四柱推命「戊申(つちのえさる)」の特徴・性格・運勢・相性・有名人

戊申(つちのえさる／ぼしん)とは、四柱推命において用いられる十干「戊(つちのえ)」と十二支「申(さる)」を合わせた干支です。年・月・日を表わす暦でもあり、性格や運勢を表わす要素でもあります。

戊申を持つ人は、暑さと寒さが交互に訪れる秋はじめの山のように、温かみのある親しみやすさとハキハキとしたかっこよさを感じさせる雰囲気をしています。そして戊申を持つ人は、俯瞰で物事を見る力に優れていて、状況も自分のことも客観視することができます。そのため場の調整役や後処理役いなることが多く、頼りがいがあります。また、人との距離感を保つことも上手く、本当は寂しがり屋ですが、過度に人に近づいたり甘えたりということがありません。

それでは、詳しく戊申の性格や運勢について見ていきましょう。

戊申の性質は？

戊申は「戊」の山の土の性質と「申」の初秋の金の性質の両方を持っています。それぞれの性質を見ていきましょう。

1. 戊

戊は十干のひとつで、陰陽五行説では「土」と「陽」の性質を持っています。つまり戊は、どっしりと構えた大きな山のように、不動の安心感の象徴です。

そのため戊を持つ人は、普段から心が安定していて、苦境に立たされても焦りを見せない余裕感があります。少し頑固なところはありますが、とても落ち着いていて誠実です。

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四柱推命｜戊（つちのえ）の特徴は？十二支との組み合わせも徹底解説！　

2023.12.15

戊は大きな山や岩石などをイメージする「土」の性質を持っています。寛容で落ち着いており、芯の強さを持っています。面倒見がよく、思いやりもあるので多くの人から慕われるリーダーの一面を持っています。...
2. 申

申は十二支のひとつで、陰陽五行説では「金」と「陽」、季節は初秋（8月）、時間は15時～17時などの性質を持っています。

申を持つ人は、積極性やチャレンジ精神のあるフットワークの軽い性格をしています。なので柔軟性はありますが、自分のペースで動く方が気楽で、人に合わせるのは苦手です、ただ愛嬌があるので、自由にふるまっていてもひどく嫌われることはありません。

戊申の性格

1. 底力のある野心家
戊申を持つ人は、気さくで優しい包容力のある人です。平和主義で、その場を丸く収めることが得意です。気遣い上手かつサービス精神が豊富で、誰に対しても分け隔てなく接することができます。誰に対しても同じように接し続けることができるということは、踏み込みすぎてくる人の対処も上手いということであり、上司やリーダーに向いているということでもあります。
2. 素直でストレート
戊申を持つ人は、自制心が強く人前ではきりっとした態度を貫きます。しかし一度一人になる時間があると、だらっと脱力して、人と居るときの様子とは違う面を見せます。普段は気遣い上手で視野の広い人ですが、人から見られないところは適当でもさほど気にしません。
3. 刺激追求型
戊申を持つ人は、人当たりがよく気を抜けるところは抜きますが、厳しさや頑固さなどの強い面も持っていて、神経質さを発揮することがあります。負けず嫌いで人と張り合うこともあります。警戒心も強く最後の詰めもきっちり詰めて、粗を見せません。メリハリがしっかりしている人なのです。
4. 感受性が鋭い
戊申を持つ人は、俯瞰で見る力と直感力に優れているため、目先の事だけにとらわれず、今これをすれば将来こうなるだろうという予測を立てて動きます。人の考えを見抜いたり感情を察したりすることも得意です。これは感受性が強いということでもあり、芸術的な才も持っています。
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戊申の男女別の性格

1. 「戊申女性」の性格

戊申を持つ女性は、先を見越して動くしっかり者です。面倒見が良く、自分も含めて客観的な視点で物事を判断するため、若いころから大人っぽい印象を与える人が多いでしょう。感情的になることは少なく、心が揺さぶられたときほど冷静に対処します。

多少せっかちなところもあるため、親しくする人は、本人と同じようにしっかり者で面倒見の良いタイプになる傾向があります。世話ばかり焼く相手は、面倒臭くなって少しづつ離れていきます。

