5月病に陥らない為の対策を知り、新生活も仕事も乗り切っていきましょう!
目次
5月病とは?
昔から5月病という言葉がありますが、実は医学的な病名ではありません。5月の連休の後に憂鬱な気分になったり、なんとなく体調が悪くなる事を5月病と呼ぶようになり、浸透していったのだと言われています。
5月病になる原因は様々ですが、主にストレスが原因でなりやすいと言われています。4月に部署異動や新入社員として新しい環境に身をおく人も多いと思いますが、5月の連休に入る事で緊張感が緩んでしまい、起きやすくなると言われています。
5月病になりやすい人の特徴として、変化する事や人の気持ちを敏感に受け取ってしまったり、悩みを抱え込みがちな人がなりやすいと言われています。
対策① 完璧主義者にならない
5月病にならない為に必要なのは、「完璧主義者にならない」という事です。5月病になりやすい人の特徴として、真面目な人や、与えられた仕事を完璧にこなさなければならない、と思う人が多い傾向にあります。
新しい仕事や新生活を頑張ろう!と思う事はとても良い事ですが、初めから全てを完璧にこなす事は出来ません。
仕事で認められたい、新生活は誰にも頼らず自分の力だけで頑張る!など、自分の理想とする姿に近づく為に頑張る人も多いと思いますが、初めての出来事を上手くこなす事は誰も出来ません。
完璧を求めすぎず、「ここまでは頑張る」とある程度の妥協点は押さえておく事が必要です。
② 人とのコミュニケーションをとる
つい頑張り過ぎてしまう人ほど、悩みや辛い気持ちを一人で抱えてしまう傾向にあります。悩みを誰にも打ち明けられずに5月病になってしまった、という事も多いので、なるべく人とのコミュニケーションをとるように心がけましょう。
人との会話を定期的に行うことで、一人で抱えて考え込んでしまう時間を減らす事にも繋がります。また、自分の考えだけで進んでしまうと、どうしても自分の主観となってしまい、考えも偏りがちになってしまうので、考え方の偏りを防ぐことも出来ます。
悩みを抱えている時やなんだか辛い、と思う時は人とのコミュニケーションを図ることも大変な時がありますが、なるべく人とコミュニケーションを図ることで、5月病も予防する事が出来るのです。
③ 栄養バランスの取れた食事をする
心身の健康はバランスの取れた食事から、と言われているように、栄養バランスの取れた食事をする事も大切です。
新生活で忙しく、ついジャンクフードやお菓子だけの生活になっていませんか?手軽に食べられるのは良い点ですが、それが慢性的になってしまうと、栄養が偏ってしまい肌荒れや肥満にも繋がります。肌荒れや肥満が続くと、自己肯定感も下がって自暴自棄に繋がってしまう可能性もあります。
また、栄養が足りないと、その分の栄養を補おうと過食になったり肥満を気にして拒食になるなど、摂食障害に陥る可能性もあります。
新しい環境で忙しい時ほど食事のバランスに気を付け、適切な食事量を心掛けましょう。
④ 適度に運動をする
適度な運動は5月病の改善にも良いとされています。新生活や新しい職場で忙しい時でも、少し時間を作ってお家で筋トレをしたり、散歩をする事で気分のリフレッシュにも繋がります。
疲れて帰ってくると、ついサボりがちになってしまいますが、5~10分でも良いので、仕事以外で体を動かす習慣を作ってみてください。適度に運動をする事でストレス発散にも繋がり、運動した後は気分もスッキリするので、気分転換にもなります。
また、適度な運動はスタイルアップも期待できるので、偏りがちな食生活が気になる場合にもおススメです。
さらに、体を動かすことで眠りの質を良くしてくれる効果もあると言われているので、家で出来るストレッチなどを取り入れてみてはいかがでしょうか。
⑤ 十分な睡眠をとる
十分な睡眠は生活の質を上げる上で欠かせないものです。睡眠不足は仕事のパフォーマンスにも関わってくるので、忙しい時ほど十分な睡眠をとるように心掛けてみましょう。
特に女性にとって重要である美肌を保つ為のホルモンですが、それらは寝ている時に分泌される為、睡眠時間が少ないと肌の回復が遅くなるので、夜更かしは美容にとって良くないと言われています。
しっかり寝ることで集中力もアップし、ストレスの軽減にも繋がるので、良質な睡眠は仕事のパフォーマンスも上げる結果に繋がります。
また、睡眠不足は肥満などの生活習慣病やうつ病のリスクも高くなると言われているので、やらなければならない事があっても思い切って翌日に回して、まずは十分な睡眠を取る事を意識してみて下さい。
⑥ 朝日を浴びる
気分が鬱々としている時、朝日を浴びると気分的にスッキリした、という事はありませんか?5月病の対策として「朝日を浴びる」という事はとても大切な事だと言われています。
朝日を浴びる事で体内時計がリセットされ、自律神経が整い精神状態の安定に繋がると言われており、ホルモンの分泌にも良い影響を与えてくれます。
メラトニンという眠くなるホルモンの分泌を抑え、セロトニンという脳を覚醒させるホルモンの分泌を促すので、朝日を浴びるとスッキリするのはこのホルモンの分泌によるものなのです。
仕事が休みの日はつい昼過ぎまで寝てしまう方も多いと思いますが、体内時計がリセット出来ずに自律神経にも影響が出てしまうので、休みの日こそ朝日を浴びて体内時計を正しくリセットする事を心掛けてみてはいかがでしょうか。
⑦ お酒を控える
適度なお酒は百薬の長と言われていますが、つい飲み過ぎてしまう場合は注意が必要です。酔っている状態が心地よくつい飲み過ぎてしまう場合、それが適切な飲酒量かを今一度確かめる必要があるでしょう。
適度な飲酒は緊張感を解しストレス発散にも効果があると言われていますが、飲み過ぎてしまうとうつ症状やうつ病を引き起こす原因に繋がります。
また、毎日適量以上の飲酒をしてしまう場合、アルコールに依存している状態になる為、アルコールがないと抗うつ気分やイライラなど気分の変化が生じてしまう事もあります。
やがてお酒が手放せなくなり、うつ病やパニック障害などの病気を引き起こしてしまう危険性が高くなってしまうので、「最近飲み過ぎているかも」と感じる方は、飲酒量を見直す事も必要です。
まとめ
新しい環境や新生活はワクワクする気持ちもありますが、不安を感じる方も多いと思います。特に女性は真面目で頑張り屋さんも多いので、気が付かないうちに頑張り過ぎてしまい、心が疲れてしまう事も多いのではないでしょうか。
今回は5月病にならない為の対策をお伝えしてきましたが、「ちょっと疲れたな」という時は無理せず、自分をきちんと労わってあげてくださいね。
頑張りたい時ほど無理は禁物です。睡眠や食事の質に気を付けて、楽しい新生活を過ごしてくださいね。