スノードロップはどんな花?
白くしたたる雫のような形をしたスノードロップ。その主な花言葉は、「希望」「切ない恋」「慰め」です。品があり明るいは花言葉ですよね。しかしこの他に、スノードロップには怖い花言葉も存在します。

今回はスノードロップの花言葉とその由来について詳しく紹介していきます。
スノードロップの花言葉

  1. スノードロッの主な花言葉
  2. スノードロップの主な花言葉は「希望」「切ない恋」「慰め」「逆境の中にある希望」です。

    これらの花言葉は、ダムとイブが雪で凍えそうになっていたところを見た天使が、雪をスノードロップの花に変えたという旧約聖書の話が由来だといわれています。
  3. スノードロップの怖い花言葉
  4. スノードロップには「あなたの死を望みます」という怖い花言葉があります。

    これはスノードロップを置いたことで愛する人の亡骸が花に変わってしまった、ケルマの伝説が由来といわれています。そのためヨーロッパでは、スノードロップは死の象徴とされているのだとか。スノードロップを贈るときは、誤解されないようにメッセージカードを付けて贈りましょう。
スノードロップの特徴
  1. スノードロップの詳細
  2. 植物名 スノードロップ
    学名 Galanthus
    科名 ヒガンバナ科
    属名 ガランサス属
    原産地 南ヨーロッパ、西南アジア
    開花時期 2~3月
    スノードロップは、高さ5センチほどの早春に咲く多年草です。朝に花開き、温かい空気を取り込んで夜に花を閉じます。一度咲いたら5日間ほど咲き続け、また来年を待つ強さのあるお花です。

    英名で「スノードロップ=雪の雫/雪の耳飾り」という名前がついているように、スノードロップは下向きに白い花をつける植物です。背丈も小さいのでとても可憐で可愛らしいですよね。
  3. 和名「待雪草」
  4. スノードロップは、和名で「待雪草(まつゆきそう)」といいます。雪の中で懸命に咲く姿からこうつけられたそうです。
スノードロップはいつの誕生花?
スノードロップが誕生花に定められている日は「1月1日」「1月7日」「1月16日」「2月2日」「2月26日」です。冬から春にかけて誕生日を迎える人には、スノードロップを贈ると喜ばれるかもしれません。

背丈が小さく、花束にはしにくい花ですが、ミニブーケにすると可愛らしい雰囲気になります。しかし、根や花は有毒物質が含まれているため、動物を飼育している場合には、避けた方がいいかもしれませんね。
スノードロップと似たスノーフレークとは?
スノーフレークとは、スノードロップの持つ花の色や形がよく似ているお花です。この二つは、雰囲気が似ているので間違えられることが多々あります。では、見分けるための違いを見ていきましょう。

スノードロップとスノーフレークの違いは、まず花の形です。スノードロップはしずく型の細い花びらが3枚ついているのに対して、スノーフレークは幅広の花びらが6枚ついています。また、スノーフレークは花先の緑色の点がついていて、スノードロップにはついていません。

また、この二つは開花時期も異なります。スノードロップの開花時期は2~3月で、スノーフレークの開花時期は3~5月です。スノードロップが咲き終わる頃に咲き始めるのがスノーフレークなのです。

ちなみに、スノーフレークの花言葉には「純愛」「慈愛」「美」「純潔」などがあります。
まとめ
スノードロップは、まるで雫のような小さな花びらを持つ可愛いらしいお花です。「希望」や「慰め」など、前向きな花言葉を持つため、誕生花としてプレゼントにしてもおすすめです。ただ「あなたの死を望みます」という怖い花言葉も持っているので、気になる場合はメッセージカードを添えて贈りましょう。
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