自然消滅が起きる原因とそれを望む男性心理って?回避はできる?
相手との関係が微妙な状態になると、「もしかして自然消滅してしまうかも……」と不安に感じてしまいがちですよね。そこで今回は自然消滅の原因や自然消滅を望む人の心理について紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

自然消滅とは?

自然消滅とよく言いますが、そもそも自然消滅とはいったいどういう状況を指すのでしょうか。恋人関係で言う自然消滅とは「恋人関係である二人の関係が自然に解消されてしまうこと」を言います。よくあるのは、「別れよう」と両者どちらからも言わず、会わなくなったり連絡を取らなくなったりします。

「○日間連絡を取らないで会わずにいることが自然消滅である」という明確な定義はないですが、いつの間にかすべてがなくなってしまうというのが共通で起こることです。「このまま自然消滅してしまうかも……?」と思うようなときはすでにお互いが気まずい関係になっており、やがて連絡を取ったり会う回数も少なくなっていくものなのです。

自然消滅の理由①環境の変化

自然消滅してしまう原因の一つに環境の変化というものが挙げられます。例えば、恋人が転勤してしまったり、地元に帰ってしまったりすることで、二人の間に物理的な距離が開いてしまい、気軽に会うことができなくなったときです。

また、仕事で一方が新しい部署に配属されたり立場が上がったりして、以前と生活リズムががらりと変わったときにも忙しさにより連絡がしづらく、自然消滅に発展していくケースになります。

環境の変化は仕方がないことですが、お互いに気を遣いすぎて「連絡しよう」「会おう」と言いづらくなってしまうと、自然消滅につながってしまいます。忙しいのはわかっていても、連絡を取るなど2人が努力し合うことが求められるのです。

自然消滅の理由②喧嘩・倦怠期

自然消滅の原因として、ケンカや倦怠期が挙げられます。大きなケンカをしてしまってお互いにモヤッとしたままの場合、そのまま連絡や会うことを避けたりすることがありますよね。そしてやがてこれが原因で、自然消滅へとつながってしまうのです。

また、付き合いが長いゆえに倦怠期になり、それを乗り越えられないままスキンシップなどが無くなってしまったりすると要注意です。あまりに倦怠期を引きずりすぎると、どちらかがほかの異性に惹かれてしまったり、久しぶりの愛情を拒んだりすることがあります。倦怠期だと感じたら、二人にとって刺激になるようなことや新しいことを取り入れてみてください。

自然消滅を望む人の心理①別れ話がめんどくさい

自然消滅を望む人の心理として、別れ話をするのが面倒くさいというものがあります。別れ話をすることによって、問い詰められるのが嫌だったり泣かれたくなかったり、怒られたくなかったりして別れ話を避けることで結果的に自然消滅してしまうのです。

別れるとなるとどうしても修羅場になることが多いので、なるべく会わない話さない選択をしてしまうのでしょう。別れ話は面倒くさいものですから、なるべく避けたいという心理も働くようです。

さらに、「振った側」が悪者、「振られた側」が同情の的になる世間のイメージから「悪者になりたくない」「相手を傷つけたくない」という偽善や保守的な心理もあります。振って相手を傷つけるくらいなら自然消滅したほうがマシという気持ちもあるでしょう。

自然消滅を望む人の心理②キープしておきたい

自然消滅を望む心理の一つに相手をキープしておきたいということがあります。完全に別れてしまうと、また相手に関心が向いたときにやり直しづらくなるという理由で、いつでもやり直せるように繋がりだけは残しておきたいと思ってしまうのです。この考えは非常にずるい考えで、複数の人に好意を寄せられることに快感を覚える人がよく使いがちです。

こういった人は、「別れようと言っていないから別れてないよね」と都合よく復縁しようとする場合もあり、一人の人と真剣に付き合うことができないタイプだと言えるでしょう。そして、付き合ったとしても結局はほかの人と付き合いだして、相手のことをあっさり忘れてしまうのです。キープにされているなと感じたら、復縁を断りまた新しい恋を探したほうがいいかもしれません。

自然消滅のメリット

悪いイメージのある自然消滅ですが、自然消滅にもメリットがあることをご存知でしょうか。まず、自然消滅の場合、別れ話で揉めて精神や気持ちを消耗することがないので、別れるうえでのダメージが最小限に抑えられるのです。

別れ話となると気持ちが重くなってしまうもの。それがないだけでも心が軽いでしょう。別れるための重い話し合いに泣いたり怒ったりするなど、お互いに傷つかずに済むということがあります。

万が一、二人がやり直したいと思い始めたら、自然消滅を冷却期間として捉えることができるでしょう。別れ際にお互いに相手の悪いイメージを持っていないので、復縁の可能性は比較的高めと言えるでしょう。

自然消滅のデメリット

自然消滅のデメリットについて紹介します。自然消滅は「自然消滅しようね」というような宣言をするわけではないですから、相手が自然消滅したと思っていないケースがあります。そういった場合、一方が新しい人と付き合い始めてしまうと浮気だと捉えられてしまい、大きなトラブルに発展してしまうことも。

また、ふとしたきっかけで偶然会うことになったときに気まずいことがあります。自分も相手も二人の関係を中途半端にしたという思いがありますから、その気まずさは相当なものです。そして、周りの人から「ちゃんと終わらせたほうが良い」「異性関係にだらしがない」と言われることもあり、世間体や自らのイメージが悪くなってしまう場合もあるでしょう。

自然消滅を回避するには

自然消滅はなるべくしたくないものですよね。自然消滅を回避するにはどうすればいいのでしょうか。まずはこまめに愛情を言葉やスキンシップによって表現することです。愛情を表現しないと相手は不安になりますし、倦怠期の原因にもなります。こまめに愛情を表していくことは一番大切なことと言えるでしょう。

加えて、ちょっと喧嘩してしまった時も、あまり意地を張らないで自分から連絡することも大切ですよ。よく相手からの連絡の頻度が減ったから自分も減らすというようなことを行う人がいますが、それではどんどん連絡頻度が減っていくだけです。

自然消滅したくなければ、きちんと相手に連絡をするようにしましょう。そして、いま不安に感じていることなどを相手にちゃんと話すことも長続きの秘訣です。

まとめ

自然消滅の理由や自然消滅を願う心理などについて紹介しました。「なんとなく危ないな……」と思うときは自分や相手が自然消滅したいのではないかと不安に感じてしまうことも多いと思います。

もし、自然消滅したくなければ、きちんと不安を相手に伝えることが大切です。誠意のある相手ならば、あなたが不安に思っていることに対してきちんと応えてくれるはず。お互いの不安や気持ちを伝え合うことがないと、そのまま自然消滅してしまってもおかしくありません。思っていることをいつでも素直に打ち明けられ合うような関係が理想的ですよね。

画像出典:istock

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