恋愛や仕事において、相手と適度な距離を置くことは人間関係の基本になります。けれども、なかなか距離がつかめずに人間関係で悩んでいる人もたくさんいるのも事実。そこで今回は相手と適度な距離を置く方法を紹介します。
目次
”適度な距離感”って?
よく適度な距離感を取ったほうが良いと言われますが、どうして適度な距離感を保ったほうがいいのか、わからないという人もいると思います。学生の頃はいつも一緒にいて、相手と距離を縮めるのに心血を注ぐことができます。
恋愛がすべてという生活になっても、そんなに犠牲は伴いません。けれども、社会人ともなると仕事などほかに優先するべきことが増えてきます。相手にも仕事がありますし、いつでも恋愛のことを考えられるわけではありません。
このことから、大人には適度な距離感を維持することが必要なのです。一緒にいてお互いに苦にならない距離感を取ることが大切で、お互いが自立して依存し合わない関係が理想と言えるでしょう。それにはある程度の人生経験や相手を察する能力が必要となってきます。ここからは上手い距離の取り方について紹介していきますね。
「恋愛」で適度な距離感を保つコツ①連絡と会う頻度のバランスをとる
連絡と会う回数のバランスを取るということは、適度な距離感を保つ上でとても大切なこととなってきます。連絡を毎日取っていて、そのうえ毎日会うとなるとお互いに苦しくなってくるでしょう。
そして、マンネリもすぐにやってくる関係性になってしまいます。毎日会うのは予定を合わせるのも、だんだん面倒になるので、やめておいたほうがいいと言えます。
連絡と会う回数のバランスを取るコツは毎日は合わないけれど、その分連絡はきちんと取るということです。なお、男性は仕事や友人を優先させることがあります。そこであなたがしゃしゃり出てしまうと、男性の負担は大きくなりますので、一人の時間を楽しむといった気持ちを持つようにしましょう。
「恋愛」で適度な距離感を保つコツ②全てを知ろうとしない
恋愛で適度な距離感を保つには、相手のすべてを知ろうとしないことです。相手のことが好きだと、すべて知りたいと思いますよね。けれども、知れば知るほど苦しくなることもありますし、ましてや相手が知られたくないと思っていることまで知ってしまうと関係が悪くなることがあります。
また、相手の行動の一つひとつがきになり始め、まるでストーカーのようになってしまうでしょう。相手のSNSを逐一チェックしてしまうなど、自分でもどうしていいかわからない状況になってしまうこともあります。ですので、相手と二人きりのときは大いに楽しみ一人のときも楽しめるような関係性を作るのがベストと言えます。
「恋愛」で適度な距離感を保つコツ③没頭できる仕事や趣味を持つ
恋愛で適度な距離を置くには、没頭できる趣味や仕事を持つことが大切です。つい恋愛に夢中になってしまう人は、没頭できる仕事や趣味を持つことで、恋愛から少し距離を置くことができ、冷静になれるでしょう。
そうすることで、相手に依存することもなくなりますし、メッセージの返信をイライラしたり、不安になったりして待つこともなくなります。会えない日が続いても、趣味や仕事に没頭することで寂しさを紛らわすことができるでしょう。
恋愛が趣味というようになってしまっている人こそ、ぜひほかに趣味を見つけてみましょう。趣味を極めていくことは相手の男性からも尊敬されます。人間としての魅力もアップするので没頭できる趣味を持つことはおすすめです。
「恋愛」で適度な距離感を保つコツ④愛されている実感や自覚を持つ
恋愛で適度な距離を保つには、会っている時間を密なものにして常に愛されているという自覚を持つことです。普段会えない分、会っているときは目一杯楽しむようにしましょう。そうすることで愛されている実感や自覚を持つことができます。そして愛されている実感や自覚を持つことで、会えないときにも不安になることは少なくなるはずです。
毎日連絡が取れなくても、そんなに気にならなくなり、浮気などの心配もしなくて済むでしょう。愛されている自信を持つことで、相手をむやみに疑ったり追いかけ回したりすることもなくなります。そのためにも、会っている時間をより密なものにしましょう。きっと愛されている実感を持つことができますよ。
