九紫火星(きゅうしかせい）の性格・特徴・運勢・相性【九星気学】

九紫火星は、気位が高いため今の実力に見合っていないものを求める傾向があります。はじめから高望みをして下積みを軽んじたり、現状に少しも満足できなかったということがあります。

華やかな星であるため、面接やオーディションなど他者からの印象や評価は良く、どんなところにもすんなりは入れます。ただ入った後に、苦労が待っています。気位の高さが邪魔をして、希望の道を閉ざす可能性があるのです。「今の経験は今後絶対役に立つ、いや役に立たせる」という方向にプライドを持って、どんなことにも挑戦していくことが成功のカギです。

またこの星が得意なことは、学術系や美術系です。学者や医者、教師、作家、画家、デザイナー、美容師、広告関係、法律関係など多方面に適性があります。頭脳を活かしつつ、自分を高められる仕事は何かを中心に考えると良いでしょう。

九紫火星は華やかさがあり、人の気を引く手段を早くから身につけることができるため、とてもモテます。テキパキ、ハキハキとしていて要領も良く、明るい性格であるため、人を圧倒します。感情豊かなところが悪い方向に働くと、周囲との軋轢を生みかねません。しかし、激しい感情を見せるところも魅力にしてしまう力と周囲の意見をものともしない強さがあるため、本人としては特に問題視することはありません。

恋愛は、燃えるような情熱的なものを好みます。熱しやすく冷めやすいため、燃えているときは本気で一生涯の付き合いだと本気で思っていても、その気持ちはあっさりと消えていきます。この性質を周囲も気付いていて、遊び目的で近づいてくる相手に目をつけられることが多々あります。外見や社会的地位ばかりを見ず、内面や思惑を見抜いて相手を選ぶようにしましょう。

九紫火星は利発さがあるため、家族や親戚への当たりが良く、可愛がられ援助もたくさん受けて育ちます。ただ聡明なところが仇となって、反抗的な態度を取りやすかったり人をバカにしたりすることもあり、可愛げがなくなってしまいます。

このように家庭内では可愛くても憎たらしい面を見せますが、外面は完璧に良い人を演じます。賢い人であるため、中年期を迎えることにはその反抗心も収まりますが「いつまでもあると思うな親と金」を肝に銘じて後悔のないように過ごすと良いでしょう。

結婚は早くからチャンスがたくさん訪れますが、しっかり見定めなければ離婚も早く訪れます。結婚後も社会的体裁を意識するため、人を家に招いて家族や生活ぶりを自慢することがあります。見栄を張りすぎて自分の首を締めないように気を付けましょう。

九紫火星は、大変恵まれた金運の持ち主です。お金のあるところやお金を得られる機会をしっかり見定めることができます。損なくおいしいところだけを掬っていく、そんなちゃっかり者です。

しかし、たくさん稼ぐことができる星ではありますが、稼いだ分だけ、いやそれ以上の金銭を使う浪費癖があります。貯めるということがあまりに下手で、お金は使うためにあるという考えを持っているということもあり、一度欲しいと思ったものは我慢ができません。

中年期になると、老後やいざというときの蓄えを残して動くようになってくるため、若いときは貯蓄ができなくてもお金について学をつけておくと良いでしょう。聡明ですから、中年期からはよりたくさんの財を築くことができるでしょう。

また、株など直接的な方法で稼ぐことよりも、美術品や不動産など所持していること自体がステータスになることに使うと、心を満たされつつ投資をすることが多いでしょう。

九紫火星は、賢さゆえにいろんなところに神経を使って、ストレスを溜め込んでしまいます。精神的なことから体を壊す可能性が高いため、信頼できる相談役を早くから見つけてメンターにしたり、感情を爆発させるための趣味を見つけましょう。感情発散には、カラオケやキックボクシングなども向いています。

またこの星は、ストレスからくる消化器疾患などだけではなく、心臓病、狭心症、脳梗塞など心臓と頭にも疾患が起きやすいという特徴があります。適度な運動と神経質になりすぎないことが大切です。

九紫火星の持つ火の性質は、柔らかい温かさと鋭い熱さの両面を表します。力強く偉大な存在です。しかし火は、どこにでも発生する可能性は秘めていても、大地のようにいつも悠然とそこにあうような、恒常性はありません。何らかの力が働くことで起こるものです。

だから、自分が今そうあれるのは、誰かや何かのおかげということを常に意識し、感謝の心でいることが開運に繋がります。いつまでも燃え続けることができるでしょう。