セックスレスになる原因とは? 男女別のきっかけと解消法
セックスレスとは?
セックスレスとは、夫婦間、カップル間でのセックスの回数が極端に少ないこと、もしくは全くなことを言います。また、セックスのような行為をしていても満足感を得られていない状態がずっと続くこともセックスレスとして捉えることが出来ます。

セックスレスから派生した言葉として、レスりと、レスられというものがあります。レスりとは、セックスを拒否すること。レスられは、セックスを拒否されることです。

セックスレスの問題は年々増えており、ミドル世代だけでの問題ではなく、70歳以上の夫婦間でも問題視されている事柄です。もちろん、若い世代でも起こる可能性のある問題で、カップルでも起こり得ます。どのような原因でセックスレスになるのか、セックスレスは改善できるのかについて詳しく見ていきましょう。
セックスレスの主な原因10個
  1. 家事分担が偏っている
  2. 夫婦や同棲中のカップル間で、家事分担が偏ってしまうと疲れと不満がたまりセックスレスに繋がります。家事の分担は話し合いで解決できる問題です。根本的な問題は家事分担ではなく、話し合いができない関係性か思いやりを持ていないパートナーの性格に問題がある考えられます。
  3. 会話がない
  4. 十分な会話がないと夫婦・カップルの仲は悪化していきます。仲が悪い相手とセックスをしたいは思いませんよね。また、セックスも会話もお互いの協力と理解で成り立つものです。些細な話題も性の話題も話せる関係がセックスレスになりにくい関係だと言えるでしょう。
  5. 寝室がただ眠る場所になっている
  6. 寝室がただ眠るだけの場所になると、甘いムードが出にくくなります。間接照明を使って雰囲気を出したり、シーツを上品なものにしたり、気分を盛り上げる雰囲気を作ると夜の営みが楽しいものになりセックスレスが縁遠いものになることでしょう。
  7. 同じ下着をずっと使っている
  8. 同じ下着であるということは、相手が気を遣うほどのときめく人ではなくなってきたということです。男女共に性欲だけでは成り立たないこともあるのがセックスです。雰囲気とときめきが興奮を掻き立てるからです。同じ下着を何回も見せられると、それが日常になりときめきや性的興奮を覚えなくなります。それゆえに、同じ下着を使っているとセックスレスになりやすいと言われているのです。
  9. 体型が変わった
  10. 不健康そうな身体は、本能的に子孫を残す相手としてふさわしくないと感じさせてしまいます。そのため、付き合いたては好みだった体型から極端にやせこけたり太ったりするとセックスレスを招いてしまいます。
  11. 歯磨きしない
  12. 歯磨きをせず、汚い人とか口が臭い人として認識されると、性的興奮を抱く対象からは離れてしまいます。セックスどころかキスすらできなくなってしまうでしょう。
  13. お風呂に入らない
  14. いくら心を許した相手でも、不潔な存在とはセックスしようなんて気にはなりませんよね。
  15. 育児に追われている
  16. 子ども優先の生活は、様々なトラブルを招きます。夫婦間の時間を一切取れなくなったり、母乳の出る胸を育児の道具としてしか認識できなくなったり、疲れがたまってしまったり。子どもに恵まれず離婚する夫婦もいれば、子どもに恵まれたことで離婚の危機に直面する夫婦もいるということです。
  17. セックスがマンネリ化する
  18. マンネリ化すると、セックスを楽しめなくなります。行為をしても満足感を得られなければ、相手とセックスする意味はありません。マンネリを解消するための協力がないまま関係が続くと、おのずとセックスレスになってしまうでしょう。
  19. 雑に断られた
  20. セックスに誘うのは本来勇気のいるものです。長く付き合っていてもその気恥ずかしさが変わらないカップルもいます。そのため、誘いを雑に断られると深く傷ついてしまいます。傷ついたほうは、次誘うのをためらってしまうでしょう。相手への信頼感も薄くなり、セックスができる間柄ではなくなっていくのです。
男女別セックスレスの原因 男性編
  1. 恋愛感情が家族愛に変わった
  2. 緊張感がなくなった、妻のことを「母」と認識するようになると相手が性的対象から離れてしまいます。子どもの母親、自分の母親のように感じれば無理のないことでしょう。
