早めのサポートがカギ!「産後うつ」について
産後うつかも?と思ったら、産後うつのチェックリストでまずは自分の状態を知ることから始めましょう!パートナーの体調が優れない時が多い・落ち込んで塞ぎがちなるといったサインが見られるようになった時、どんなフォローをすれば良いのか発信しています。

産後うつとは?

一般的に、産後1ヵ月以降に突如として現れるうつ状態のことを「産後うつ」と呼びます。しばらく経ってから発症するため、母親自身も症状に気づかず、「ただの疲れだろう」と放っておいてしまう場合も多いです。

産後うつが発症してしまう理由としては、女性ホルモンの急激な変化だけではなく、産後の生活が子供中心の生活になってしまい、自分の休息の時間が持てなかったりなど、急激な生活習慣の変化も関係してきます。

女性ホルモンの変化によって体調を崩しやすくなっており、母親としての責任やプレッシャーを感じることも多いのではないでしょうか。

子供中心の生活になってしまい、自分自身のケアを後回しにしてしまった結果、産後うつになってしまう方は非常に多いと言えます。

もしかして産後うつかも?チェックリスト

こんな症状が出た時は、もしかすると産後うつになっている・なる手前かもしれません。「なんだか体調も気分も優れない日が多い」と感じたら、「もしかして産後うつかも?」を疑い、チェックリストでどれだけ当てはまっているかチェックしてみましょう。

気分の落ち込みが激しいイライラしやすい物事に対して無関心になってきたきちんと眠れていない(眠れる状況であっても寝付けない)、子供を可愛いと思えない疲れやすい過食や食欲不振を繰り返している、などの症状がうつ症状として挙げられます。

これらの症状に複数当てはまる場合は、もしかすると産後うつの可能性があると言えるでしょう。うつ病と似ていますが、産後うつは自分自身だけではなく、子供へも影響があるので早めに気づくことが大切です。

男性もなる産後うつ

産後うつは女性だけのものではありません。実は男性も産後うつにかかる可能性があると言われています。

女性の産後うつの原因は、出産により女性ホルモンの変化だったり、体へのダメージが癒えないまま子育てに入ることでダメージが蓄積し、身も心も疲弊して発症することが多いのに対し、男性の産後うつは主に「環境の変化」が挙げられます。

仕事や家庭との板挟みとなってしまい、ストレスを感じてしまうことで産後うつの症状が発症してしまうこともあるようです。

また、パートナーが産後うつになってしまった場合も、その影響で男性も産後うつの状態になってしまうことがあります。

産後うつになやむパートナーや友人をどう支えたらいい?

産後うつに悩むパートナーや友人をどう支えたらいいか悩んでいる人も多いと思います。産後うつは自分では気が付かないので、それをどう気が付いてもらいサポートしていくか、がポイントでしょう。

産後すぐは子育てで悩むことも多いですが、現代ではワンオペで育てなければならない状況の方も多いでしょう。

子供は1人で育てるのではなく、みんなで育てることという意識を前提に、女性が感じてしまう「自分がやらなければ」といった重圧を取り除いてあげることが必要です。

何事も「一緒にやる、一緒に考える」を基準として接していき、コミュニケーションを日頃からとりつつも、くだらない内容でも「話す」ということが大事です。

産後うつの対策

産後うつ対策として有効なのは、やはり本人が早い段階で自覚をして、早めに医療機関受診することです。家事代行やベビーシッターなど、自分をケアする時間を設けるのも産後うつ対策の1つでしょう。

SNSでの交流やコミュニティでの情報交換なども積極的に行う時間を作るのも良いですね。産後うつになってしまうと、他者との関わりに対して無関心になってしまうこともあるので、同じ立場の人との共有は、産後うつ対策として有効になります。

産後は体がボロボロな時期なのに睡眠不足と戦いながら子育てをしていかなければならず、孤独との戦いでもあります。産後はすべてを一人でやらなければ!と考えてしまう人も多いので、さり気なくフォロー出来る体制を整えながら、日頃から気にかけてあげることが大切です。

まとめ

産後うつは他人事ではありません。誰もがかかってしまう可能性があるので、自分は大丈夫と思い込まず、自分自身のケアを怠らないようにするのが大事です。

ただ、周りに頼る人が居なかったり、ワンオペの人は自分がやらなくちゃ…と思って他人を頼ることに抵抗がある方も多いと思います。もし友人やパートナーが産後うつかもしれないと感じたら、さり気なくサポートしてあげると良いでしょう。

あなたは一人ですべてを抱え込む必要はありません。つらい時はつらいと伝えても大丈夫です。

その他のおすすめコラム