産後クライシスとは? 原因と産後不仲になりやすい男性の特徴・対処法

産後クライシスとは?

産後クライシスとは、出産後数年の間に急激に夫婦仲が悪化してしまう現象のことを言います。産後はこれまでの生活が一変してしまうので、夫婦関係についても、良くも悪くも変化してしまう家庭も多いのではないでしょうか。
産後は女性にとって身体の変化も著しく、また慣れない子育てなどで大きな悩みを抱えることもあります。それが原因で夫も以後事悪くなってしまったり、妻が子供優先の態度になってしまうことで、夫が不満を持ってしまうこともあります。

全ての夫婦が産後クライシスになってしまう訳ではありません。産後クライシスの症状や原因を知ることで、以前の夫婦関係よりも良くすることも出来るので、結婚や出産で関係が悪化するのが怖い人はぜひ読んでください。

産後クライシスの症状

産後クライシスの症状として一般的なのは、些細なことでイライラしてしまったり、感情がコントロールできなくなったりすることでしょう。ちょっとしたことで深く考え込んでしまったり、突然涙が止まらなくなってしまう場合、産後クライシスを疑った方が良いかもしれません。
また、夫はこれまで通りの生活をしているのに、夫の些細なことが気になってしまったり、自分が本当に夫を愛しているのかを考え込んでしまう場合もあるでしょう。逆に夫からの愛や配慮を感じられなくなることもあります。これまで築いてきた夫との関係性に疑問や孤独を感じてしまうときは、産後クライシスになる前兆かもしれません。

産後クライシスの原因

産後クライシスの一番の原因は、産後のホルモンバランスの変化が影響していると言われています。ただでさえ、慣れない育児や家事との両立で疲れやすいのに。妊娠や出産で大きく変化したホルモンバランスが元に戻らないまま子育てが始まると、余計に憂うつな気分になるでしょう。
また、夫が家事や育児に積極的でないことも産後クライシスの原因になります。子どもが生まれたことによる夫とのコミュニケーション不足やセックスレス、価値観の違い・変化に耐えられなくなってくるのです。

産後クライシスをもたらす男性の特徴① 仕事・自分優先

産後クライシスを乗り越えるためには、夫の協力が必要不可欠です。産後はホルモンバランスも変わって生活が一変してしまった妻に対し、夫は以前よりも家事や育児に協力的な姿勢を見せることが大切ですが、中には家事や育児に非協力的な男性も多いのが現状です。
夫が仕事や自分を優先してしまう場合、あなた以外の人間関係を優先する傾向があります。そういった人は家事や育児にも非協力的になりやすいと言えるでしょう。また、自分の趣味を優先する人も同じと言えます。

どのくらい自分との関係を大事にしてくれるかが見極めるポイントとなります。出産前は何とも思わなかったことでも、産後に気になり出す可能性があるので、出産前までに家事や育児の分担について、夫としっかり話し合うことが大切です。

産後クライシスをもたらす男性の特徴② 家事・育児は女性のやる事だと思っている

家事や育児に非協力的な男性は、育児や家事は女性のやる事と思っているケースが多いです。お泊りしたり同棲したりするとよく分かります。お互い働いているのに食事の片付けをあなた任せにしたり、掃除や洗濯などの家事を全てあなたにさせたりしている場合、出産後も家事や育児に非協力的のままの可能性が高いでしょう。やたらとあなたの事をこき使う男性には要注意です。
もし結婚を考えている彼氏がいる場合、妊娠・出産の事も考えると夫側のサポートは必須です。お互いに家事や育児を分担することで大変な時期を乗り越えることが出来るので、結婚前からお互いをサポートし合える関係を築いていくことが大切です。

産後クライシスをもたらす男性の特徴③ やるべきことが分からない

家事や育児に非協力的な男性の特徴の1つに、やるべきことが分からず手出しが出来ない、というパターンがあります。あなたの事を大切にしているし、こき使うわけではないけど家事や育児が出来ないという男性は一定数存在します。こちらから指示を出せばやってくれるけど、自発的にしようとはしない男性が多いでしょう。
付き合っている時に、彼氏が子供というものに対して関心があるのか、家事をやってくれそうか、デートやお泊りで注意して見ておくと良いでしょう。

結婚後は出産する前に家事を教えたり、家の中でのルールを決めておくと、パートナーも自発的に動きやすくなるので、産後の家事や育児の負担を楽にすることが出来るでしょう。

産後クライシスの対策

産後クライシスの対策として一番必要なのは、パートナーとのコミュニケーションです。産後クライシスの症状が進んで険悪な雰囲気になる前に、パートナーとしっかり話し合いの場を持つことが必要です。産後に少しでも楽になるよう、頼れる人を見つけておく、親戚や友人・民間のサービスなどの協力体制を築いておくのも良いでしょう。
また、産後は育児にかかりっきりになってしまい、自分の時間を持てないこともストレスとなます。ホルモンバランスが乱れやすくなってしまうので、短時間でも自分の時間を確保しておける体制を整えておくことも必要です。
全てのことにいっぱいいっぱいになってしまう前に、適度に息抜きが出来る状況を整えておくと良いでしょう。すでに産後クライシスが起きてしまったという方は、第三者への相談と自分の休息をどうにかとるようにしてみてください。

まとめ

産後クライシスの対策として一番大切なのは、産後についてパートナーとしっかり話し合っておくことです。育児や家事に非協力かもしれないと感じたら、少しづつ家事を教えていったり、育児に参加しやすい状況を作ったり、お互いに歩み寄る姿勢が大切となります。
また、出産前に産後クライシスについて、パートナーにも知っておいてもらうのも効果的です。子どもの手がかかるのはほんの数年ですので、パートナーと乗り切るために日頃からコミュニケーションをしっかり取っておくと良いでしょう。

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