いは?

  1. 乳液と化粧水の違い
  2. 乳液は油分を含んでいますが、化粧水は含みません。基本的に、化粧水は肌の水分量を底上げすることが目的で、乳液は肌の水分を閉じ込めることを目的として使われるアイテムです。
  3. 乳液とクリームの違い
  4. 乳液とクリームは、含まれる油分量に違いがあります。クリームは乳液より油分を多く含み、水分保持に特化しているアイテムです。乳液は、油分と一緒に水分も含まれている、水分保持と水分量の両方の役割を担います。
乳液の種類
乳液には「保湿乳液」「先行乳液」「UV乳液」「ティント乳液」など、さまざまな種類があります。そのため目的に沿って、適した場面で使う必要があります。

では、それぞれの種類と特徴について、詳しく見ていきましょう。

  1. 保湿乳液
  2. 保湿乳液は、化粧水と美容液の後に使う、水分を逃がさないようにすることが目的の乳液です。主に乳液というと、この保湿乳液のことを指します。単なる保湿目的だけでなく、美肌成分などが含まれているものや、朝夜の使い分けが前提のものもあります。
  3. 先行乳液
  4. 先行乳液とは、化粧水の浸透率を上げるために、洗顔後一番初めに塗る乳液のことです。導入液やブースターと呼ばれることもあります。使用目的と方法が保湿乳液とは異なるため、使用方法をよく見て使いましょう。
  5. UV乳液
  6. UV乳液とは、水分保持と紫外線対策を目的とした乳液のことです。日焼け止めとして使えるので、メイクの時間短縮にも役立ちます。乳液ではありますが、日焼け止め成分が含まれているため、クレンジングで落とす必要があります。
  7. ティント乳液
  8. ティント乳液とは、トーンアップを目的としているほんのり色のついた乳液のことです。保湿効果と肌のくすみ改善効果を兼ねそろえているため、化粧下地として使う事もできます。ピンク系、ベージュ系、UVカットタイプなどあらゆるカラータイプが展開されており、メイクをするほどではない時なというときや、すっぴん風メイクに役立ちます。
乳液の選び方
乳液を選ぶときは、自分の肌質に合ったアイテムを選びましょう。乾燥肌なら保湿力の高いもの、脂性肌なら油分が少なめなもの、混合肌ならさっぱりしたタイプと候補質のものを、敏感肌なら無添加の乳液がおすすめです。

それでは、肌質ごとに、どのような乳液を選べばいいのか詳しく見ていきましょう。

  1. 乾燥肌
  2. 乾燥肌の方は、保湿力と保湿の持続性が高いものを選んでみてください。「高保湿」の記載がある乳液や「セラミド」と呼ばれる保湿成分を配合しているものがおすすめです。乳液だけで乾燥する方は、スキンケアの最後にクリームも合わせて使いましょう。
  3. 脂性肌
  4. 脂性肌の方は、油分が少なめの乳液を選びましょう。ベタつきが気になるときは、つける量を少なくしたり、さっぱりタイプの乳液を選んだり、自分のお好みに合わせて調整してみてください。ただし、脂性肌の方も保湿は大切なので、油分で蓋をする工程は省かずに行いましょう。
  5. 混合肌
  6. 混合肌の方は、季節や部位ごとに乳液を使い分けてみてください。全体的にさっぱりタイプの乳液を使用したあと、乾燥しがちな部分には高保湿タイプを使うのがおすすめです。
  7. 敏感肌
  8. 敏感肌の方は、配合されている成分でトラブルが起きる可能性があるので、無添加タイプや敏感肌用の乳液を選びましょう。どの成分に反応するかは人それぞれなので、成分表示をしっかり見ることが大切です。
乳液の上手な使い方と手順

  1. 乳液を使う順番は?
  2. スキンケアの基本は、導入液、化粧水、美容液、乳液、クリームの順で使用します。何から使えばいいか分からない時は、油分が少ないアイテムから順番に使います。

    また、アイテムごとに「○○の前に使用」と記載があるタイプは、表示通りに使用してくださいね。
  3. 乳液の適切な量は?
  4. 基本的には、アイテムの説明欄に記載されている量を守るのが一番です。多すぎたり少なすぎたりすると、肌トラブルの原因になります。油分量を調整するために少なく使うときは、肌の摩擦に注意してくださいね。
  5. 乳液は使い分けた方が良い?
  6. 乳液は、使う時間帯や季節ごとで使い分けると、より肌に合ったスキンケアを行うことができます。

    たとえば、朝だけ・夜だけに使うタイプの乳液を用いたり、乾燥する冬は油分多めのものを使ったり、メイク前や肌の状態で使い分けてみてください。また、乳液だけを使うことにこだわらず、クリームを積極的に使ってみるのもおすすめです。
おすすめ乳液を紹介!
  1. 肌ラボ|極潤 ヒアルロン酸乳液
  2. 170ml 814円

    肌ラボの極潤は、ヒアルロン酸にこだわった高保湿の乳液です。油分が多めなので、粘度のある質感がありとろっとしています。大抵の薬局で購入できる実力派アイテムで、お手頃な価格も人気の理由。美白成分が配合されているシリーズもおすすめです。
  3. キュレル|潤浸保湿 乳液
  4. 120ml(本体) 2,090円

    キュレルの潤浸保湿は、敏感肌におすすめの乳液です。油分はやや少なめで、さらっとした質感をしていますが、高い保湿力があります。どこの薬局でも手に入って敏感肌さん向けアイテムではありますが、しっかり成分をチェックしてから使用するようにしてくださいね。
  5. INNISFREE | グリーンティー ヒアルロン ローション
  6. 170mL 2,330

    INNISFREEのグリーンティー・ヒアルロン・ローションは、とくに乾燥が気になる方におすすめのアイテムです。5種類のヒアルロン酸が保湿し、緑茶乳酸菌が肌を保護してくれるという高保湿が期待できる乳液です。かなりとろりとした質感をしたアイテムですが、塗り心地はサラッとしています。
まとめ
化粧水の次に使用する乳液は、肌に水分と油分を与えてくれるアイテムです。乳液を使う時は、配合されている成分をしっかりチェックをして、肌タイプごとに合ったアイテムを見つけてくださいね。
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