太陽星座だけじゃない!? ホロスコープで見るべきポイントとそれぞれの天体が教えてくれるもの
ホロスコープは生まれた月の星座を読み解くだけではありません。生まれた時に位置していた天体を読み解く事で、より詳しく占う事が出来るので、ホロスコープで見るべきポイントをご紹介します。

そもそもホロスコープって…?

ホロスコープは古代バビロニアでの大規模天体観測から誕生したと言われており、占う相手の生まれた月・日・時間・場所の天体の位置から運勢を占う、西洋占星術です。

実際に占いとして使われ始めたのは2世紀頃からで、生まれた日・場所・時間をもとに観測した惑星の位置が、その人の人生を表していると言われています。生まれた月の星座と、その時の惑星の位置によって運勢を調べるので、ホロスコープでは時計版のような円盤を使用して星を読んでいきます。

ホロスコープでは生まれ持った才能や自分自身の性格・傾向を占う事が得意とされているので、自分自身の特徴を知り、今後の進み方を決める事に長けていると言えます。

太陽星座:表に出てきやすい性質

ホロスコープには太陽星座がありますが、生まれた日に太陽が位置している星座の事を太陽星座と言います。一般的な星占いは太陽星座で占っており、12か月ごとに決められている星座が太陽星座となります。

ホロスコープ上では太陽星座は表に出てきやすい性質と言われており、その人の人生において主軸となる性質を表しています。自分の基本的な才能や、努力して得ると良いものを教えてくれるのが太陽星座です。

太陽星座が示す性質や特性は「その人らしさ」を表しているので、自分らしく人生を進めるにあたって重要なポジションになり、とても大きな影響を与える星座となります。

月星座:あなたの心の内側の性質

星占いには月星座というものが存在しています。月星座は太陽星座と異なり、生まれた瞬間に月が位置していた星座の事を指します。

太陽は1か月かけて次の星座へ移動しますが、月の移動スピードは早く、2~3日で次の星座へと移動します。その為、太陽星座と月星座で表す星座が異なる場合も多いのが特徴です。

太陽星座は人生においての主軸と言われていますが、月星座はその人が生まれ持った性質や才能を示しているので、太陽星座と合わせてしておく事で、自分の才能をどう活かすかを知る事が出来るでしょう。

一般的には男性は太陽星座の、女性は月星座の影響を強く受けると言われているので、月星座を読む時の参考にしてみて下さい。

水星:知性やコミュニケーションの方法

水星は、「知性とコミュニケーション」を表しています。水星が生まれ月の守護星となる場合、コミュニケーション能力が高く頭の回転が早い人が多いので、ずば抜けた観察力を持つ方も多いでしょう。

水星は惑星の中で最も小さく、動きも機敏です。この機敏さが人間関係の複雑なコミュニケーションをスムーズに解決する性質を持っており、ギリシャ神話で水星は行商人であった「ヘルメース」と呼ばれる神とされていたので、その性質から頭の回転が早く、観察力に優れた性質を持っている星と言われているのです。

水星を支配する星座は双子座と乙女座で、共にコミュニケーション能力が高い星座と言われているのも頷けますね。

金星:あなたの恋愛行動

金星は愛や調和を表す星です。ご存知の通り、ギリシャ神話で登場する美の女神、アフロディーテは金星を司る神だった事から、金星を支配する星座は「美・愛・調和」を表しているのです。

女性的なエネルギーが強い星なので、金星が支配している星座は感情表現が豊かで愛に溢れた人が多く、美に対しても敏感なのでオシャレな人が多い星です。また芸術的なセンスに恵まれている場合もあるので、仕事面ではクリエイティブなお仕事で活躍する可能性も秘めています。

そんな金星を支配する星座は牡牛座と天秤座です。牡牛座は感性が高くマイペースであり、天秤座は平和主義で人から好かれやすい性質を持っています。

火星:仕事において活かせる力

エネルギーが強い火星は、「情熱」を司る星です。火星が守護星となる星座は、ここぞ!という時に切り抜ける力に長けており、燃えるような情熱を持っているので、チャレンジ精神が豊富な方が多いと言われています。

火星は戦いの神であるアレースが司っているという事もあり、男性的なエネルギーが強いのが特徴です。仕事でもピンチをチャンスに変える、といった性質を持つ方も多いのではないでしょうか。

この星を支配する星座は牡牛座ですが、牡牛座は金星も守護星としているので、2つの星の性質を持っているのです。

金星の平和的な面も持ちながら、いざという時は力強く進む事が出来ますが、火星の性質である独占欲が強く出てしまう時もあります。

木星:あなたが伸ばすべき分野

ホロスコープにおける木星は、幸運の星として読まれる事が多い星です。

12年で1周するスローペースな星ですが、惑星の中でも一番大きく、物事の拡大や発展を意味し、人々に恩恵を与える星として君臨しています。ゼウスが木星を司っている事から、その大きさを想像する事も出来るのではないでしょうか。

ゼウスは宇宙を制し統制を計り、やがて王として君臨してきた事から、木星には「自分が伸ばすべき分野を見極め、富を拡大・発展させていく」といった意味があるのです。そんな木星を支配する星座は射手座です。射手座は好奇心旺盛で恋愛面でも積極的な部分があり、周りの人々を虜にしていく魅力があると言われています。

土星:あなたが克服するべきもの

土星は「成長」を意味する星であり、堅実・安定といった人生の土台を築く特徴を持っています。人生においての課題やルールについてを知り、自分自身が克服するべきものを見つけるために動く事がキーポイントとなるでしょう。

土星の守護神はクロノスだとされておりますが、父は最初に宇宙を統治したウラノス、息子は天空の王であるゼウスだとされており、子供達に王座を奪われる恐れから、神々の大戦争が始まり、その結果秩序が生まれたと言われています。そんなストーリーから、土星は秩序やルールを意味した特徴を持っているのです。

土星を支配する星座は山羊座です。山羊座は12星座の中でも常識人と言われており、成熟した人が多いのが特徴です。

まとめ

今回は、西洋占星術についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?一言で「星座占い」と言っても、星座が支配する守護星があり、それらはギリシャ神話の神々と深い繋がりがあります。

星座が支配する惑星の特徴と照らし合わせる事でより綿密な占いが出来ます。特別な知識などは必要ないので、興味がある方はこの機会に星読みにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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