算命学【十大主星】龍高星（りゅうこうせい）の特徴を解説

本能	習得本能（陽）
五行	水性
本質	改革、忍耐、創造、自由
四柱推命	偏印

龍高星の基本性格

龍高星の本能は習得本能(陽)なので、貪欲なまでに探求、習得していきたいという本能を持っています。また、四柱推命で見ると偏印になるので、常識や伝統にとらわれない発想や行動をします。ロマンや夢を常に追い求める冒険者なのです。

龍高星は破壊と創造の欲に突き動かされ、どこまでも自由気ままに突き進みます。とても大胆で行動的なので、身軽に動ける単独行動を好みます。個人主義であまり本音を口にせず、周囲の人が気付かないうちに成果や結論を出します。

また、とても忍耐強く努力家で、弱音を吐くことはほとんどありません。悲しいことも辛いことも自分の中で消化し、表面は穏やかさを保ちます。

龍高星の恋愛傾向

龍高星は自由を好むので、束縛や変化のないことを嫌います。恋愛にもその性質は影響し、ひとりの人と深く仲良くなっても、ずっと一緒に居たいと思うことはありません。刺激的で適度な距離感を保ってくれる人とであれば上手くいきますが、執着心の強い人とはすぐに別れます。

熱しやすく冷めやすいので、すぐに親しい関係になることはありますが、また別の人を見つけることも多々あります。こんな感じで自由にふるまうので、出会った人の心を揺さぶり惹きつけます。とてもモテるタイプです。

龍高星の結婚傾向

龍高星は家庭を持ちたいという欲はほとんどありません。成り行きで結婚することはあっても、自ら結婚に向けて動くことはしないのです。家庭を持っても縛られることはなく、仕事や趣味に全力を注ぎます。出会いも多くなるので、心配性のパートナーは気が気ではありません。

結婚相手は自由でモテるところを理解しつつも、束縛をしない人を選ぶとストレスなく結婚生活を続けていけます。また、本音や将来像を口にしないので、お互いに自立していて、いざというときは自分の力だけで歩いて行ける人とでないと負担を大きく感じてしまいます。

龍高星の仕事傾向

龍高星は創造性に優れているので、作家や芸術家、デザイナー、音楽家など何かを制作していく職に適性があります。ただ、完成形を人に伝えることが得意ではないので、ワンマンか個人プレーで仕事を行うことになります。伝達能力を磨くと、監督業やディレクション業にも活かせます。

また、度胸があるところは外科医やお笑い芸人、海外での仕事、新興ビジネスなど大胆さが必要な職に向いています。常識にとらわれない発想で、職場に新しい価値観をたくさん取り入れていくことでしょう。

龍高星のお金・金運

龍高星は地位や名誉、財などには執着心を持っていません。そういったところを目標とするのではなく、いかに楽しく創造的で自由に活動できるかを重視します。同じ場所に留まらず、飽きたら次のものに興味が移ってしまう性質もあり、金運はそこそこといったところ。

ただ、型破りな行動が功を奏せば思いがけない収入を得ることがあり、全くお金を縁がないという訳ではありません。同じ分野で興味の幅を広げて行くと、その知識を活かして稼ぐことができます。また、忍耐強さを1つのことを続けるところに活かすと、長期的な活動で財を得ることもあります。

龍高星の使命と開運方法は？

龍高星は、誰の意見にもとらわれず開拓者の道を歩むという使命があります。個性的で独創的な思考は周囲に理解されることがほとんどなく、王道の方法を提示されることもよく起こることでしょう。しかし、そこで自分を曲げるのではなく、夢とロマンを追いかけて自身のユニークさをどうしたら活かせるのかを考え続けましょう。

方向性が揺らぎがちなので、常に目的を持って行動することも大事です。大まかな人生の方向性だけ決めてしまいましょう。あらゆる方向に意識が向くかもしれませんが、龍高星のひらめき力があれば、一見関係ないもの同士でも結びつけることができます。その能力を活かすことができれば、ただの放浪者にならずにいられます。

龍高星がある位置別に解説

算命学の陽占法では、生年月日から全8種類の星を割り出します。そしてその星は頭・胸・腹・左手・右手・左肩・左足・右足の8つに割り当てられ、それぞれに異なった意味があり、どこになんの星が入っているかで捉え方が変わります。その人の特徴を見る場合は、頭・右手・胸・左手・腹から判断でき、それぞれの意味を解説していきます。

頭	親・目上の人との関わり方を表す
右手	配偶者との関わり方を表す
胸	その人の本質・価値観を表す
左手	兄弟・友達との関わり方を表す
腹	子供・目下の人との関わり方を表す

