四柱推命|戊(つちのえ)の特徴は?十二支との組み合わせも徹底解説! 

戊(つちのえ)の特徴

キーワード

保守的、剛気、寛大、責任、信頼、口の堅さ、堅固

戊(つちのえ)は、四柱推命で用いられる十干(じっかん)の一番目にあたる要素です。五行では「土」、陰陽では「陽」にあたる性質を持っています。保守的や堅実などのキーワードを持っています。

戊(つちのえ)の性格

戊は、大きな山や岩石などから連想されるような性格の持ち主です。寛容で落ち着いており、芯の強さを持っています。面倒見がよく思いやりもあるので、多くの人から慕われ頼りにされるリーダーとして担がれることもあります。

とても慎重派で、確実な方法や安心感のある道を選ぶ傾向があります。不動の山のように、腰が重く即決即行動が取れないことも多々あります。ただし、春夏生まれは活発さがあるので、安心感さえ感じられれば、一人で人や趣味などを開拓することができます。もしくは、命式に丙があると行動力が高まります。

戊(つちのえ)の強みと弱み

戊の強みは、どっしりと構えた安定感です。慎重に確実な方法を選択することができるので安心感があり、誠実でもあるので人格者となる傾向があります。その点で、多くの人から信頼され頼りにされることが多く、人としての評価も高めになります。知識や考え方の幅を広げることでその信頼は増し、より安定した地位や評価を得られるでしょう。

戊の弱みは、生真面目すぎるところです。正しさや大事にしている信念に沿わないことには、大きな抵抗感を感じるので、適当な人への当たりが強くなることがあります。その真面目さがあるが故の信頼ではありますが、一直線に要求を通そうとしても上手く行かないことはあります。清濁併せ呑む器量を身に付けることで、より戊の飛躍に繋がっていくでしょう。

戊(つちのえ)の金運

後輩にご飯をごちそうしたり、友人のためのパーティーを開いたり、人間関係に使うお金は惜しまないのが戊です。

お金は使うものという思考なのでコツコツ貯めるというよりは人のために使います。不思議なことにその分使ったお金が自分に返ってくるので特に損した気持ちにもなりません。多くの人から慕われる性格のため、太い人脈が築かれてビジネスチャンスや良縁が巡ってくるのも戊の特徴です。

戊(つちのえ)の恋愛

誰とでも仲良くできるタイプでおしゃれな戊は人を惹きつける魅力を持っています。異性からの好意を向けられることが多く、基本的にはどのようなタイプでも受け入れられます。ですが、甘えることは少し苦手なようで、なかなか甘えないあなたが甘えると相手が喜ぶということも。

誠実さと包容力が魅力の戊なので、遊びの恋や不誠実な交際は向いていません。連絡が取れなかったり あなたを大切にしてくれない相手とは会わないことが吉です。自分と同じ、誠実さと信頼を感じる相手を選んだ方が長く続く関係を保つことができるでしょう。

戊(つちのえ)と好相性の十干

十干同士で見たときに相性が良いと言われているのは「丙」「丁」「癸」です。ではそれぞれの関係性がどのようなものになるか見ていきましょう。

好相性

丙/ 丁/ 癸

  1. 丙/ 丁

戊と相性の良い十干は、火の性質を持つ「丙(ひのえ)」と「丁(ひのと)」です。土が生まれるためには、五行では火は木を燃やし、灰(土)を生じるとといわれています。このいわれから、「土」にとって「火」は相性が良いといえます。一緒にいて過ごしやすい関係になります。

丙との関係は、全体的に見れば、戊が愛情をたっぷりと受け取る側になります。ただ夏生まれの戊は、丙の愛に重さを感じやすく、戊自身の愛も試されるような関係になります。冬生まれの戊であれば、穏やかさのある丙との縁があります。

丁との関係は、全体的に見れば、誠実で穏やかなやり取りをする間柄になります。ただ夏生まれの戊は、丁の優しくて穏やかな面と同時に、じめじめとした意地の悪い面が見えやすくなります。冬生まれの戊は、頼りがいのある丁との縁があります。

また、水の性質を持つ「癸」とは、お互いに求め合う関係となるため、相性が良いと言えます。癸も陽の性質を持っていて、戊の気の強さに負けることはなく、なおかつ水という落ち着いた性質の持ち主でもあるため、気性を荒げることなく関わっていける間柄になります。

戊(つちのえ)と悪相性の十干

十干同士で見たときに相性が悪いと言われているのは「甲」「乙」「庚」「辛」です。ではそれぞれの関係性がどのようなものになるか見ていきましょう。

悪相性

甲/ 乙/ 庚/ 辛

  1. 乙/ 甲

戊は、木の性質を持つ「乙」と「甲」とも相性が良くありません。木は土に根を張り成長することから、戊は乙と甲から欠かせない存在として求められますが、その分、気力や体力を持っていかれやすい関係にもなります。