2. 「戊申男性」の性格

戊申を持つ男性は、穏やかさの中に情熱を秘めた芯のある人です。しっかりとした考えを持っていて、達観しているような冷静な受け答えをします。その一方で、感情がわっと溢れ出て負けず嫌いの面を見せることもあります。

ツボさえおさえておけば難しい相手ではないのですが、とっつきにくさを感じる人は多いでしょう。サービス精神を見せているときが、親しくなりやすいタイミングです。

戊申は異常干支？

戊申は異常干支ではありません。

異常干支とは、六十干支のうち13干支が該当する、強い個性や非凡の能力を持った干支のことをいいます。異常干支は、霊感や先を読む力、自由な感性などに優れているといわれています。

戊申は異常干支ではありませんが、瞬時の対応力や改革が得意であるため、新しいことを始める開拓者のような凄みを感じさせます。気遣いもできる頼りがいのあるリーダータイプです。

戊申の運勢

戊申の恋愛や仕事の運勢について解説していきます。命式によってはここでお伝えする運勢通りにはならないこともありますので、気になる方はぜひ命式を作って詳しく運勢を見てみてくださいね。

恋愛運

戊申を持つ人は、寂しがり屋なところがあるため、できるだけ時間を共有してくれる相手を恋愛相手として好む傾向があります。ただ人との距離感の保ち方は上手く、面倒見も良いため、甘えてばかりにはなりません。ただ好きな相手と、色んなものを共有したいという思いが強いというだけです。

結婚運

戊申を持つ人は、積極性があり好きな人とはずっと一緒にいたいという思いが強いため、結婚の話もスムーズに進みます。ただ、相手次第では離婚も早く、そのあとの再婚の機会も早くに訪れます。共に趣味や家族の行事を楽しんでくれる家庭的な人を選ぶことが、長続きの秘訣です。

仕事運・適職

戊申を持つ人は、人をまとめたり予定を管理する手腕があります。視野が広いことも、先を見て動くことも、人の気持ちを察することができる力も、まとめ役になることで最大限活かすことができます。ただいきなり高いポジションについてまとめ役をするというのは難しいため、初めから人に指示を出す仕事に就くか、コツコツと下積みを重ねていくと良いでしょう。

金運

戊申を持つ人は、生涯食べることに苦労しない金運の持ち主です。仕事でも早くから注目を浴び、安定的な生活をすぐに手に入れることができます。そのため下積み時代は経験しても、早々に終わりを迎えます。また、家庭的な人であるため、お金の管理も上手でそつがありません。

健康運

戊申を持つ人は、精神面に負担がかかりやすい性質を持っているため、まず心が不安定になって体に影響が出るタイプです。人のために無理をして体を壊すこともあるため、一人の時間を設けて、心身ともにリセットする機会をたくさん作った方が良いでしょう。

戊申とほかの六十干支との相性

1. 相性の良い六十干支「癸巳」「庚子」
癸巳は、ピュアで個性的な持続力のある人です。同じような個性的な面々に助けられらやすいという運を持っているため、戊申もその一員として関わりを持つことが多いでしょう。ピュアとはいえ、考え方はしっかりしているため、戊申は安心して付き合うことができるでしょう。 庚子は、人当たりが良く計画性のある人です。心配性なところがあり、事前準備をしっかりと行いたいしっかり者です。戊申と同じように先を見て行動するため、焦ったり心配したりということがなく、気楽に付き合うことができます。
2. 相性の悪い六十干支「丙寅」「乙亥」
丙寅は、フレンドリーで素直な人です。バランス感覚があり、器用な人でもあるため多才です。ただ丙寅は感覚的な判断をすることが多く、戊申はもう少し先を見て行動して欲しいとやきもきすることがあるでしょう。 乙亥は、処世術に長けた勢いのある人です。繊細で打たれ弱いところがあったり、衝動的であったりすることがあり、戊申は乙亥の振る舞いが気が気でありません。安心感のある関係とは程遠いでしょう。

戊申の有名人

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