	頭［第四命星］	左肩［第三従星］
	親	初年期
右手［第一命星］	胸［中心星］	左手［第三命星］
配偶者	自分自身	兄弟 友達
右足［第一従星］	腹［第二命星］	左足［第二従星］
晩年期	子供	中年期

龍高星が胸［中心星］にある場合

胸に龍高星がある人は、自由な発想ができてアイデアも豊富に湧いてきます。大胆に行動していけるので、浮かんだ考えを実行に移すことにも臆しません。忍耐強いのでひとりで思い悩むことも少なく、じっくり思案するよりは思いついたことにすぐ手を付けたいタイプです。

その大胆さと自由さから、目的や人生の大きな目標を持たないと迷いの多い人生になってしまいます。大成を望むのであれば、早めに大きな指針を掲げて達成に足りないものを揃えて行くようにしましょう。

龍高星が頭［第四命星］にある場合

頭に龍高星がある人は、意識が外に外に向かうタイプで、同じ場所に留まることはありません。どんどん広い世界に羽ばたいていきます。そのため、親や先輩との縁は希薄で援助を受けづらく、自身で道を開拓していかなければなりません。

孤独耐性があるので悲しみにも耐え抜くことはできますが、精神を保つための目的意識や大義名分がないと挫折します。生涯一つのことをやり遂げることを第一の目標とすることで、華々しい成果を得ることができるでしょう。

龍高星が右手［第一命星］にある場合

右手に龍高星がある人は、完全なアウトドア派です。散歩や買い物など外出することが多く、友人や仕事の予定を休日までみっちり入れておきたいタイプです。そのため、家庭にいることは少なく、家族での予定でもない限り家族との関りは薄くなります。同じアウトドア派のパートナーを見つけると、家庭が崩れることなく仲良くやっていけます。

龍高星が左手［第三命星］にある場合

左手に龍高星がある人は、自由気ままなので集団行動には向きません。1対1で遊びに行くことはあっても、集団で遊びに行くことは避けるか、一緒に行った人たちとは離れて別行動をします。友人を振り回すことが多いので、一度遊んで振り回した相手からはあまり2度目の誘いを受けることがありません。

龍高星が腹［第二命星］にある場合

腹に龍高星がある人は、年齢が離れた年下から好かれます。自由きままな割には人を使うことが得意で、部下を能力に適したところに配置したり得意な仕事を任せたりすることができます。そのため、部下がやりがいを感じやすく、慕うようになるのです。

ただ、本音は願望とロマンに生きたい人なので、生き甲斐や目的がなくなれば放浪人生を送ることになります。希望を抱いたら、考えだけでとどめず実行に移して、さらに継続するよう心掛けると良いでしょう。

人体星図の中に龍高星が複数ある場合は？

龍高星が複数ある人は、手広く趣味や仕事を広げるのではなく、1つに絞ることで大成する運を持っています。龍高星が複数あると忍耐力が増し、生涯を通じて同じことに向き合うことができるのです。探求心やひらめき力は、その1つをより輝かせるための方向に使っていきましょう。

恋愛でも同じことが言えます。あまり器用には振舞えないので、長期的な関係を視野に入れてよそ見をしない方が恋愛を楽しめます。

どの星にも良い面や悪い面があるため、自分にどんな傾向があるのかをしっかり理解することで、人生を良い方向に進めていくことができますので、是非しっかりとチェックしてみてくださいね。

龍高星と他の星との相性は？

龍高星と貫索星

貫索星は独立心と信念の強い星です。自由にさせて欲しいところが似ているため、気が合うときのほうが多いのですが、無理やり我を通そうとすることもあって衝突します。

仕事を一緒にする仲になると、干渉し合わないためお互いのやりたいようにやってスムーズに事が運びます。いざお互いの仕事に干渉しようとすると、龍高星の方が動きがはやいため、貫索星はやりづらさを感じるでしょう。

恋愛関係になると、龍高星が世話を焼く側にまわります。貫索星はいろいろと文句を言いながらも、龍高星の話をよく聞いて従うでしょう。

龍高星と石門星

石門星は人付き合いが広く、フランクで明るい星です。龍高星の自由な振る舞いにも寛容です。石門星の仲間意識の強いところを龍高星が尊重することができれば、円満な関係を築けるでしょう。

仕事をする仲になると、石門星は一見柔らかい雰囲気があっても芯がある人であるため、龍高星にとって様々なことを任せられる頼もしい相手となります。

恋愛関係なら、石門星が龍高星を追う形になるでしょう。龍高星は石門星から学ぶことが多く、バランスは良いと言えるでしょう。

龍高星と鳳閣星

鳳閣星は楽しいことが大好きな明るい性格をしています。自由度が高い二人であるため、友人関係として深く理解しつつも適度な距離感を保てれば、良好な関係を維持できます。

仕事をする仲になると、どちらも個人主義が目立って足並みがそろわないことが多いでしょう。お互いのやり方や手順に口を出さない寛容さが求められる関係です。

恋愛関係なら、お互いが強引に自分の意見を通そうとするかもしれません。全く一緒の考えを持てないことを念頭に置いて、違いを楽しんだり、一緒のことがあれば大きく喜んだりすることで、恋愛関係を充実させることができるでしょう。

