ピラティスとヨガの違いって? ピラティスをおすすめする理由5つ

ピラティスとヨガの違いは?

ピラティスとヨガの決定的な違いは「呼吸法」です。

ピラティスは胸式呼吸。息を吸ったときに胸を広げて空気を取り込み、交感神経を活性化させます。気持ちを活動的にさせることや姿勢の改善、身体能力の強化、体幹を鍛えることが目的です。

一方ヨガは腹式呼吸で、息を吸ったときにお腹を膨らませます。腹式呼吸で副交感神経を優位にさせることで、リラックス効果を得たりメンタルのバランスを整えたりすることが目的です。

このように、ヨガは自律神経やメンタルを整えるストレッチ、ピラティスはしなやかな身体づくりをサポートするエクササイズといった違いがあります。

ピラティスのメリット① スタイルが良くなる

ピラティスを取り入れることで得られるメリットの1つは、スタイルの改善ができることです。女性らしい筋肉をつけることが可能で、全体的にキュッと引き締まったボディーに変身できます。
スタイル維持や体幹でも重要な「インナーマッスル」が付くことで、ポッコリお腹やO脚、猫背の改善につながるでしょう。女性の悩みで多い骨盤のゆがみやゆるみなども、インナーマッスルが解決してくれます。

ピラティスが向いているのは、通常の筋トレだと筋肉の肥大化が起こってしまう人や、あまり効果を感じられなかった人です。筋肉が肥大化しやすい人は男性ホルモンが多く、通常の筋トレでは効果を感じられなかった場合は女性ホルモンが多いことが原因と言われています。こういった人にも関係なく効果を得ることができるのがピラティスです。

ピラティスのメリット② 身体が整う

メリットの2つめは、身体が整うこと。ピラティスは単に見た目をよくするだけでなく、体に起きていた不調まで改善してくれます。

インナーマッスルとは、身体の奥深くの筋肉や内側の筋肉のこと。例えば、シックスパックなど割れた腹筋は表面にある筋肉(腹直筋)のためインナーマッスルではありません。その奥にある、シックスパックを作るための内腹斜筋、腹横筋などがインナーマッスルです。インナーマッスルが弱いと正しい姿勢をキープできずに腰痛や肩こり、太りやすくなるなどの症状が出てしまいます。
ピラティスは、普段は意識していない奥の筋肉にはたらきかけるので、身体を支える根本から整えてくれます。その結果、腰痛改善、内臓や神経の圧迫がなくなり気持ち悪さがなくなる肩こり・頭痛の改善などの効果が得られるのです。

ピラティスのメリット③ 活動的になれる

3つめのメリットは、活動的になれることです。特にうつ予防や更年期障害に効果的だと言われています。

腸は第二の脳といわれているほど重要な臓器です。神経細胞が多く存在している腸は、脳と密接に繋がっており、どちらも互いに作用しあっています。そのため、腸の健康は脳の健康にも繋がってきます。
正しく筋肉が使われると、内臓や臓器を支えて圧迫を減らし、腸の働きが促進されます。その結果、ストレスが緩和されたり身体の不調が軽減されたりと精神的な面が安定してきます。内臓がしっかり機能すれば、いままでより一層健康的で活動的な生活を送ることができるでしょう。
ピラティスはアクティブな生活を送ることに効果的だと言えるのです。

ピラティスのメリット④ ストレス発散

ピラティスは、ストレス発散にも一役買ってくれます。
ピラティスは軽いストレッチだけで激しい運動をしたような気分になれるため、とても爽快感を感じることができます。これは、ピラティスで脳への血流が改善されて脳が活性化し、幸せホルモンのセロトニンやエンドルフィンが分泌されるためだといわれています。幸せホルモンが分泌されることで、ストレス発散につながるのです。

また、適度な疲労感を味わえることで、睡眠の質も向上させることできます。不眠症が解消されたり、日中の眠気やだるさがなくなったりなどさまざまなメリットを感じられるでしょう。ちなみに、睡眠不足はストレスを感じやすくなるため、ピラティスで一気に改善するのがおすすです。

ピラティスのメリット⑤ 運動が苦手な人もできる

最後のメリットは、運動が苦手な人でも取り入れることができるということです。
マットピラティスやヨガは、自分の体重を使った自重トレーニングであるため、筋肉量が少ない人や筋力が弱い人がいきなり行うことには向いていません。
その点、マシンピラティスなら問題ありません。マシンを使ったピラティスは、もともと負傷した兵士のリハビリを目的に作られました。そのため、負荷を調節することが可能で、筋肉量が少ない人にも向いています。ピラティスを始める前に、自分の筋肉量や体力面を考慮してマシンかマットかを選択するようにしましょう。

まとめ

運動習慣をつけたいけれど、激しい運動は苦手だし、筋肉量もないしと困っている人にはピラティスがおすすめです。紹介したように、ピラティスは軽い負荷から始められて、さまざまな嬉しい効果が期待できます。
また、自宅でも気軽に始めることができるので、習慣化しやすいことも特徴です。手軽に始められるピラティスで、美しい身体と健康を手に入れましょう。

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