そこで今回は、おもに恋愛のシチュエーションごとに、12フレーズの名言・格言をご紹介します。恋愛以外でも「座右の銘」にすると、何かのきっかけで役立つかもしれません!
「座右の銘」って?
「座右の銘」の「座右」とは、もともと皇帝などが自身の右側に補佐役をつけたことから、「非常に重要な」「信頼できる」という意味を持ちます。そして「銘」とは、その「大事なものを刻み込む」ことを示します。つまり、ひっくるめて言えば、「自身の戒めや励ましのために、常に自分の心に留めておくべき言葉」ということですね。
言葉であれば具体的な縛りはなく、どれを座右の銘にするのかはその人の自由。よくあるのは、偉人の言葉・故事成語・四字熟語・スポーツ選手や著名人の言葉などが挙げられます。ちなみに、英語で座右の銘を指す言葉は「モットー」であり、金言や処世訓といった意味を持ったりもしますよ。
長い片想いをしている人へ…
・「人事を尽くして天命を待つ」…
全力をかけて努力できたのなら、結果は天命に任せるべきという意味の言葉。他力本願ではなく、精一杯をやったのなら自然と結果はついてくるので、納得できるまでやり切るのが良いということです。
・「桃三李四(とうさんりし)」…
桃は種をまいてから3年で実を付け、すももは4年かかるということから、物事を達成するにはそれだけの時間を要するという言葉。ことわざにある「桃栗3年、柿8年」に近い意味を持ちます。ですので、片想いですぐに結果に繋がらない人はこの言葉を思い出してみて下さいね。
・「一意専心(いちいせんしん)」…
わき目もふらず、一つのことに注力すること。新しいものや人はどうしても魅力的に見えるものですし、世間は情報に溢れています。ただ、その中でただ一つのことや人に尽くせるのは、素晴らしく継続こそが大きな結果を成し遂げる秘訣だということです。
失恋などで落ち込んだ人へ…
・「止まない雨はない」…
辛いこともいつか必ず終わりが来て、その後は幸せが訪れる。物事には良い時と悪い時とがあって、状況はきっと好転するというニュアンスを含んだことわざ。お天気キャスターの倉嶋厚さんの本で一気に定着したとされています。
・「神様は乗り越えられない壁は与えない」…
自分にとっては荷が重かったり、今は耐えられないと思っていることでもいつかは打破できる、あなたにしか出来ない試練だかこそであるという意。
・「愛して失恋するほうが、全く愛さないよりも良い」…
イギリスの詩人アルフレッド・テニスンの言葉。確かに「失恋」は辛い出来事ですが、一人の人を愛せたという事実に感謝できるのであれば、それはそれで本当の愛なのです。
婚活など新しい出会いに臆病な人へ…
・「不決断こそ最大の害悪」…
フランスの哲学者・数学者デカルトの名言。人生とは常に選択・決断の連続。先延ばしにしたり、曖昧にしたり、結局何もしなくなるというのが一番リスキーだということ。相手の誘いや合コンなどに出不精になっていませんか?
・「為せば成る。為さねば成らぬ何事も」…
米沢藩当主上杉鷹山の言葉。不安だなと思ってやらないままでは、いつまでも何も成し遂げられないということ。「めんどくさい」「でも…」といったネガティブな気持ちばかりで、結局行動にうつさなければ、始まるものも始まりません。
・「生きることは呼吸することではない。行動することだ」…
フランスの哲学者・作曲家ルソーの名言。ただ何の考えもなく日々を過ごすだけでは、生きている事にはならないといった意味。恋愛だけでなく、人生においてつねに何かしらの目的や目標があった方が充実した毎日を送れるのです。
いつまでも輝いていたいと思う人へ…
・「笑顔はどんな女の子でも身につけられる最高のメイク」…
アメリカの女優マリリン・モンローの名言。暗い表情の美人よりも、いつも笑顔でいる人の方が魅力的ですし、特別な道具もテクニックもお金もかかりません。「笑う門には福来る」とも言われるように、人も幸運も舞い込んでくるはず!
・「一緒に泣くことほど、人の心を結び付けるものはない」…
フランスの哲学者・作曲家ルソーの名言。恋愛には相性が何よりも大事。楽しいことを一緒に経験することも大切ですが、辛いことを共に乗り越えられたという経験こそが二人の絆を強くしてくれるのです。好きなものが同じより、嫌いなものが共通している方が上手くいきやすいのと似ていますね。
・「一期一会」…
茶道にまつわる言葉の一つ。人との出会いは二度と繰り返されることのない、一生に一度のものであるということ。だからこそ、一瞬一瞬の出会いや時間を大切に接するべきという意味です。仕事でもプライベートでも、同性であっても異性であっても大事にしたいところですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、恋愛の場面で効きそうな「座右の銘」をご紹介してきました。もちろん、「座右の銘」にする言葉はもっとたくさんあります。
小説の中のセリフや何かのキャッチコピーなどをそのまま座右の銘にする方もいらっしゃいます。「いつも自分の目につく場所に貼る」「待ち受けにする」「心に留めておく」などしておくといいかもしれませんね!
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