
女司祭≪The High Priestess≫の意味
このカードに描かれている人物は「女司祭」と呼ばれ、清廉かつ高貴、そして聡明な女性です。
また、彼女の両脇にある白と黒の柱は、「男女」「光と闇」「意識と無意識」といった、相反するものの象徴を表しています。ですので、カード全体としては、高潔さゆえの緊張感や厳しさなどの意味もあります。
女司祭≪The High Priestess≫絵柄の意味
絵柄 | 意味 |
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衣服 | 女司祭が身にまとっている青い衣服は、清純さや神秘性、清らかな心、慈愛を意味します。 |
巻物 | 女司祭が手に持っている巻物は、ユダヤ教の律法書であり、知性や知識、神からの啓示の象徴といわれています。 |
2本の柱 | 白と黒の2本の柱は、「魂と肉体」「天と地」「光と闇」など物事の裏と表、相反するもの同士、二元論、バランスを意味します。 |
タペストリー | 女司祭の後ろに飾られているタペストリーは、描かれているザクロとヤシの木が処女性を象徴しています。 |
三日月 | 女司祭の足元にある三日月は、感受性や神秘性、不安定さを意味します。 |
女司祭≪The High Priestess≫の基本解釈
- Key Word: 精神性
このカードが示すのは、「精神性の豊かさ」。何事も熱心に取り組む女司祭は、常に高い理想や目標を持って行動します。さらに、それを叶えるためには何をすべきかを冷静に見極める力も持っています。 今、あなたが持つ夢に向けてどう立ち回るのかを「正逆」で判断していきましょう。
正位置 | 意味 |
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誇り高き知性と理性を持ち、どんなささいなことでも決してズルやごまかしなどをしない真面目さがあります。人間関係でも人を見た目で判断することもなく、何かに依存したり囚われすぎることもありません。 ただし一方で、感受性が豊かな部分があるため、人一倍傷つきやすい性質を持っているかもしれません。 |
逆位置 | 意味 |
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誰よりも清く正しく美しい「女司祭」。それゆえに世間や人が持つ、曖昧さやグレーゾーン的な部分をどうしても許せない頑固さが、時として仇となりそうです。 正論こそが全てだと捉えているため、そういった状況に遭遇すると徹底的に批判をすることも。世の中の美しくない部分を受け入れられず、徐々に相手のダメな部分や嫌な面ばかり注目してしまうでしょう。 |
女司祭≪The High Priestess≫の状況別解釈
状況 | 正位置 | 逆位置 |
今 | 厳しい生活/直感と洞察力が冴える/発展途上中 | ストレスフルな環境/経験不足/他者との間に距離がある |
相手の気持ち | ストイック/白黒はっきりしたい/強い憧れ/緊張感 | 精神の未熟/ヒステリック/強い拒絶と批判/視野の狭さ |
問題の原因 | 柔軟性に欠ける/人を寄せ付けないオーラ/理性的/クールな雰囲気 | 知ったような口ぶり/前時代的/人の意見に耳を貸さない |
未来 | 大事なことに気付くチャンスの訪れ/生まれ変わる/トラブルを事前に察する | 極端な行動に出る/孤立してしまう/ストレスがたまりやすくなる |
アドバイス | 自分自身を律する/生活習慣の見直し/基本や初心に立ち返る | ストレス発散/感情のコントロール/長所も短所も受け入れる |
恋愛 | 片想い/プラトニックな関係/恋愛経験の浅さ | 嫉妬/相手への不安と猜疑/口論になりやすい/新規質になりやすい |
仕事 | キャリアウーマン/資格取得/隙やミスがない | 実力不足/ストレスフルな職場/人間関係に悩まされる |
対人 | 甘え下手/繊細な心の持ち主/ハッキリしたがる | 些細なことでイライラ/潔癖症/メンタルに余裕がない |
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