「共依存」ってなに? 恋愛での共依存カップルの特徴&克服方法
あなたも「共依存」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?
何となくどんな意味かわかっている人もいるかと思いますが、ここでは詳しく共依存について紹介していきます。どんな理由で共依存になってしまうのかを知ってみてください。

そもそも「共依存」ってなに?

恋愛において「付き合っているのに、なぜか不安…」「お互い大好きなのに、気が付くとケンカばっかり…」という状況はありませんか? 恋愛は楽しいことばかりではありませんが、なかなか上手くいかない背景には、「共依存」があるのかもしれません。

恋愛の悩みの原因となることもある「共依存」とは一体どんな状況なのでしょうか。それをしっかり理解しておくことは恋愛をうまく進めていくことにも非常に大切なのです。

「共依存」とは?

共依存とは、自己否定感や相手に見捨てられる不安などが、人間関係や行動に影響を与えている状態を言います。共依存になる原因には、心理的に不安定な身近な人(家族、配偶者、恋人)の存在があります。例えば、親の過度な干渉や無関心、パートナーのDVやモラハラなども、心に問題を抱えているケースの一例になります。

日々、悲しみや、怒り、不安に振り回されている身近な人と接するうちに、自分自身の感情や行動に大きな影響を受けてしまいます。人間関係を上手に築いていこうと意識をした結果、精神的に辛くなってしまい、本来の健康な自分を失ってしまうことが「共依存」と言えます。

「共依存」の背景にはズバリ…大きな不安を抱いた経験が影響しています。身近な人を大切に思うからこそ、相手を理解し、関係をうまくいかせようとすることで、相手と同じ心理状態に陥ってしまい、結果として問題を抱えた人に似た健康状態になってしまうことがあるのです。

恋愛での「共依存」とは?


共依存は家族や友人など、さまざまな関係で発生しますが、恋人同士にも起こり得ます。共依存症者の恋愛には、下記のような特徴があります。

・自己肯定感が強く、相手に見捨てられるかもしれない…という不安が大きい
・自分に欠けているものを恋愛対象で埋めようとする
・相手のために、自分を犠牲にしてまでも尽くしてしまう
・相手を失ったら、もう自分は生きていけない…と思ってしまう
・相手に過度の期待をする
・相手にしがみつく

共依存症者の恋愛では、相手が不幸な自分を幸せにしてくれる人、救済してくれる人と感じてしまいます。相手に併せたり、相手の言う通りにしないと相手を失ってしまうと思い、常に相手の顔色をうかがい、その言動に振り回されることになります。相手を失ったらどうしよう…というようにとても強い不安感を抱いてしまうのです。

共依存カップルの特徴?

共依存カップルは、恋愛依存症の人の可能性が非常に高いです。恋愛依存症は、恋愛をしている環境、精神状態に強い充実感を抱き、恋愛をしていないと空虚で満たされないタイプです。

恋愛依存症者同士の恋愛関係は、いつも一緒、何でも一緒。2人の関係の中には、誰も入れようとはしません。密着型の恋愛関係です。この場合、過度に相手を束縛するので、お互いの交友関係がおろそかになり、孤立することがあります。

互いに見捨てられ不安が強くあるため、ケンカをすると過剰な反応をしてしまい、暴言や暴力に発展してしまうこともあります。2人だけの世界で満足してしまうため、相手を急に失うと、後の人生が孤独と絶望感に満ちてしまうという特徴があります。

共依存恋愛を克服するには?

共依存恋愛を克服するには、自分自身を客観的に見つめ、自分の感情を再確認することが、第一歩となります。恋愛関係に理想を求めすぎるのではなく、現実をしっかり見つめて、現実を生きましょう。時々少し立ち止まって、お互いの人間性や抱えている事情を客観的に見直してみましょう。

相手と自分の現実をしっかりつかんだ上で、人生の中で恋愛とはどんな重要性があるのか、共依存ではない、お互いを尊重し成長し合える健全な恋愛関係につながります。これは自分だけで進めるのは難しいかもしれません。自分だけで進めるのが難しいと感じる場合は、専門家の力を借りてもよいでしょう。

共依存から脱するヒントは、自分を見つめ直すことです。精神的に辛くなった時こそ、一旦冷静になることが大事になってきますよ。

画像出典:istock

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