龍高星と調舒星

調舒星は繊細で細かいことを気にして感情的になることのある星です。龍高星のような自由に飛び回る性質は持っていないため、意見や生き方が交わらないことが多いでしょう。

仕事をする仲になると、龍高星にとっては御しやすい相手ですが、良いように扱いすぎると恨みを買います。調舒星を甘く見ないようにしましょう。

恋愛関係なら、調舒星の繊細さをできるだけ受け入れつつ、自由を模索することが関係維持には必要です。面倒臭さを感じても、話し合いの機会を適宜、設けるようにしましょう。

龍高星と禄存星

禄存星は、お人好しで世話を焼くことができる星です。龍高星の生活をサポートしようと頑張ってくれるかもしれませんが、それを重荷に感じることは多々あるでしょう。

仕事をする仲になると、禄存星のことを褒めたり尊敬していることを伝えたりすると、上手くいく関係です。禄存星は満足度が高いほど、相手のやり方を認めて好きなようにさせてくれます。龍高星の思い通りのやり方を通せるでしょう。

恋愛関係なら、龍高星のわがまま度が上がっていきます。禄存星はたっぷり甘やかせてくれますが、それだけでは関係維持は難しいでしょう。

龍高星と司禄星

司禄星は、保守的で堅実さのある星です。飄々とした龍高星とは、意見が合わないことの方が多いでしょう。相手の生き方を否定せず、尊重し合うようにしましょう。

仕事をする仲なら、龍高星の奇抜な意見は通りにくく、堅実な司禄星の思うとおりにことが進んでいくでしょう。真面目な働きぶりを見せて、信頼を得ることで意見が通りやすくなります。

恋愛関係なら、龍高星がロマンチックなことを語っても司禄星には通用しません。理論的な意見で押されてしまうでしょう。どうしても聞いてほしい意見があれば、じっくり話し合う時間を設けるようにしましょう。

龍高星と車騎星

車騎星は行動力があり、攻めの姿勢でいることがほとんどです。行動のペースが合うため気負うことがなく、距離感もつかず離れずのほどよいラインを保てるでしょう。

仕事をする仲になると、気が合うため意見が通りやすく、車騎星は喜んで龍高星の望みを叶えるために行動を起こしてくれるでしょう。

恋愛関係になると、ためらいなく長所を尊敬し合える二人になります。相手が望むことが手に取るように分かるので、先読みすれば喧嘩をすることもないでしょう。

龍高星と牽牛星

牽牛星は真面目で堅い性格をしています。しかし龍高星の奇抜さには喜んで付き合い、面白がってくれます。龍高星の才能に惹かれ、心を開いてくるでしょう。

仕事をする仲になると、牽牛星は真面目さが増して龍高星の意見を突っぱねることが多くなるでしょう。意欲が認められれば、龍高星が得できるように引き立て役を担ってくれます。

恋愛関係なら、牽牛星のプライドを守りつつ常識を理解する様子を見せれば、何をしても信頼して見守ってくれます。安定した二人になるでしょう。

龍高星と龍高星

龍高星同士は、どちらも自由人で束縛を嫌います。お互いに利害が一致しているため居心地は良いのですが、深い話になると気まずくなってしまうでしょう。

仕事をする仲になると、お互いに負かされている仕事内容や指示を詳しく伝えることをしないため、多少不安感は残る二人になります。ただフィーリングが合うので、ストレスはさほど感じないでしょう。

恋愛関係なら、恋愛初期はお互いの気が合う部分に目が行って楽しくいられますが、時間を重ねると、どちらもわがままが強くなって関係は破綻しやすくなります。

龍高星と玉堂星

玉堂星は少し理屈っぽくて、気難しさを感じることが多いでしょう。無理のない範囲で心を開いてみると、学びの多い相手となります。

仕事をする仲になると、龍高星の個性や特性は理解してくれますが、付き合うことはしません。素直で居れば信頼を向けてくれるため、隠し事をしないように努めましょう。

恋愛関係なら、相手に心のうちや価値観をさらけ出して歩み寄れば、成長し合えるかけがいのない存在となります。相手と分かり合う喜びを感じることができるでしょう。

貫索星	石門星	鳳閣星	調舒星	禄存星
司禄星	車騎星	牽牛星	龍高星	玉堂星

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