藤はどんな花?
上品な紫色の花を咲かせる藤。たくさんの花が枝垂れて空から降り注ぐ様は、荘厳でありながら品があり幻想的です。そんな藤の主な花言葉は、「優しさ」「歓迎」「忠実」「恋に酔う」「決して離れない」です。

今回は、藤の花言葉やその由来などについて詳しく紹介していきます。

藤の花言葉と由来

  1. 藤の主な花言葉
  2. 藤の主な花言葉は、「恋に酔う」「優しさ」「歓迎」「忠実」「決して離れない」です。

    「恋に酔う」は、『源氏物語』の登場人物「光源氏」と、その初恋にして最愛の「藤壺の宮」との恋物語が由来と言われています。

    また「優しさ」は、藤が甘く優しい香りを漂わせているところから、「歓迎」は垂れ下がっている様子がお辞儀しているように見えるところから、「決して離れない」「忠実」は藤棚から離れない様子からついたと言われています。
  3. 藤の色別の花言葉
  4. 紫色の藤の花言葉は「君の愛に酔う」。これは、藤が甘い香りが漂わせているところからついたと言われています。また、白色の藤の花言葉は「懐かしい思い出」「可憐」。これは白色の藤が、純粋無垢な子どもや無垢な幼い頃の自分を連想させるところからついたと言われています。

    紫色 「君の愛に酔う」
    白色 「懐かしい思い出」「可憐」
  5. 藤の怖い花言葉
  6. 藤に怖い花言葉はありません。

    ただ、贈るときは毒性に十分注意したり、「藤(ふじ)」から「不治(ふじ)の病」を連想させることの無いよう送る相手には気を付けたりすると良いでしょう。
藤の特徴
  1. 藤の詳細
  2. 植物名
    学名 Wisteria floribunda
    科名 マメ科
    属名 フジ属
    原産地 日本
    開花時期 4~5月
    藤は、1本の木から枝が伸び、そこから長い花の房が枝垂れる日本の固有種です。藤の枝を支えている柱は藤棚と呼ばれ、藤棚で支えず剪定しないで育てた藤は、自由な方向に枝を伸ばします。紫色の藤が有名ですが、他にも白色やピンク色、赤紫色などの種類もあります。
  3. 藤は縁起が良い?悪い?
  4. 藤は魔除けの効果がある、藤の香りは幸運をもたらすと言われている縁起の良いお花です。また「藤」を「不死」と読むこともできるので、長寿のお花ともされています。

    ただ、「藤」を「不治」と呼んで「不治の病」を連想させることもあるため、病気中の人への贈り物には向いていません。
  5. 藤には毒がある?
  6. 藤の花には「レクチン」という毒性のある成分が含まれています。また、種には「シスチン」、樹皮などには「ウイスタリン」などの有毒成分が含まれています。藤を楽しむときは、直接手で触れないように気を付けましょう。
藤はいつの誕生花?
藤が誕生花となっている日は、「4月5日」「4月29日」「5月1日」「5月21日」「5月25日」「5月31日」です。

藤は花の房を切り取れば、花束や切り花にして贈るることができます。また、藤がモチーフとなったアクセサリーや「藤色」と呼ばれる色をした小物を贈るのも素敵です。
藤を贈るなら?
  1. 敬老の日・長寿祝い
  2. 藤は「不死」と呼んで長寿の縁起物と言われることがあるお花なので、おじいちゃんおばあちゃんに渡す敬老の日の贈り物に向いています。また、紫色は古希、卒寿などの長寿祝いテーマカラーになっているので、長寿祝いに贈るというのも素敵です。

    ただし、藤は「不治の病」を連想させることから、療養中の人には向いていないお花なので、贈るのは控えておきましょう。
  3. 記念日
  4. 藤は「恋に酔いしれる」「決して離れない」などの恋にまつわる花言葉がついているので、恋人との記念日に向いています。切り花にしたり、藤のモチーフのアクセサリーを贈ってみると、いい思い出になってくれるでしょう。
まとめ
藤の花言葉は「優しさ」「歓迎」「忠実」「恋に酔う」「決して離れない」などです。あまり花束としては見かけないお花ではあるので、藤を贈ろうと思ったときは藤の綺麗な名所に連れていくというのも素敵な贈り物になります。ぜひこの春、藤を楽しんでみてくださいね。

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