「しごでき」とは?

「しごでき」とは「仕事ができる/仕事ができる人」の略語です。職業という意味の仕事ができる人だけに使う言葉ではなく、物事を要領よくこなす人や周囲への気配りが出来ている人に感謝を示すときにも使われます。

例えば、お店の予約をすばやく取ってくれたり、些細な気遣いができたりするような人を指して「しごでき」と言います。

今回は「しごでき」の元ネタや使い方について説明していますので、一緒に詳しく見ていきましょう!



「しごでき」の元ネタは?

「しごでき」の出どころは明確にはなっていません。一説には、ホステスさんなどナイトワークで太客をたくさん持っている人やコミュニケーション能力に長けた人対して使われ始めたといわれています。

今では日常的に使われる「しごでき」ですが、流行し始めたのは2019年頃からです。そこから2022年頃の漫画原作のドラマの中で「しごでき」と使われたことで、SNSを中心に使われるようになっていたといわれています。

「しごでき」の使い方
  1. しごでき(単体)
  2. 「しごでき」を単体で使う場合、感謝を表す言葉としても使われます。
    A「花見の場所押さえられたよ」 B「しごでき」
  3. しごできな
  4. その人の特徴を表す形容詞としても使われます。
    「彼女は良く動くし気もきくし、本当しごできな人なんだよね」
  5. しごできだ
  6. 現在進行形で感じたことやその人の仕事ぶりを評価する際に、以下の例文のような使われ方がされるケースも多いです。
    「Aくんってしごできだね」
「しごでき」な人の特徴
  1. 行動力がある
  2. やらなくてはならない事や依頼されたことを後回しにせず効率よくこなしていく人は、「しごでき」な人の特徴といえるでしょう。「しごでき」な人は、物事を進める際の効率が良く行動力があるのです。
  3. 視野が広い
  4. 気配り上手と言われる人も「しごでき」と評価される人の特徴です。周囲をよく見ながら必要に応じた対応ができる人は、仕事やプライベートでも重宝されますよね。視野が広い人は、どのようなシーンにおいても「しごでき」と評されることが多いです。
  5. 切り替えが早い
  6. 「しごでき」といわれる人は、失敗しても長く引きずることはありません。目標達成のためにさまざまな方法を考えられる人であり、真面目にコツコツ取り組める人でもあります。諦めずにチャレンジできる人が当てはまるでしょう。
  7. 報連相(ほうれんそう)ができる
  8. 報連相とは、「報告・連絡・相談」の頭文字を取ったビジネス用語です。この3つがしっかり出来ていることが、仕事においては非常に大切だといわれているため、何事も報告・連絡・相談がスムーズにできる人は「しごでき」と言えるでしょう。
「しごでき」の言い換え・類義語は?
  1. 有能
  2. 有能とは、才能がありその才を活かして活躍することを指す言葉です。「しごでき」の言い換えにも最適な言葉であり、主に仕事ができる人に対して使われます。コミュニケーション能力や専門スキルを持った人が「有能」にあてはまる傾向にあります。
  3. 腕利き
  4. 腕利きとは、仕事において能力や技術に長けていることをいいます。その分野において人並以上の能力を持った人が当てはまります。例「彼は腕利きの料理人だ」
  5. 敏腕
  6. 敏腕とは、物事の処理をスムーズかつ的確に進める能力を持っていることを指します。「敏腕営業マン」や「敏腕弁護士」など職業と併せて使われることがほとんどです。
「しごでき」の対義語は?
  1. 無能
  2. 無能とは、有能の反対語で才能がないことをいいます。ミスが多い人、知識がない人、行動力がない人、物事を後回しにしてしまう人などに使われます。まさに「しごでき」の対義語ですね。
  3. 不器用
  4. 不器用とは、手際が悪いことを指す言葉です。たとえば、手先が器用ではないことや行動を起こすタイミングが悪い人に対して使われます。
  5. 非力
  6. 非力とは、握力などの力がないことや仕事の実力がないことを指す言葉です。後者の意味が「しごでき」の対義語とぢて当てはまります。
まとめ

「しごでき」は誰かを褒めるときに使うポジティブな言葉です。マイナスな意味はないので、気兼ねなく使っていきましょう。ぜひ皆さんも「しごでき」目指してみてくださいね。

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