送り狼とは?
送り狼とは、最初は親切な雰囲気を出しつつ相手を油断させ、2人きりになった時を見計らって狼のように襲ってくる人のことをいいます。飲み会の帰りなど、「危ないから家まで送っていくよ」と親切にしてくれた男性が、実は女性を乱暴する目的を持っていた…という事件も少なくありません。そういった人のことを送り狼と呼ぶのです。
送り狼の由来は、日本妖怪の「送り犬」だといわれています。送り犬とは、夜中の山道で、背後からピッタリ付いてくる妖怪のことです。その際、転んでしまうと襲われるとの言い伝えが残っており、現代では主に「親切を装い油断させ、女性に乱暴を働こうとすること」を指した言葉として使われるようになりました。
送り狼の被害にあわないためにも、送り狼の特徴と対策について一緒に見ていきましょう。
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送り狼になる人の特徴5つ
- なれなれしい
- ボディタッチが多い
- ノリが軽い
- しつこい
- なんかヤバいと直観的に感じる
「送り狼」に変身しやすい人の特徴として多いのが「なれなれしい態度」です。相手を油断させるために、警戒心を抱かせないための雰囲気作りをします。例えば、いきなりちゃん付けで呼んだり、やたらと優しくしたり、可愛いと何度も言ったりと友達のような態度を取るのです。話が面白いとつい油断してしまいますが、いきなりなれなれしくする人は要注意です。
送り狼になりやすい人は、ある程度話したあと警戒心が解けて触れても大丈夫だと分かると、肩を抱いたり手を握ったりなれなれしいスキンシップを取り始めます。好印象であればそのまま身を委ねても構わないでしょうが、十中八九カラダだけが目的です。よこしまな気持ちが無意識のうちに相手の体に触れているということもあります。制限できない欲望を抱えた人物は危険な人として捉えたほうが良いでしょう。
「ノリが良い」場合ではなく、「ノリが軽い」人には注意が必要です。ノリが軽いとは、適当なことを言うような不誠実な言動を取ることをいいます。ノリが軽い人は、相手のことを深く知ろうとせず、表面的な付き合いをしようとします。表面的な付き合いとは、カラダだけの関係などのことを言います。恋人や友人として信用できる人とは言い難いので、様子を見て付き合うようにしましょう。
質問されたとき、はぐらかしてもしつこく何度も聞いてくるような人は送り狼になりやすいです。相手の気持ちを察することが出来ず、自分の興味や欲求を押し付けてくる人だと考えられるからです。
何度も断っているのに「危ないから家まで送っていく」と引かない人には特に要注意です。何かよからぬことを考えており、それを達成することしか頭になく、相手の気持ちを無視して自分の意見を押し通そうとすることも考えられます。そういう人とは、人の多いところで会話をするように気を付けましょう。
何度も断っているのに「危ないから家まで送っていく」と引かない人には特に要注意です。何かよからぬことを考えており、それを達成することしか頭になく、相手の気持ちを無視して自分の意見を押し通そうとすることも考えられます。そういう人とは、人の多いところで会話をするように気を付けましょう。
見た目も雰囲気も普通の人なのに、話していると「この人ヤバいかも」と感じることはありませんか?女性ならではの「女の勘」が働いているのかもしれません。ちょっとした会話の流れや雰囲気で「ヤバい」と察知したのであれば、それ以上は踏み込まず距離を取ることをオススメします。
狙われやすい女性の特徴
送り狼に狙われやすい女性には、ある共通点があります。送り狼は、いわば「獲物」を逃さないよう、特徴を見分けてジリジリと追い込んでくるのです。その特徴として、以下の3つが挙げられます。
- お酒に弱い
- 押しに弱そう
- ひとり暮らし
お酒に弱い人は送り狼の格好の獲物です。狙えそうな女性かどうかを判断するために、お酒をたくさん飲ませようとするでしょう。「この人危ないかも」と感じたら、なるべくお酒を飲まないことが良いですが、付き合いで断れない場合は最初の1杯だけをアルコールにし、その後はこっそりノンアルコール飲料で乗り切りる方法もあります。
