カメレオン化とは?相手に合わせる恋愛スタイル 特徴・メリット・対処法 
カメレオン化とは?
カメレオン化(カメレオニング)とは、自分の考えや行動を相手の希望のままに合わせてしまうことをいいます。周りの風景に馴染むために色を変えるカメレオンが由来です。

相手の好みやニーズに歩み寄ることは、信頼関係を築く上で起きることなので、ごく当たり前のことでもあります。相手の意見を尊重するからこそ、相手の考えに自然と焦点を合わせてしまうものでものです。ですが、カメレオン化は「完全に相手に依存している」状態です。相手に合わせ過ぎてしまうことで、精神的・社会的に悪影響が出てしまうことも考えられます。

カメレオン化しやすい人の特徴について、一緒に確認していきましょう。
カメレオン化しやすい人特徴① 共感力が高い
カメレオン化しやすい人の特徴として、「共感力が高い」という部分が挙げられます。

共感力が高い人は相手の好き嫌いを瞬時に把握してしまうため、相手の好みや希望に対して、完全に一致させようと頑張ってしまう傾向があります。共感力が高いと相手の感情の変化にも敏感です。価値観が合わない状況で、相手が少しでも嫌な顔をすれば、その変化にすぐに気が付くでしょう。「嫌われるのでは?」と不安になってしまい、より一層相手の色に合わせてしまう傾向があるようです。
カメレオン化しやすい人 特徴② 依存しやすい
すぐ人に頼ってしまう人、ハマるととことんハマってしまう人、承認欲求が強い人、常に連絡を取ってないと不安になる人、束縛が強い人など依存傾向が強い人は、「嫌われること」に対して強い恐怖感を抱く傾向があります。そのため、相手の好みに合わせれば嫌われないはずだとカメレオン化していきます。
カメレオン化しやすい人特徴③ 人を喜ばせたいと思っている
人を喜ばせたい!と常に考えていることはとても素敵なことですが、行き過ぎるとカメレオン化して自分を苦しめることがあります

「人のため」「誰かを喜ばせることが生きがい」と思っていて、自己犠牲が強い方は、自然と相手に合わせてしまいます。人との議論をせず深い話を避けて、自分の意見を主張するタイミングを失ってしまうのです。このタイプの人たちは、恋人や友人、職場の人など近しい人に対しては誰に対してもカメレオン化してしまいます。
カメレオン人間のメリット
依存傾向が強く出てしまう「カメレオン化」ですが、悪いことばかりではありません。実はビジネスの場においては、カメレオン人間の方が出世すると言われているのです。

カメレオン化は良い意味で「空気を読む力」があります。人に合わせることに長けているため、周囲と上手くやっていけるといった特徴があるのです。また、「人に合わせる」ということは、柔軟性にも繋がります。仕事上での問題にも柔軟に取り組むことができる人が多いのです。

仕事を振られたとき、拒否したり自己主張が強ければ、会社や集団ではやっていけないものです。
「カメレオン化してしまう」のではなく、意識的にカメレオン化を使うことができるようになると、仕事や退陣面で有利な状況を作ることができるでしょう。
カメレオン化したくないときは?
カメレオン化は仕事面では有効に働くことがありますが、プライベートな人間関係では別です。1対1でのカメレオン化はすぐに見破られて、「この人は合わせているだけで本心ではない」と不信感を与えてしまいます。

カメレオン化しないようにするためには、まず「自分の価値観」をしっかり持つことを意識してください。お互いに価値観をすり合わせることで良好な人間関係を構築できるので、「自分はこう思っている」を言えるようになることから始めてみましょう。自分の意見を少し主張したとしても喧嘩にはならないですし、意見をすることで見限る人かどうかは一線を置く判断材料にもなります。
まとめ
今回は、つい相手に合わせてしまう「カメレオン化」についてお話してきました。
好きな人の好みや考えを尊重するあまり、カメレオン化していませんか? 相手に合わせることは大切ですが、合わせすぎると自分も相手も苦しめます。
信頼関係を築いて素敵な関係になるためには、相手の意見を尊重しつつ、自分の意見もしっかり伝えて、価値観をすり合わせることが大切です。「相手に嫌われる」と怖がらず、自分の意見をしっかり伝えて、パートナーと素敵な関係を築いてくださいね。
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