隠者≪The Hermit≫の意味
どこか人目や社会から目を背けるような、一人孤独に自分の内面と向き合っているような印象を持つ「隠者」のカード。
手に持っているランタンに描かれている六芒星の光は、真理へと導くものだとされており、人間の本質とは外部ではなく内面にこそあるのだと示しています。
隠者≪The Hermit≫絵柄の意味
絵柄 | 意味 |
老人 |
マントを着ている男性は、悟りの境地に達した精神性の高い賢者です。また、年長者特有の経験の豊かさも意味します。
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マント |
老人の着ているマントは、俗世から隔離された世界を表し、孤独なまま探求にいそしむことを意味します。
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ランプ |
老人が右手に持っているランプは、叡智やインスピレーションを意味します。
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杖 |
老人が左手に持っている杖は、経験や知恵を伝える権威のある人、指導者を意味します。
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隠者≪The Hermit≫の基本解釈
- Key Word: 探求
自分と向き合う行為は、過去や自分自身を振り返る尊いもの。これから歩むべき道についても考えるきっかけになります。ただし一方で、主観的な意識に囚われたり、先入観、偏見の原因になることも。あなたが今、どちらの意味で自分自身を掘り下げているのか、「正逆」で判断していきましょう。
正位置 | 意味 |
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- 求道者
- 尊敬のまなざし
- 安らかな気持ち
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心穏やかに自分自身としっかりと向き合えている状態を表しています。その姿は、さも「すべて後に通ずる人」「悟りを開いた人」「修行僧のような雰囲気」を周囲に与えているようです。しだいに、ただひたすらに理想を追う求道者のあなたに、教えを乞いたいと願う人たちが出てくるでしょう。
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逆位置 | 意味 |
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- 現実逃避
- 自分から心を閉ざす
- 身の程知らずな目標
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目の前の問題に向き合わず、現実逃避に走っている様子をあらわします。過去の自分の栄光にすがったり、ハードルの高すぎる目標を立ててしまっていませんか?また、自分の殻に閉じこもり、「理解者などいない」と自分から孤独に向かっているようです。
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隠者≪The Hermit≫の状況別解釈
状況 |
正位置 |
逆位置 |
今 |
現状維持/一人の時間を優先したい/学びを吸収する時 |
過去の思い出に浸る/世間離れしている/停滞した運気 |
相手の気持ち |
自分と他人を分けて考える/理解されない苦しみ/一人になりたい |
世間体を気にする/孤独感に悩まされる/本音と向き合えていない |
問題の原因 |
考えすぎて迷走/こだわりが強い/人間不信/不完全燃焼 |
現実逃避に走る/他人の意見の真似ばかりする/理想化が激しい |
未来 |
平穏な日々が続く/トラブルの鎮静化/旅に出る/良き相談相手の出現 |
再チャレンジ/自閉的になる/過去の人との再会/現実から目をそらす |
アドバイス |
人に相談する/過去の経験にヒント/考える時間をしっかりとる |
諦めることも時には必要/自暴自棄にならない/過去に囚われない |
恋愛 |
年上の相手/長い片想い/成長させてくれる大人の人 |
過去の相手を求める/妄想に走る/恋愛の良さを再確認 |
仕事 |
リーダーシップをとる/ベテラン/専門的になる/充実した日々 |
社会不適合/無職/他人の意見に耳を貸さない/他人を卑下する |
対人 |
良き相談相手/オタク気質/幼馴染/細く長い付き合い |
気難しい相手/内向的/居心地が悪い関係 |
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