「押せばイケるかも」と思われてしまうと、断ってもしつこく言い寄られてしまいます。何でもYESと言う人、気の弱い人、押しに弱い自覚がある人は1対1での対話は避け、友人など大人数でやり取りを行うようにすることで、トラブルを回避することができます。帰り道も人の多いところを通ったり、信頼できる人に迎えに来てもらうと良いでしょう。
一人暮らしは送り狼に狙われやすいポイントの1つです。怪しそうな人相手には、「一人暮らし」と分かるような会話は避け、親しい人以外に聞かれた際は、家族と住んでいる体で話をしておきましょう。最寄り駅を応えるのも危険です。
送り狼の対処法7つ
送り狼は、あなたの隣にもいるかもしれません。「親切な人」を装い、隙があれば狼のように襲ってくる可能性があります。そういうときのためにの撃退方法を用意しておきましょう。例としては以下の通りです。
- きっぱり「NO」と伝える
- 距離を置く
- 嘘をつく
- 電話する
- コンビニに駆け込む
- 警察を呼ぶ
- 女友達と離れない
送り狼の男性に対して、曖昧な態度や返事をするのはNGです。「もしかしたら可能性があるかも」「押しに弱そう」と判断され、余計にしつこくされるでしょう。断りにくいときでも、自分自身の身を守るために、気が乗らない誘いや提案に対してはきっぱりと「No」と伝える勇気を持つことが大切です。
相手に対して不穏な空気を感じたら、それ以上体も心も近づかないことが得策です。「もしかしたら本当に良い人かも…」といった考えは不要です。優しさにつけこまれてしまうかもしれません。不快なボディタッチされたらすっと身を引いてください。しつこく近寄って来たら、「やめてください」とはっきり言いましょう。
一人暮らしかどうか最寄り駅はどこかなど、個人情報を根掘り葉掘り聞いてくる人に対しては、本当のことを言わずに嘘の情報を伝えると良いでしょう。信頼できないうちは、相手に全てを教える必要はありません。細かい情報を伝えてしまうと気があるのではと思わせてしまいます。もっと親しくなってから細かいことは教えるようにしましょう。
帰り際しつこく付きまとわれたときは、家族や友人など信頼できる人に電話してください。今から悪いことをしようと考えている送り狼にとって自分の存在が他者に知られるのは、とても不都合なことです。フリでも構わないので、「お父さんお酒飲んでないよね?5分で来れる?」など電話越しに言ってみてください。ここでのポイントは、「車を持つ力のある男性が短時間で現在まで来れること」をアピールすることです。「お父さんが車で見守るよ」と返されたら警察に電話して逃げ道を作りましょう。
しつこく帰り道ついてこられてしまったら、近くにコンビニがあったら駆け込みましょう。店員さんと監視カメラの目があるので、めったなことはできません。コンビニの位置を把握しておくだけでも、万が一のとき助けを求めることが出来るでしょう。
あまりにも身の危険を感じるようなら、迷わず110に電話しましょう。
近くにコンビニや人気のある場所がないとき、スマホの緊急通報システムを使って警察に電話をかけることが出来ます。警察に電話をかけることで、自分自身の身の安全を守りましょう。
近くにコンビニや人気のある場所がないとき、スマホの緊急通報システムを使って警察に電話をかけることが出来ます。警察に電話をかけることで、自分自身の身の安全を守りましょう。
もし女友達と一緒にいるなら、離れずしっかりと一緒に居るようにしてください。一人で行動することは危険ですので、誰かと一緒にいるようにしましょう。ただ、女性2人でも危険であることは変わりないので、帰り着くまでは上記の方法を取れるように気を張っておくと良いでしょう。
まとめ
送り狼と聞くとなんだか印象が柔らかくなりますが、要はストーカーや性犯罪者予備軍です。男性と女性の力関係は圧倒的なので、もし送り狼になりそうな人に出会ったらすぐに距離を取ってください。そして送り狼に限らず、くれぐれも夜道にはお気をつけください。
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