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オキシトシンとは?
オキシトシンとは愛情ホルモンと呼ばれる神経伝達物質です。このホルモンが分泌されると、人は安らぎを感じ、信頼感や共感といったコミュニケーションに必要な感情面に大きく作用します。また痛みや恐怖感を感じにくくなり、食欲を抑える働きもあるのでダイエットにも効果的だと言われています。そのため「幸せホルモン」とも呼ばれています。
オキシトシンの効果とどのようなときに分泌されるのかについて詳しく見ていきましょう。
オキシトシンの効果とは?
・幸せを感じる・愛されていると感じる
・他者への愛情が芽生える
・射精を助ける
・出産時の陣痛を和らげる
・母乳の分泌を促す
・親としての愛情を深める
どういうときに分泌されるのか① 恋愛時
オキシトシンは恋が始まるときにたくさん分泌されることが分かっています。うきうきルンルンな付き合い始めの頃に、オキシトシンの分泌量は最大値を迎え、時間がたつにつれて徐々に調整されてやがて分泌量は正常値になっていき、付き合いたての高揚感はなくなっていきます。恋愛のはじめに気持ちが一気に盛り上がり、その後冷めたり落ち着いたりするのは、オキシトシンの分泌量が関係していたのです。
また、オキシトシンはオーガズムに達したときに分泌されます。射精を助ける作用もあり、性においても大事な役割をになっています。
どういうときに分泌されるのか② 子育て時
オキシトシンは、赤ちゃんとのふれあいで分泌されます。それは、性別関係なく分泌されるもので、親になると子どもとたくさんスキンシップを取るほど親としての愛情が深まり、子育てに前向きになっていきます。
そのため、母親のほうが愛情深くなりやすいのは、本能からくる母性が出るからだけではなく、お腹の中にずっといることや母乳をあげることで父親よりも接触時間が長いからだと考えることが出来ます。父親に積極的な子育てを求めるなら、赤ちゃんのときにたくさん触れ合わせることが大事になってくるでしょう。
どういうときに分泌されるのか③ 食事の時
オキシトシンは食べるものでも分泌させることができます。ビタミンCやマグネシウム、タウリン、プロバイオティクスなどを積極的に摂取することで血液中のオキシトシンが増えていきます。
また、家族や恋人、友人と楽しく食事をすることでも分泌が促されることが分かっています。オキシトシンを分泌させたいときは、栄養素だけでなく、好きな人たちとの交流も意識してみましょう。
どういうときに分泌されるのか④ マッサージ時
マッサージを受けることでも、オキシトシンは分泌されるようです。15分間、背中のマッサージを受けることで血液中のオキシトシンが増えたという研究結果があります。ゆっくりとした速度で、心地よいと思う圧力をかけることがオキシトシンを分泌させるポイントだそうです。
眠りにつくときや温泉に入っているときに幸せを感じるのも、心地よさを感じてオキシトシンが出ているからなのかもしれません。
まとめ
私たちが幸せを感じるときに分泌されるオキシトシンの効果についてまとめてみましたが、参考になりましたでしょうか。大切な人との関わりを持つことで分泌されるこのホルモンは、痛みや不安感を取り除き、健康で前向きに生きていく上で欠かせないホルモンの1つです。
社会生活を送るうえで欠かせないオキシトシンの分泌を高める日々を送れるよう、こちらの記事を参考にしていただければ嬉しいです。大切な人と幸せな生活を送れるように応援しています。