単純接触効果(ザイオンス効果)とは?
単純接触効果(ザイオンス効果)とは、何度も目にしたり耳にしたりするうちに、親近感を抱いてしまうという心理的効果のことをいいます。この効果はビジネスでも恋愛でも活用することが可能です。例としては、毎日CMで聞く音楽を好きになる、あまり話さないのによく来るお客さんから好意を寄せられるといったものがあります。
この効果を発揮するためには、最低でも15日に1回は接触することが望ましいとされています。15日以上会わない・話さない期間があると、好意が薄れていくようです。今回は恋愛における単純接触効果の活用法を紹介していきます。
活用法① SNSで頻繁に交流
単純接触効果は、直接会うことだけではなく、SNSでの接触も有効だと言われています。例えば、いいねをしたり、コメントすることで相手の印象に残り、単純接触効果を期待することができます。連絡を取るほどの用事がなかったとしても、相手の事情に合わせてアクションを起こすことが出来ます。気づいてもらえるなら、いいねだけで問題ありません。
勝手にフォローするのはやめておきましょう。ストーカー扱いされることがあるのでリスクが高いです。何より、「フォローしていい?」と一声かけてSNSの話題で盛り上がるチャンスです。これを活かさない手はありません。
また、投稿する内容は比較的ライトなものにして、投稿数はほどほどにした方が好印象です。SNS上のくどいやり取りもNGです。多くてもコメントは2回までにして、会話が続きそうならLINEやDMで続けるようにしましょう。
活用法② 短時間の接触を重ねる
気になる相手と直接会う機会を設けられるなら、「少し会って話してすぐ別れる」を徹底してください。長時間会って話をするよりも、短い時間で会話を切り上げて回数を重ねるほうが効果的です。そのため、はじめは会話が弾まなかったとしてもあまり問題はありません。
例えば、会社内であれば「昼ご飯何?」といった日常の話題やランチのお誘い。合コンなら、お手洗いなどで立ったタイミングを見計らって「何か飲む?ついでに頼むよ」などといった、フランクな接触が良いとされています。
連絡を含め、最低でも15日に1回は関わりを持つようにしましょう。
活用法③ 連絡をこまめにする
単純接触効果を得るためには、定期的な連絡が効果的とされています。相手の連絡先を知っているのであれば、頻繁に連絡を取り合いましょう。2人の関係性にもよりますが、初めはお互いの趣味やライトな相談を重ねていき、次第に話題を深めていきます。慣れてきたら、「おはよー今日もガンバロー」など関係性が深くなるからこそできる、とりとめのない話を振っていくのが効果的でしょう。
ここで注意したいのが、一気に何でも話せる仲になろうとしないことです。日数をかけて、こまめに連絡を取りましょう。また、まとめて長文を送るより、細かく切って相手の反応を待ちながら連絡するのも効果的です。
活用法④ プレゼントを渡す
たまにプレゼントを渡すのも単純接触効果を生み出す方法です。プレゼントと言っても派手で高価なものではなく、差し入れ程度のお菓子や相手がよく使う文房具のスペアなど、ライトなもので問題ありません。人によってはプレゼント自体に重荷を関じてしまうこともあるので、恋人同士の特別な日に送り合うような、効果なプレゼントは避けましょう。すぐに使いきれるものや、食べるものがおすすめです。あくまでも「差し入れ」といった雰囲気で、相手も負担に思わせないことが肝心です。
また、一緒に出掛ける機会があるのなら、ふたりで思い出の品を買ってみても良いですね。プレゼントを見たときに相手のことを思い出してもらうのが狙いです。
注意点① 単純接触効果を過信しない
この単純接触効果を過信しすぎてはいけません。なぜなら、単純接触効果が使える対象は、顔やそれ以外が好みに当てはまるタイプということがほとんどです。自分のタイプではない人に対してアプローチされても、人の心はなかなか動くことはありません。
また、話すうちに「この人とは合わない」と思われてしまうと、いうまでもなく恋愛には発展しません。ただたくさん話すだけではなく、相手のことを良く知る機会として、単純接触効果をうまく利用することが重要です。
注意点② 無理にコミュニケーションを取らないこと
単純接触効果は、無理にコミュニケーションを取ろうとしもうまく行きません。あくまでも「自然な流れ」で関わることが大切なので、自然に相手とコミュニケーションを取るよう心がけてください。軽くランチに誘うのも良いでしょう。気になる人と関わりを持つのは多少の勇気が必要かもしれませんが、勇気と無謀の線引きはしておいた方が身のためです。
また、相手のことを好きだという気持ちを前面に出してしまうと、その下心を察知して引かれてしまう可能性があります。あくまでも冷静に関係を進めていきましょう。
結局、自然なコミュニケーションができる人が”モテ”に繋がるので、まずは相手に対して自然に挨拶できるような関係を築いていきましょう。
まとめ
単純接触効果について説明してきましたが、参考になりましたでしょうか。恋愛テクニックの1つとしても使われていますが、上手に使わないと相手に引かれてしまう可能性があります。あくまでも自然に、こまめにコミュニケーションを取ることで効果を発揮するので、焦らず冷静に対応していくことが大切です。相手の気持ちを射止めるために、この単純接触効果の活用法が参考になれば幸いです。
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