姓名判断について調べると、必ず目にする「熊崎式」や「熊崎健翁」とは、一体何なのかをここで解説していきます。
熊﨑健翁とは、明治期から昭和期にかけて活躍し、今日私たちが目にする「姓名判断(姓名学)」の基礎を築いた人物です。熊﨑式の確立までの生い立ちを簡単に解説していきます。
幼少期から学問、特に漢字や東洋の伝統思想に深い関心を持ち、優れた才能を発揮する。
名古屋の『中京新聞』に入社したのを皮切りに、『三重成功新聞』で主筆を務め、『伊勢新聞』などで記者として活躍。
現地の易学や哲学者と交流を持つ。古代中国から伝わる数理哲学、漢字が持つ意味、発音の法則などを徹底的に研究。
現地で培った東洋思想や数値の知識をもとに、日本人に合った独自の姓名学体系を構築。
新聞記者という職業ならではの膨大な人間観察の蓄積が深く関係していると考えられています。
日々の取材や執筆活動の中で、熊﨑は数多くの人々の成功や栄光、あるいは突然の挫折、悲劇、戦死といった過酷な運命を目の当たりにしました。
その中で、「なぜ、この名前の人はこのような運命をたどるのか」「人間の吉凶や性格と、その人が持つ『名前』の間には、何か見えない法則性があるのではないか」という疑問と探求心が芽生えたとされています。
熊﨑健翁が中国で研究し、日本人に合わせて理論づけられた体系「熊﨑式」を確立しました。
熊崎式には上記のような特徴があげられます。
旧字体の採用については、現代の簡略化された文字ではなく、漢字本来の成り立ちや部首の画数を厳格に適用します。これにより、文字が持つ本来の「エネルギー」を正確に導き出します。
「熊﨑式」は、姓名を5つの格に分けて計算し、人生の各ステージや運命の傾向を読み解きます。現代では、五格があることが当たり前ですが、この五格を体系化をした人こそが「熊﨑健翁」なのです。五格には、それぞれ表す年代や意味、暗示する内容が異なります。
また、1〜81までの数理それぞれに吉凶が明確に意味づけがされており、社会運、家庭運、金運、健康運などにどのような影響を及ぼすかを細かく分析します。
本サイトでは、熊崎式標準新辞典に基づき、データベースを作成しています。
【一部抜粋】 出典:姓名の神秘 : 人格尋重 増補改訂40版
名前1文字ずつの画数を掛け合わせ「五格」を導き出します。五格とは、(総格・天格・人格・地格・外格)の5つを指し、この5つの数字を見て吉凶を判断します。この姓名判断の基礎となる考えこそが「五格剖象法」です。
熊崎式では、特に「人格」を重視します。五格がどのように導かれているのかは、下記の図をご覧ください。
天人地三才の配置とは、「天格・人格・地格」の3つの格の関係をもとに吉凶を判断する方法です。天格・人格・地格それぞれの画数の吉凶を見て判断をするものではなく、天格・人格・地格の関係を見て吉凶を判断します。
姓名判断では最も復旧しているのが「熊崎式」です。その次に復旧しているのが「桑野式」です。この2つの流派の大きな違いは、旧字体と新字体のどちらを重視するかにあります。
一般に普及している新字体や、熊崎式独自の画数規定をベースにしつつ、実用性と現代の生活への合わせやすさを重視しています。そのため、現代の姓名判断の多くは熊崎式を使用しています。
『姓名学新奥義』でも示されている通り、伝統的な旧字体(康煕字典体)の字形を厳格に守る傾向があります。ただし、桑野輊自身は時代に合わせた「新字体との併用」という柔軟な視点も初期から取り入れています。
姓名判断で鑑定をする場合は、基本的に戸籍に使用されている漢字で鑑定することが望ましいですが、どっちが正しいなどはありません。どっちの流派を尊重するかで判断すると良いです。
近年は戸籍上の氏名に常用漢字(新字体)等の使用が義務付けられている(※戸籍法施行規則:令和8年6月施行)ため、今後は新字体での鑑定がさらに主流になると予想されます。
戸籍法施行規則(昭和二十二年司法省令第九十四号)令和8年6月26日 施行 第六十八条の四 戸籍事務を電子情報処理組織によつて取り扱う場合において、氏又は名に漢字を用いるときは、次の各号に掲げる字体で記録するものとする。 一 常用漢字表に掲げる字体(括弧書きが添えられているものについては、括弧の外のものに限る。)二 別表第三に掲げる字体三 その他法務大臣の定める字体 出典:戸籍法施行規則
第六十八条の四 戸籍事務を電子情報処理組織によつて取り扱う場合において、氏又は名に漢字を用いるときは、次の各号に掲げる字体で記録するものとする。
一 常用漢字表に掲げる字体(括弧書きが添えられているものについては、括弧の外のものに限る。)二 別表第三に掲げる字体三 その他法務大臣の定める字体
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