
ここではそんな、メンヘラの特徴や対処方法を詳しく説明していきたいと思います。
目次
メンヘラとは…
メンヘラは、ネット上で話題になり流行りだした言葉です。いわゆる日本の造語。メンヘラの始まりは「メンタルヘルスサロン」に書き込みをしている人のことの相称でした。精神的に病んでいたり、精神科を受診して精神安定剤を服用している方がメンヘラと呼ばれています。
けれども最近はメンヘラという言葉が普及し、精神的に不安定な方のことを総じてメンヘラと呼ぶことが多いでしょう。精神科やクリニックに通っていなくても、薬を服用していなくても、精神的に不安定な状態であれば「メンヘラ」だと自称をする人が多いです。
メンヘラは精神的に不安定な状態の他に、愛情表現が重い、面倒、不安定で病みやすいといった傾向があります。特に恋愛面で好きな人に依存する人がメンヘラと呼ばれることが増えています。
特徴① 依存体質
メンヘラの特徴として特に多いのが、精神的に不安定だから人に依存しやすいという部分です。恋人に送る連絡頻度が多すぎたり、会えないと不安になったり、相手に依存して困らせてしまう人がとても多いです。また、恋人だけではなく友人に依存をする人も多いです。
会えないと不安になってたくさん連絡を送ってしまう、返信速度が遅いと何度も連絡を繰り返してしまう、相手にとって負担になる行為をしてしまう、という人はメンヘラの傾向があります。
また、依存しやすいからこそ、恋人との喧嘩が多かったり、構ってもらえないと浮気をしてしまう人もいます。人に依存をするのはもちろん「恋愛」に依存をして、人との深い関わり合いを求めるのがメンヘラの特徴です。
特徴② 感情の起伏が激しい
精神的に安定している人は、自分で自分の機嫌を取ることができるし感情も安定しています。けれどもメンヘラは、感情の起伏が激しく自分の心を抑えることができません。精神的に不安定だからこそ、喜怒哀楽がとても激しいのが特徴です。自分で自分の感情を抑えることができないし、すぐに機嫌が悪くなってしまうこともあります。
そして、周囲の人に当たってしまうこともあるくらい。
感情の変化が激しくて自分で抑えることができないのです。だから周囲の人に迷惑をかけてしまうこともあります。「普段は良い人だけれども、怒ったら手が付けられなくなる」という人はメンヘラの傾向があるかもしれません。それだけ心が不安定で落ち着けないんです。
特徴③ 相手を試す言動が多い
精神的に不安定なメンヘラは、人からの愛情に飢えています。だから、人を試すような行動をとってしまうんです。
特に、自分を愛してもらうために試してしまいます。「会いに来てくれないと死ぬ」と言ったり「今日会えないなら別れる」と言ったり。それだけ愛されているという実感が欲しいのです。
相手を脅してでも、自分が愛されているということを実感したいのがメンヘラの特徴です。それに振り回されるのはとても大変なことなのでしょう。自分を1番に考えて欲しい、自分を大切に思って欲しいという感情から起こる行動。
不安定だから、愛されているという実感が欲しいからこそ、ついつい周囲の人を試すような行動をとり、困らせてしまうのです。
特徴④ 常にネガティブ思考
メンヘラといえば、ネガティブ。自分に自信がなくて後ろ向きな発言ばかりをしてしまいます。マイナス思考で消極的。けれども愛されたい願望は人一倍強いのがメンヘラの特徴です。
自分はもう駄目だ、生きていないほうがいい、こんな自分誰にも求められない。というような、否定的なことばかりを発言してしまいます。その言葉に反応してもらえないとどんどん落ち込んでしまうでしょう。だから周囲の人も励ましたり、褒めたりと、振り回されてしまいます。
不安定だからこそ、突発的に「自分なんて」と思い込んでしまうのです。精神的に落ち着くことができればこういった発言も収まります。否定的なことばかり発言をする人はメンヘラの可能性が高いでしょう。
対処法① とにかく相手を褒めてあげる
ここではそんなメンヘラにどう接したらいいのかをお話していきたいと思います。まずは、たくさん褒めること。メンヘラは自己肯定感が低く、ネガティブな発言ばかりをしてしまいます。
だからこそ、たくさん褒めてあげましょう。自己肯定感を高めることで少しずつ精神面が安定してメンヘラを改善することができます。
もちろん、いきなり褒められるとビックリしてしまうでしょう。どれだけ褒められても否定してしまうこともあります。ただ「褒められた」という事実は心に深く突き刺さります。この人に褒められた、嬉しいことを言われた、という意識を抱くことで少しずつ精神面が安定していきます。そしてどんどんメンヘラが改善する可能性もあります。
対処法② 振り回されすぎない
相手に振り回されすぎていると、お互いが共依存状態になってしまいます。相手から求められないことにあなたが不安になってしまったり、こんなに尽くしたんだから、と相手に求めることが増える場合もあるでしょう。
だからこそ、共依存にならないために適度に距離を置いて接することが大切です。メンヘラは構われることが大好き。そして、構ってくれる人がいたらどこまでも追いかけてくるんです。大好きな恋人から愛されて求められたらとても嬉しいでしょう。
けれども、求めるがまま応じたらどんどん疲労してしまいます。だからこそ、適度な距離を持って。ノーと言える時はしっかりとノーという気持ちを伝えていきましょう。そうすれば、程良い距離感で接することができます。
対処法③ 共感の姿勢を見せる
共感してあげることで、安心させてあげることができます。メンヘラにとって嬉しい行為が「共感」してもらうことです。自分のことを理解してくれる、受け止めてくれる人がいると安心することができます。
ただ、何もわからないのに「気持ちわかるよ」と言っても、逆効果の場合も多いでしょう。あくまで相手の気持ちに寄り添って優しくすること。相手の話をしっかりと聞いてあげることが大切です。
良い関係を築くためにも、お互いに理解しあいながら関わりあっていきましょう。そして相手の気持ちを癒してあげて、安心できる場所を与えてあげることで、安心感を抱いて心を落ち着けてくれます。相手が不安な時は心を温めることが意識して行いましょう。
最後に一言アドバイス:耐えられなくなった場合には距離を置くこと
メンヘラと一緒にいると、どんどん自分も病んでしまいます。振り回されたり、依存されたり、メンヘラと関わりあうことはとても負担が大きいことです。それでも好きならなんとか対策を考えて一緒にいるのも良いでしょう。けれども辛い時は離れるのも一つの手段です。
メンヘラの相手をしすぎると、共依存になってしまいます。「この人には自分がいないと駄目だ」と思い込んで、メンヘラに取り込まれてしまう可能性が高いんです。もう無理だ疲れた、と思ったら、どれだけ好きでも、離れるのが辛くても、少しだけ距離を置きましょう。別れるのも一つの手段です。
ただ、メンヘラとは簡単に別れ話をすることはできません。覚悟して挑むようにしましょう。
まとめ
メンヘラな恋人と関わりあうことはとても大変なことです。メンヘラは見た目ではわからないことが多いでしょう。恋人関係に進み親しくなってからメンヘラだと気づくことも多いでしょう。だからこそ、もし恋人がメンヘラかも、と思ったら、上手く関わりあうように心がけてください。
まずはどんな性格なのか知り、どう対処するべきか考える。そして絶対に取り込まれないこと。共依存いならないように自分の意思をしっかりと抱きながら関わりあってください。