英語:「immoral」 読み:「インモラル」
罪悪感と似た意味を持つ言葉ですが、ニュアンスが少し異なります。罪悪感との違いや背徳感を感じる瞬間をみながら、一緒に背徳感についての理解を深めていきましょう。
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また、罪悪感は悪い行いをしたことを自分で戒めて反省している気持ちがあるときによく使われますが、背徳感はその気持ちとともに快感を感じます。
良くないと分かっていながら自らそれをしてしまうのは、「したい」という欲求があるからです。つまり背徳感とは、欲求が満たされることで快感を感じることが出来たが、本当はやってはいけないことだったと後悔することだと言えるのです。罪悪感は苦痛を感じるもの、背徳感は快感と苦痛の両方を感じるものだと考えると分かりやすいかもしれません。
- 暴飲暴食したとき
- 禁断の恋をしたとき
- 衝動買いをしたとき
- ズルいことをしたとき
- ダメだよと言われることをしたとき
もしくは、お昼からお酒を飲んでしまったときにも罪悪感を感じるかと思います。そういうときに生まれた感情を表すときに「背徳感」を使うことが出来ます。
「夜中のケーキほど背徳感を感じるものはない」
スリルや高揚感を感じて楽しい気持ちがありつつも、良くないことをして罪の意識がある恋愛はまさに背徳感を感じるものですね。
「禁断の恋をしているときの背徳感がたまらない」
「思わず買ってしまった。背徳感がヤバい…」
「嘘をついて休みを堪能するのには背徳感がある」
「このボタンを押す背徳感を味わいたい…!」
ただ、知られると信頼を失うようなことや社会的な立場が危うくなるようなことは極力避けたほうが無難です。クセになると歯止めが効かなくなるので、抑制できるうちにやめるのが得策です。
同じ出来事でも、罪悪感だけが芽生えるか背徳感が生まれるかは、人それぞれ状況次第です。意図して罪悪感を楽しんでいる人は、背徳感を楽しんでいるつもりが罪悪感だけになってしまった…と後悔しないように適度にたしなむようにしましょう。