今回は、離婚しやすい夫婦の特徴と良好な関係を築くためのポイントについてご紹介します。
目次
夫婦生活を良好にキープするのは難しい?
夫婦が離婚するのには、さまざまなきっかけがありますが、その主な原因がお互いの嫌な部分や価値観の違いによるもの。確かに、これまで別の環境で育ってきた二人が一緒に生活すると、嫌な部分や悪習慣が見えることは仕方ありません。
さらに子供が誕生すると、「母親」「父親」の役割に変わるため、はじめのような男女の関係を維持出来なくなってしまいます。お互いを異性として見られなくなったことが、離婚へとつながるパターンも多いのですよ。
結婚生活は交際期間よりも長期化するので、その分マンネリ化しやすくなります。お互いが慣れ過ぎた結果、長年のイライラした気持ちがある日爆発して離婚に至るのです。
離婚しやすい夫婦の共通点①食事が別々になりがち
離婚しやすい夫婦は、食事の時間が別々になりやすいといった傾向にあります。おもに食事のタイミングが合わない理由としては、「どちらかの仕事がハード」「夜勤など不規則な生活によって合わない」ことが挙げられます。
本来、家族との食事はコミュニケーションの場。特に「夕食」に関しては、今日あった出来事などを報告しあったり、相談・世間話といったことも自然と出てきやすい貴重な場とも言えます。一人で食べていると当たり前だと感じがちな料理も、一緒に食べることでありがたみや料理に関する話題などから話を広げることもできますよね。
そんな時間があまりないとなると、どうしてもお互いの気持ちに距離が出来てしまったり、最悪、一日の中で全く会話をしない日が続くなんてことも…。最近、会話をする頻度が減ったと思う方は、まず一緒にご飯を食べる事から始めてみるといいかもしれません。
離婚しやすい夫婦の共通点②実家と仲良し・姑との仲が悪い
実家と仲が良すぎるというものもまた、離婚しやすい夫婦にありがちな特徴です。お互いが自身の両親と仲良くすることは一見、良いように思いがちですが、夫婦喧嘩が必要以上にヒートアップしてしまいやすいといったデメリットも!
例えば、「実家や義父母がやたらと入り浸る」「夫婦の問題にやたらと干渉する」などが起きると危険信号です。結婚したのは二人なのに、なぜか実家もしくは相手の親の方が主導権を握っているとなると、ストレスですよね。
また、「姑」が原因で離婚するケースもいます。あまりにも旦那さんと実家の仲が良すぎると、将来一緒に暮らしたり、介護といったお世話をしなければならない状況も充分考えられます。長続きするためには、実家と程良い距離感が保つこと。何でもかんでもサポートを受けすぎたり、相談しすぎたりしない事です。
離婚しやすい夫婦の共通点③一方が高圧的or我慢している
夫婦間のバランスは結婚生活において重要な課題です。一方が我慢をし過ぎていたり、もう一方が権力や主導権を握りすぎる関係性はよくありません。「喧嘩するくらいなら我慢をした方が…」といった考えは、特に日本人に多い考え方ですが、我慢の積み重ねが原因で離婚する夫婦は少なくありません。
さらに、お金や時間の使い方や片付け方の考えなどが違った際、毎回どちらかの意見に合わせて一方が我慢する状況もよくありません。「いつも自分ばかりがやっている」「自分だけが我慢している」ことが続けば、結婚生活がストレスの日々に…。
考えや価値観が違う場合、お互いの妥協点を探し話し合って新たなルールを作ることが、長続きの秘訣です。注意する時も笑顔とユーモアを交えるくらいの余裕を持っておくと良いですね。
離婚しやすい夫婦の共通点④そもそも価値観が合わない
そもそも最初から価値観が合わない夫婦は、どうしても別れるのも早い傾向にあります。恋愛としては、自分にないものを持っているからと魅力的に感じやすいですが、結婚となると話は別です。性格や習慣に共通点のない夫婦はお互いが辛くなるだけ。
仲の良い夫婦とは意外にも、好きな事よりも嫌いな事が同じといったパターンの方が多いのです。特に、最近では女性の社会進出がめざましく、バリバリ働きたいと考える女性がそれを望まない男性と結婚してしまうと、それが原因で離婚するなんてことも…。旦那さんが奥さんに専業主婦で居て欲しい場合、働くという考えが気に入らず、結果上手くいかないのです。
ですので結婚前に、仕事や子供の有無など大事な事はすり合わせておいたり、お互いの意思を確認しておくようにすると、将来的にこういったことで揉める心配もありません。
離婚しやすい「女性」にも共通点がある?
離婚を繰り返す女性には、いくつかの共通点があります。例えば、「女性が結婚への理想が高い」「男性に対して過度に期待し過ぎる」といった場合もその一つ。理想と現実は、違うことがほとんどですからね。他にも、「自分が主導権を握らなければ気が済まない女性」もいます。
このような女性の共通点は、「性格が極端」ということがあります。思い通りにならないと混乱する女性は、どれだけ尽くして優しい男性であっても、いつかは愛想を尽かされてしまうのが関の山です。
さらに、ちょっとしたことですぐに感情的になる特徴を持つ女性も、まともな話し合いができないと解決にまで辿り着きません。まずは冷静で居られるかどうか。相手の気持ちも受け止めることも大切なのです。
良好な関係を保つには?①家事の役割を決める
離婚しやすい夫婦にならないよう気を付けることは、生活の基盤をしっかりさせることです。家事の役割や仕事の量などを明確にして、お互いの生活リズムや忙しさを把握します。そうすることで、「自分ばかり…」「片付いていないのが気になる」という我慢の気持やストレスからは、ある程度解放されます。「料理をするのは自分だけど、食器洗いは相手がする」など、細かく分けてみるのも良いかもしれません。
また、お互いにハードワーカー、育児でどうしても家事まで手が回らないといった場合、金銭面でカバーしながら負担を減らす工夫も必要です。
離婚する夫婦は、生活での些細な出来事が原因であることが多いです。自分たちができるのはここまで、無理な時は外部に頼むといった妥協も時には必要です。
良好な関係を保つには?②結婚後も2人の時間を大切にする
離婚しやすい夫婦の特徴に、すれ違っている状態をずっとそのままにしていることがあります。結婚後は子供がいたりと、何かと二人の時間が減ることもありますが、すれ違いはやはりどこかで埋めなければ、根本的な解決になりません。
たまには二人の時間を作って、二人だけで楽しむのも一つです!育児がある程度落ち着くと、夫婦二人の時間が増えるのでチャンスだと思いましょう。時には、育児もサービスを利用して自分だけ、二人だけの時間を取る努力をするのも必要ですよ。
また、どんな時にも会話を欠かさないようにすることも、長続きするためには必要不可欠です。どんな些細なことでも話すようにするなど、会話を疎かにしないように注意してください。他には、「常に相手の味方であることを態度で示す」「褒める」「感謝の言葉を伝える」ことも重要です。
まとめ
離婚しやすい夫婦の共通点には、おもに「価値観の違い」や「気持ちのすれ違い」などによるものがほとんど。さらに、姑問題など、当人だけではどうしようもない原因で離婚する夫婦もいますが、そういったトラブルが起きる前にお互いがお互いの気持ちを把握することで避けられるものもあります。
どちらかが我慢していて、ストレスを溜め込んでしまうと、いつかそれが爆発して修復が出来ない結果に…。長続きするためには、お互いに理解しようと歩み寄る事、そして二人の妥協点を探す姿勢が大切なのです。
画像出典:istock
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