子なし夫婦とは?
子なし夫婦とは、子どもを持たない選択をした夫婦のことを指します。
子なし夫婦のことを「DINKs世帯」と呼ぶこともあります。「DINKs世帯」は、正確には「共働きで子どもを持たない夫婦(Double Income No Kids)」のことをいいますが、子どもを持たない家庭ではどちらかが仕事をやめる必要性がないため、子なし夫婦の大半が「DINKs世帯」に該当します。
現在では子なし夫婦は増加傾向にあり、結婚し夫婦になれば必ず子供を産み・育てるという価値観から、夫婦の意見を尊重し「あえて子供を望まない」という新しい価値観へと移行してきています。
今回は、夫婦が子どもを持たない選択する理由やメリットについて一緒に見ていきましょう。
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子なし夫婦を選ぶ理由とは?
- 子どもが苦手
- 育児に不安がある
夫婦のどちらか・もしくは両方に子どもへの苦手意識がある場合、「Dinks世帯」を選択する場合があります。考え方の多様化による面も大きいですが、お互いに子供を望まない夫婦が増えているのは確かでしょう。
子育てにかかるお金だけではなく、老後の資金面など、金銭的な部分や時間が取られることへの不安感が強く、あえて子なし世帯を選ぶ夫婦も多くなっています。また、今の生活を崩したくない、子ども中心の生活になりたくないという考えもあるようです。
子なし夫婦のメリット
- 余裕ができる
- 恋人関係を維持できる
- キャリアアップを狙える
- 将来設計しやすい
育児にかける時間とお金がない分、経済的・時間的にも余裕を持って生活ができます。子供が成長するにつれて予想外の出費が多くなりますが、夫婦のみの子なし世帯の場合は、計画的な貯蓄も可能なのです。
子供が生まれると「母親」「父親」としての役割ができて、家族としての関係性へと変化していきます。それはとても素敵なことですが、恋人同士のような関係を継続するのは難しいでしょう。そういった面でも、子なし夫婦は恋人関係を維持できるメリットがあるのです。
子どもが生まれると子育てを優先しなければならないので、どうしてもキャリアを諦めなければならないケースもあります。しかし、子なし夫婦の場合はご自身のスキル・キャリアに関して取り組めるため、キャリアアップを図ることができるのもメリットの1つでしょう。
子なし夫婦は出費が夫婦2人分のみであるため、将来設計が立てやすいといったメリットがあります。経済的余裕もあるうえ、老後にかかる資金の積み立てやお金の使い方をお互いに話し合って決めることが出来ます。
子なし夫婦のデメリット
- 周囲からのプレッシャー
- 老後の不安
- 相続問題
結婚して子供を設けることがスタンダードだという考えが根付いているため、周囲からの理解を得られにくいという点はデメリットかもしれません。親へ孫の顔を見せられないことの申し訳なさを実感したり、周囲からのプレッシャーを感じる場面もあるでしょう。しかし、子なし夫婦を選ぶ人も増えているため、そのうち薄まる感覚かもしれませんね。
年齢を重ね、体の自由がきかなくなってくるころに差し掛かると、子供がいないことで老後への不安が強まる可能性もあります。しかし、子なし夫婦で十分な貯蓄がある場合は、老人ホームやヘルパーなども頼みやすいかもしれません。
貯蓄や不動産などの資産がある場合、子供がいない場合は相続先が別れるため、トラブルに発展する可能性もあります。相続に関しては早めの段階で遺言書を残しておくと、トラブルを防ぐことができるでしょう。
まとめ
最近は夫婦の在り方についてもさまざまな考え方があります。子なし夫婦を選択する人も増えてきましたが、どの選択においても間違いはありません。メリット・デメリットを踏まえて納得のいく選択をしてくださいね。
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