「恋愛」で適度な距離感を保つコツ⑤「ありがとう」「ごめんなさい」をいつでも言えるようにする
「ありがとう」「ごめんなさい」をいつでも言えるようにすることは適度な距離感を保つうえで大切なことです。関係が深くなれば深くなるほど、意地になってしまい、「ありがとう」「ごめんなさい」が言えなくなってしまうことがありますよね。ですが、やってもらって当たり前という態度は距離が離れてしまうきっかけになってしまいます。
何かをしてもらったときは「ありがとう」、自分に非があるときは「ごめんなさい」としっかりと言うようにしましょう。当たり前だと思うかもしれませんが、できていない人も多いものです。なお、男性は頼りにされることをうれしいと感じるので、要所要所で「ありがとう」と言うようにしてみるといいかもしれません。
「恋愛」で適度な距離感を保つコツ⑥デートの内容にも気を付けて
恋愛で適度な距離感を保つコツとして、デートの内容を工夫することが挙げられます。なぜなら付き合いが長くなるにつれて、デートもマンネリ化しやすいからです。
気合の入ったデートをしたあとは、ゆったり自宅でデートするなどデートのプランにメリハリをつけることがポイントです。そして、イベントのときははりきった内容のデートをしてみるといいかもしれません。メリハリをつけることで相手の新しい側面が見られることもあるかもしれません。
いつもゆるいデートの内容だとすぐに飽きてしまいますし、いつも頑張った内容のデートだとお互い疲れてしまうこともありますよね。特に慣れきった関係になると、今更はりきった内容のデートをするなんて…と恥ずかしくなることもあります。そういう関係のカップルこそ、初心に戻って付き合い始めのようなデートをすることでマンネリ防止にもなりますよ。
「仕事」で適度な距離感を保つコツ①詮索しすぎない
仕事において相手との適度な距離を取る方法があります。まずは職場の男性や後輩にフレンドリーに接することは大事なのですが、あまり馴れ馴れしい態度を取らないほうがいいでしょう。
そして、必要以上にプライベートに踏み込むのはやめておきましょう。また、年齢や恋人の有無、交際相手・結婚相手の職業など、プライベートな内容にはむやみに踏み込まないことが必須です。
仕事で相手との適度な距離感を取るためには、相手のことは「そんなに詳しくない」という状況が理想的です。このように相手が言いたくないことには触れないことが大切なのです。ただ、相手の詳しいことは知らないけど、相手が何を負担に感じるかということはしっかり把握しておくことが大切です。
「仕事」で適度な距離感を保つコツ②礼儀を忘れない
仕事で適度な距離感を保つためにはつねに礼儀を忘れないことが大切です。仲良くなってから、ある程度の年月が流れたとしても、社会人としての常識から外れないようにすることが大切です。
例えばタメ口を聞いてしまったり、相手を呼び捨てで呼んだりすることは社会人としての常識から外れていると考えられます。「親しき仲にも礼儀あり」ということを常に頭に置いておくようにしましょう。
また、相手に感謝する、約束を守る、人の悪口を言わないなどの人として基本的なことを忘れないでください。特に人の悪口を言うことは、相手からの信用を失ってしまうので気をつけるようにしましょう。社会人としての常識や人として基本的なことは守るようにすることで、仕事で相手との適度な距離感を保つことができます。
まとめ
恋愛や仕事で相手との適度な距離感を保つコツをまとめました。少し距離が近すぎたかな…?と思われる人も中にはいたのではないでしょうか。
けれども、今から気をつければ相手との適切な距離を維持し、相手との関係をスムーズに進めることができるでしょう。今回の記事を参考にぜひご自身の相手との距離のとり方を見直してみてくださいね。
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