六曜とは？
六曜（ろくよう/りくよう）とは、日の吉凶を判断するための指標のことです。六曜には、「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の6種類があり、それぞれ吉凶の程度が異なります。
今回は、この六曜について詳しく解説していきます。
六曜の成り立ち
六曜は、中国で生まれ日本に伝わった概念です。諸説ありますが、発端は約2000年ほど前にできた中国の占術「六壬神課」が起源だといわれています。そして、それが派生する中で14世紀ごろ日本に伝わり、陰陽道や干支などの思想と合わさることで、明治時代以降には吉凶や運勢を占う暦注として広まったとされています。
六曜の順番
六曜は、6種類の巡る順番が決まっています。それの順番はこちら。
先勝→友引→先負→仏滅→大安→赤口
旧暦で1日にあたる日は、あらかじめどの六曜から始まるかが決まっています。旧暦の1月1日と7月1日は「先勝」、2月1日と8月1日は「友引」、3月1日と9月1日は「先負」、4月1日と⒑月1日は「仏滅」、5月1日と11月1日は「大安」、6月1日と12月1日は「赤口」です。
六曜の種類
- 先勝
- 友引
- 先負
- 仏滅
- 大安
- 赤口
先勝（せんしょう）は、「先んずれば即ち勝つ」という意味で、何事も先回りして早めに行動すると吉といわれている日です。そのため午前中は「吉」、午後は「凶」の時間帯とされています。
例えば、契約事や結婚式、入籍など、縁起を担いだ方がいいものは、なるべく午前中に済ませておくと良いとされています。一般的に、六曜において「午前中」とは」午後2時までを指しているので、できるだけそこまでに終わらせるようにすると良いでしょう。
また、先勝の次は友引になるため、先勝に始めたお通夜は友引の日と重なり、友を引き連れるとされているので、避けた方が良いかもしれません。
例えば、契約事や結婚式、入籍など、縁起を担いだ方がいいものは、なるべく午前中に済ませておくと良いとされています。一般的に、六曜において「午前中」とは」午後2時までを指しているので、できるだけそこまでに終わらせるようにすると良いでしょう。
また、先勝の次は友引になるため、先勝に始めたお通夜は友引の日と重なり、友を引き連れるとされているので、避けた方が良いかもしれません。
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友引（ともびき）は、「友人を引き込む日」「物事の勝負がつきにくい日」とされている吉にも凶にもなる日です。11～13時は凶の時間帯で、この時間帯に祝い事を始めるのは避けるのが無難とされています。
おもに、入籍・結婚式・納車・引っ越しなどに適した日であり、幸せのおすそ分けといった意味では結婚内祝いなどの贈答にも向いています。他人を幸せにすることで、自分にも幸運が訪れるようになります。
一方、良いことも悪いことも人を巻き込む友引なので、お葬式や告別式を行うと、死者が友人もあの世につれていく恐れがあるため、一般的にはずらすことが多いでしょう。ただし、四十九日や法事などに関しては執り行っても問題ないとされています。
おもに、入籍・結婚式・納車・引っ越しなどに適した日であり、幸せのおすそ分けといった意味では結婚内祝いなどの贈答にも向いています。他人を幸せにすることで、自分にも幸運が訪れるようになります。
一方、良いことも悪いことも人を巻き込む友引なので、お葬式や告別式を行うと、死者が友人もあの世につれていく恐れがあるため、一般的にはずらすことが多いでしょう。ただし、四十九日や法事などに関しては執り行っても問題ないとされています。
先負(せんふ)、「急いで先に動けば負ける」といった意味で、焦らず待ってから行動すると良い日とされています。そのため午前中は凶、午後は吉とされています。
しかし、この午後の吉というものはいわゆる小吉程度であり、そこまで目立った開運日というよりは、可も不可もなくといったニュアンスが近いと言えます。そのため、この日は午後から活発に行動するようにし、なるべく平穏に過ごすように努めるようにすると良いでしょう。
なお、凶である午前中に関しては、大きな決断を要するものやお祝い事、引っ越しなどは避け、訴訟や争いごとなども取りやめた方が良いかもしれません。もし、他にも縁起事を考慮するのであれば、不成就日や黒日などを重なっていないかをチェックしてみましょう。
しかし、この午後の吉というものはいわゆる小吉程度であり、そこまで目立った開運日というよりは、可も不可もなくといったニュアンスが近いと言えます。そのため、この日は午後から活発に行動するようにし、なるべく平穏に過ごすように努めるようにすると良いでしょう。
なお、凶である午前中に関しては、大きな決断を要するものやお祝い事、引っ越しなどは避け、訴訟や争いごとなども取りやめた方が良いかもしれません。もし、他にも縁起事を考慮するのであれば、不成就日や黒日などを重なっていないかをチェックしてみましょう。
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仏滅は「物が滅する日」として、何をするにもすべて凶になる日だと言われています。ですので、入籍や結婚などといったお祝い事や、何かを新し立ち上げるといったことを始めるのは控えた方が良いでしょう。
ただ、一旦物事を終わらせることでそこから新しい道が開けるといった解釈もあります。そのため「別れたい人との悪縁を切りたい」「退職したい」といった日には、ある意味望ましい日とも言えます。
さらに、厄と縁を切るために、厄払いや神社でのご祈祷などを受けるのも良いでしょう。また、仏滅は仏教との直接的な関係はなく、友引とも異なりお葬式の日と重なっても何ら問題はありません。
