身幅ってどこのこと?
身幅(みはば)とは、洋服の左袖の付け根から右袖の付け根までを直線で測ったときの長さのことをいいます。洋服のサイズを測るときやオンラインショッピングでサイズ感を把握するときに役立ちます。

今回は、この身幅について測り方や混同しやすい他のサイズについても解説していきます。

身幅とは?

身幅(みはば)とは、洋服の左袖の付け根から右袖の付け根までを直線で測ったときの長さのことをいいます。身巾(みはば)とも書きます。エプロンの場合は「脇幅(わきはば)」と表記されることがあります。

着物の場合は、身頃(みごろ)という体を覆う部分の総称の幅を測り、エプロンの場合は、左の腰ひもの縫い目から右の縫い目までの長さを測ります。

ちなみに英語では「Width」か「Body Width」と表記します。
身幅の測り方

  1. 自分の身幅の測り方
  2. 身幅を測るときは「胸囲÷2」で測ります。

    胸囲とは、脇の付け根から胸元を一周した時の長さのことです。女性の場合は、バストトップを通る位置で測ります。測り方によって数値が変動しやすいため、2~3回測った平均値を参考にしてみてください。
  3. アウターの身幅の測り方
  4. アウターの身幅は、脇下付近の長さを測ります。身幅にピッタリのコートやジャケットを選ぶと、ぴったり過ぎてきつい着心地になります。アウターの場合は、身幅にピッタリのものではなく、少しゆとりのあるものを選ぶと良いでしょう。
  5. シャツ・Tシャツの身幅の測り方
  6. シャツの身幅は、ボタンを締めて平らな場所に広げた状態で、脇下付近を測ります。シャツはゆとりがありすぎるとだらしなく見えるので、身幅より少し長さがあるくらいのものを選ぶと良いでしょう。Tシャツは着脱を考えて、少しゆとりのあるタイプを選ぶと良いでしょう。
  7. ワンピースの身幅の測り方
  8. ワンピースは、タイトなデザインなら胸元の一番膨らんだ部分、ゆったりとしたデザインなら脇の下を測ります。
身幅以外に測っておくと良い場所
  1. 着丈
  2. 着丈(きたけ)とは、首の後ろにある中心から、裾までの長さのことです。着幅(きはば)とも呼ばれます。測るとき、襟やリブは含みません。
  3. 身丈
  4. 身丈(みたけ)とは、首の付け根の横から裾までの長さのことで、身体の前面で測ります。リブのついた洋服であれば、リブまで含めた長さのことをいいます。
  5. 肩幅
  6. 肩幅(かたばは)とは、左肩の付け根から右肩の付け根までの長さを指します。衣服を着ていない状態で実際の身体の長さを測る「ヌード寸法」と衣類の肩幅の長さを測る「製品寸法」の2種類があります。
  7. 胸囲
  8. 胸囲とは、胸元まわりを一周した長さのことです。身幅を2倍にした長さでもあります。
  9. 首回り
  10. 首回りとは、首の一番太い付け根の部分を一周した長さのことです。
  11. ウエスト
  12. ウエストは、おへその高さか、お腹の一番細い部分を一周した長さのことです。
  13. ヒップ
  14. ヒップとは、お尻の一番出ているところの高さで一周した長さのことです。
  15. 袖丈
  16. 袖丈とは、肩の付け根から手首までの長さのことです。
身幅別のフィット感
  1. ぴったりサイズ
  2. 洋服の身幅が、自分の身幅より3センチ未満の場合、ピッタリしたサイズ感になります。体のラインを強調したいときや、オーバーサイズ感を出したくないときにおすすめのサイズです。
  3. 程よいゆとりサイズ
  4. 洋服の身幅が、自分の身幅より3センチほど大きい場合、程よいゆとりのあるサイズ感になります。襟シャツなど上品なテイストやキレイめな印象にしたいときにおすすめのサイズです。
  5. ゆったりサイズ
  6. 洋服の身幅が、自分の身幅より5センチ以上ある場合、オーバーサイズのだぼっとした着心地になります。かなりゆとりがあるサイズなので、カジュアルに着こなしたいときにおすすめのサイズです。
まとめ
洋服の身幅について覚えておくと、サイズ感の調整が簡単にできるようになります。一目惚れした洋服もあとから「サイズが合わなかった」と、悩まずに済みます。そのほか、身丈などの測り方も合わせて覚えておくと、失敗なしの洋服選びができるようになるでしょう。
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