恋人がいるにも関わらず、他の人とデートを重ねることを「クッショニング」と言います。今の恋人と別れた時にすぐ別の人と付き合えるようにしておくことが目的で、身近な言葉だと「キープ」とも言われています。
良好な関係を築いているにも関わらず知らない間にクッショニングされていることもあり、知った時のショックは計り知れないものでしょう。
恋人がいるのにクッショニングしてしまう男性心理としては、いつ終わりがくるか分からない不安感を和らげるためにしてしまうことが多いようです。これは恋人との関係が良好でも行う人もいて、「恋人」という将来性がみえない不安定な関係が不安を駆り立ててしまっているようです。
クッショニングへの意見は様々ですが、一番多いのは「浮気ではないか」という意見です。正式な恋人がいるにも関わらず、他の女性とデートを重ねるのは裏切りに近い行為だと認識している方が大多数だと言えるでしょう。
似たような言葉で「デーティング」がありますが、これは正式に恋人を作る前に行うことなので、恋人がいるにも関わらず、キープと呼ばれる恋人候補が複数いるのは思いやりにかける行為です。
クッショニングさえしなければ分かれずに付き合っていたのに、という女性も多いです。先が見えない不安な気持ちは分かりますが、それを逃げる口実にするのは誠実ではありません。しっかり話合った上で関係を築いていくことが大切です。
「クッショニングされているかもしれない…」と思った時の見分け方は、浮気の見分け方とほとんど一緒です。
彼が頻繁に他の女性とやり取りをしていたり、日々のコミュニケーションが不足していると感じることはありませんか?付き合った当初と比べて「連絡が少なくなった」「会う時間が減った」などがある場合、もしかすると彼がクッショニングしている可能性があります。
彼がクッショニングを悪いことだと思っていないこともあり、体の関係がなければ大丈夫と認識している場合は「浮気」や「悪いこと」の意識がありません。そのため、会話の中で自然と「この間〇〇とごはんに行ってきた」などの話から発覚することもあるでしょう。
彼がクッショニングしていることを嫌だと思うなら、「他の子と会わないで」と強制するよりも、以前よりも濃密なコミュニケーションを取れるように意識することが必要です。
彼が浮気性であるなら話は別ですが、そうでない場合は将来のことについて話し合ってみたり、二人の今後についてしっかりと話すことで、彼の不安な気持ちを解消してあげられるかもしれません。クッショニングは「どうなるか分からない関係に不安を感じている」が前提なので、まずは彼が感じている不安を取り除いてあげるようにしましょう。
ただし、単なる浮気性の場合は別です。この先ずっとあなたが不安を抱え続けることになるので、別れることも視野に入れておいた方がいいかもしれません。
彼ではなく、自分がクッショニングするパターンもあるでしょう。彼との関係に不安を感じ、安心感を求めてクッショニングしたいと思っていませんか?
デーティングと違い、クッショニングは正式な恋人がいるのに他の異性とデートすることになるので、浮気と考える人も多いです。誠実ではないので、まずは彼と話し合う機会を作ることを優先しましょう。不安な気持ちを話し、相手とコミュニケーションを取ることで解決する場合もありますが、それでもダメな場合はクッショニングもありかもしれません。
ただし、先ほど伝えたようにクッショニングが「浮気」と認識されるような付き合い方になってしまうと、彼との関係が終わりへとまっしぐらになってしまうため、あくまで彼への敬意は忘れないようにしてくださいね。
恋人との関係がうまく行かず、別れてしまうことは悲しいですし、苦しいものです。ですが、一人の人との恋愛が終わり、縁が切れたところであなたの人生が終わるわけではありません。恋人に全てを依存してしまうと、別れたときの苦しみが大きくなってしまうため、寂しさをうめる手段を恋人以外に見つけておくのも必要です。
もし別れることになった場合でも、恋人以外の頼れる場所があれば、相手へ依存せず自分のメンタルも保つことができます。
恋愛は本来、楽しいもので気持ちも前向きになっていくものです。「もし別れてしまったらどうしよう」と怖がらず、あなたらしい恋愛を楽しむことができるよう、クッショニングなども視野に入れてみてはいかがでしょうか。
クッショニングに対しては、彼へ依存し過ぎないための恋愛を楽しむ手段としてだったり、浮気になるから誠実ではないという意見だったりと様々です。
クッショニングは「恋人との関係に不安を感じているから」起こす行動なので、お互いにクッショニングが嫌だと感じる場合は、話し合いの場やコミュニケーションをしっかり取っていくことが必要です。
恋愛は楽しく、そして前向きになれるものです。あなたが恋人と楽しく過ごせるよう、この記事が参考になれば嬉しいです。