ただ、一旦物事を終わらせることでそこから新しい道が開けるといった解釈もあります。そのため「別れたい人との悪縁を切りたい」「退職したい」といった日には、ある意味望ましい日とも言えます。
さらに、厄と縁を切るために、厄払いや神社でのご祈祷などを受けるのも良いでしょう。また、仏滅は仏教との直接的な関係はなく、友引とも異なりお葬式の日と重なっても何ら問題はありません。
大安は、特にやってはいけないことが何もない日です。
主に、結婚式など長丁場になる行事などを執り行うのに選ばれやすい日です。よく「何をしても大吉になる」と思われがちですが、実際のところは運勢の波が安定しているだけで、全体的には小吉といったニュアンスの方が近いと言えます。
一般的に大安の日は、縁起のよい結納や開業・会社設立など新しい物事を始める日に適していますが、逆に葬儀や法事といった不幸事は控えた方が良いとされています。
主に、結婚式など長丁場になる行事などを執り行うのに選ばれやすい日です。よく「何をしても大吉になる」と思われがちですが、実際のところは運勢の波が安定しているだけで、全体的には小吉といったニュアンスの方が近いと言えます。
一般的に大安の日は、縁起のよい結納や開業・会社設立など新しい物事を始める日に適していますが、逆に葬儀や法事といった不幸事は控えた方が良いとされています。
赤口は、赤舌神と呼ばれる鬼が邪魔するため、取引など新しい物事のスタートが上手くいかなくなる日とされています。また、「赤」は火や血を連想させることから災いを意味し、特に火の元や刃物の取り扱いに気を付けなければいけない日とも言われています。
仏滅と同じく、新しい物事のスタートやお祝い事との相性が悪いため、何かしら重要な決め事や結婚式などは避けた方が良いでしょう。また、基本的に赤口は1日凶日となりますが、午の時（11時～13時）は唯一鬼神が休むため吉となるとされています。
仏滅と同じく、新しい物事のスタートやお祝い事との相性が悪いため、何かしら重要な決め事や結婚式などは避けた方が良いでしょう。また、基本的に赤口は1日凶日となりますが、午の時（11時～13時）は唯一鬼神が休むため吉となるとされています。
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六曜と行事
- 結婚
- 引っ越し
- 商談・契約
- 開業・閉業
結婚に良いとされているのは、「大安」「友引」です。「先勝」「先負」も悪い日ではありませんが、時間帯を選ぶので、長時間の結婚式・披露宴・二次会には向きません。
また「仏滅」「赤口」も縁起が良い日とはされていないので、避けた方が良いでしょう。
また「仏滅」「赤口」も縁起が良い日とはされていないので、避けた方が良いでしょう。
引っ越しに良いとされているのは、「大安」「先勝」「先負」「友引」です。ただ、「大安」の日は引っ越し業者が引っ張りだこになるので、値段が上がりやすかったり予約が取りにくかったりします。時間帯を気にすれば「先勝」「先負」「友引」も縁起の良い日ではあるので、うまく活用してみると良いでしょう。
一方、「仏滅」は値段が安価になりやすい日ではありますが、縁起が良い日ではないとされているので避けられる傾向があります。そして「赤口」は、縁起の良い時間帯がとても短く、引っ越しには向きません。
一方、「仏滅」は値段が安価になりやすい日ではありますが、縁起が良い日ではないとされているので避けられる傾向があります。そして「赤口」は、縁起の良い時間帯がとても短く、引っ越しには向きません。
商談や契約など大事な話し合いに良いとされているのは、「大安」「先勝」「先負」「友引」です。縁起の良い日を話合いの日にすることで、契約する側にとっても縁起の良い契約となり快いやり取りになるでしょう。
一方、「仏滅」「赤口」は縁起が悪い日の代表なので、避けた方が無難です。「赤口」も時間帯によっては吉となる日ではありますが、とても短く、話が長引きやすい契約には不向きです。
一方、「仏滅」「赤口」は縁起が悪い日の代表なので、避けた方が無難です。「赤口」も時間帯によっては吉となる日ではありますが、とても短く、話が長引きやすい契約には不向きです。
開業、開店、閉業など事業の始めと終わりに良いとされているのは、「大安」「先勝」「先負」です。「大安」は言うまでもなく、何をしても問題がない日なので、商売繁盛のゲンを担ぐのに向いています。また「先勝」と「先負」は、縁起の良い時間帯が半日と少な目ではありますが、時間帯さえおさえておけば、商売繫盛のゲンを担ぐことはできます。
一方、「仏滅」と「友引」はできれば避けた方が良いでしょう。「仏滅」は一日ずっと縁起の良くない日であり、「友引」は「引き分け」を連想させるので勝敗が大事な商売事のゲン担ぎには向きません。
一方、「仏滅」と「友引」はできれば避けた方が良いでしょう。「仏滅」は一日ずっと縁起の良くない日であり、「友引」は「引き分け」を連想させるので勝敗が大事な商売事のゲン担ぎには向きません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、六曜の意味や過ごし方、やらない方が良いことなどについてご紹介してきました。冠婚葬祭など人生の重要な行事では考慮されることが多いですが、普段の生活の中でも取り入れられる部分はあったのではないでしょうか？凶日も月に何度は来るものなので、あまりネガティブになりすぎないように穏やかに過ごして下さいね！
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