甲との関係は、お互いに波長が合うと感じやすい2人ではありますが、甲のほうが戊より活発なので、甲が戊の世話を焼いているつもりで振り回しているということが起きます。

乙との関係は、戊が乙の柔らかさを頼りなく思ってはっぱをかけますが、それが乙にとっては負担になるので、お互いに相手の存在がプレッシャーとなる関係性になります。

  1. 庚/ 辛

戊と相性の悪いのは金の性質を持つ「庚」と「辛」です。金は土から取り出すことができることから、金は土に弱い関係になりやすいので気を付けましょう。

庚との関係は、チャレンジングな庚に戊がサポートする形で関わり合い、周囲を動かすエネルギー源となる2人になります。ただ、その協力体制は周囲を振り回したり、勢いだけで実にならなかったりしやすい関係となります。

辛との関係は、戊の気づかいで成り立つ関係で、戊は辛の品の良さに惹かれますが、長くいるほど疲れます。また、戊から見ると辛はか弱い存在に見えますが、辛はしっかりとした芯の持ち主なので、世話を焼こうとしても空回りで終わることが多々あります。

戊(つちのえ)十二支の組み合わせでみる性格
  1. 戊辰(つちのえたつ)

人あたりが良く寛容で前向きな思考を持っています。一度決めたことは最後までやり遂げる芯の強さも持ってるため、大きな壁や困難な問題に当たっても、簡単には諦めたりはしません。目標を決めたら、努力を惜しまずにやり遂げるタフな精神を持っています。

また、柔らかく穏やかな雰囲気で誰とでも仲良くなれるため、初対面でも話しやすいと評価されることも多いでしょう。そのため、戊辰の周りにはたくさんの人が集まってきます。

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  1. 戊寅(つちのえとら)

上品で表裏がなく、素直な性格を持っています。他人に媚びることが苦手でお世辞が言えないプライドが高い一面もありますが、その素直さから信頼感が生まれ、太い人脈形成ができます。

そのため、コツコツと目標に進み確実に達成することができます。事前に準備をしてから行動を起こすので、効率よく物事を進め、時間がかかる様な大きな目標でも着実に達成に繋げます。チームで何かを決める際には周囲の意見も大切にしているため、好感を持たれています。

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  1. 戊子(つちのえね)

プライドが高く、感情に波があるタイプです。知識は豊富ですが、感情に左右され、感覚で行動してしまうこともしばしば。失敗しても、その経験を活かし成果につなげることが得意です。また、戊子はまれに見る”強運”を持っている干支だと言われています。そのため、仕事運や財運、金運などあらゆる運に恵まれていて、幸運を掴み取りやすい干支だともいわれています。

ですが、その一方で些細なミスにより、取り返しのつかない大問題に発展する可能性もあるので、大きな仕事や新しいことにチャレンジする時は入念に計画を立てましょう。

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  1. 戊戌(つちのえいぬ)

戊戌はプライドが高く常に高みを目指し、そのために努力を重ねていくことができます。表向きは地味に見えても、とてもプライドが高い人です。タフな精神力やしっかりとした芯を持っており、努力を積み重ね目標を達成します。そのため大器晩成型のタイプといえます。目指しているところが高いため、ハングリー精神も旺盛です。

相手が上司であれ恐れずに自分の意見を言うことができます。真面目で堅実なため、後輩に対してはとても面倒見が良く、大切にします。

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  1. 戊申(つちのえさる)

正義感が強く、弱いものに優しいといわれています。頭の回転も早いため、難題もさらっと切り抜けるセンスがあります。自らが進んで物事を変えるというよりは、流れには逆らわず見守るタイプ。周りの状況を見ながら、自分のスタイルを築く事ができます。

マイペースではありますが、その寛容さから人から信頼されて、混乱を収める才能を持ち合わせています。のんびりとしている様に見えますが自分の意見をしっかり持っており、周囲からの信頼も厚い傾向にあります。

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  1. 戊午(つちのえうま)

一見穏やかで大らかなイメージを持たれる戊午。しかし内に熱い闘争心を持ち、負けず嫌いな一面があります。落ち着いているようではありますが自分のスタイルを優先させ、とても鋭い感覚を持ちます。

戊午の人は何事にも動じないので、どんな状況に立たされても落ち着いた対応ができます。そのどっしりとした様子から周囲に頼られるリーダー的人物になる傾向があります。また、困っている人がいると放っておけない性分なので自分の損得を考えずに助け、周りの人の信頼を得ることができます。

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