  3. セックスの必要性を感じない
  4. セックスに関してあまり自信がなく、セックスをするよりも会話をして過ごしている時間に幸せと感じる方もいます。
  5. 若い子に目がいく
  6. 男性は、女性ホルモンであふれている肌がツヤツヤで若い人に魅力を感じるようになっています。長く付き合って年齢を感じるようになると、相手に魅力を感じなくなってしまうのです。
男女別セックスレスの原因 女性編
  1. 夫への不満
  2. 育児や家事の負担が多い、モラハラ夫のような振る舞いが嫌、など夫への信頼感が薄れると体を相手に任せる気にはなりません。
  3. 出産経験からくる恐怖
  4. 出産経験で膣に感じた痛みを思い出すと、挿入という行為に恐怖を抱いてしまうことがあります。また、乳は子どもに母乳をあげるための道具になってしまい、どこを触られても不快感を覚えるようになってしまいます。
  5. 閉経よる性交痛がある
  6. 閉経すると性交痛を感じやすくなります。丁寧な前戯と愛情があればあまり痛みを感じにくくなるようですが、痛みの恐怖から性行為に前向きになれずにいる方もいます。
セックスレスの解消法3選
  1. スキンシップの許容範囲を確かめる
  2. どのくらいスキンシップをしていいのか許容範囲を確かめることはとても大切です。セックスレスなカップルは、軽いスキンシップでさえ不快に感じてしまうことがあります。手を握るのはOKなのか、ハグは?キスは?と段階を踏みながらふたりで確認していきましょう。全く触れられたくないときは、相手への不満など精神的問題を抱えている可能性があります。無理にスキンシップを取らないように気を付けてください。
  3. お互いの不満を解消する
  4. セックスレスの解消には、お互いの不満を解消することが大切です。家事育児の負担がどちらか片方に偏っている、お風呂に入らない、歯を磨かない、下着を取り替えない、雑な扱いを受けている、体型が変わったなど、1度不満を話し合ってお互いに改善していくと良いでしょう。
  5. 2人の時間を作る
  6. 子どもがいるカップルには、意識して2人の時間を作ることが重要になってきます。子供を寝かしつけた後は夫婦の時間にしたり、たまには子どもを誰かに預けて夫婦水入らずの時間を作ったり。長時間セックスのためのを作るのは難しいかもしれませんが、一緒にお風呂に入ったりイチャイチャする時間を設けるだけでも、子どもが成長した後のセックス問題が楽になるでしょう。
セックスレス解消には時間がかかる
セックスレス解消には時間がかかります。相手とのセックスに嫌悪感がある場合は、1から関係を築き上げるのと同じ苦労を伴います。むしろドキドキや雰囲気だけではセックスができないから付き合う前よりも厄介な問題です。今更セックスするなんて恥ずかしいという思いもあるかもしれません。

お互いの不満を解消しながらトライアンドエラーを繰り返して、少しずつ歩み寄っていくことが大切です。気持ちが抑えられず強要してしまうと関係は悪化します。ゆっくりと進める覚悟を持ちましょう。
セックスレスは解決するべき?
体を求められるということは男女共に恋愛感情で愛してくれている実感を得ることができる方法です。相手を恋愛対象や自己肯定感を上げてくれる存在にしたいなら解消するべきでしょう。

ただし、セックスレスは必ず解消しなければならない問題ではありません。家族を存続させるだけのための存在であるのなら、セックスは不要です。性欲を発散するためだけなら愛人に頼んでも構わないでしょう。

セックスレスの原因の根源はとても深いものです。無理に解消するのではなく、フラストレーションをなくすための方法を見つけるのも一つの手です。セルフプレジャーでストレス解消する、愛人や公認カレカノを作るなど自分の納得する方法を模索しましょう。
まとめ
セックスレスはすぐに解消される問題ではありません。慎重に話し合いやスキンシップを重ねていくことが大切です。ただ、どうしても解決できない問題だと分かったときは、潔く別の恋人を作ってしまいましょう。様々な価値観が認められている現在、無理にひとりの人と関係を続けることが正しいこととは言えないのですから。
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